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介護技術3−20回

出題基準別 介護技術過去問題 (第23回用に再編集しアップします)

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1 コミュニケーションに関する問題を集めました

問題
1 介護従事者は,言葉かけやスキンシップなどのコミュニケーションにより,良い人間関係づくりに努力する。
2 利用者のニードは,行動や表情から把握できるので,本人から話してもらわなくても理解できる。
3 介護従事者と利用者との共感は,コミュニケーションの基本である。

4 利用者の生活歴や生活習慣を考えるよりも,疾病や障害に重きを置いたコミュニケーションの在り方を考える。

5 傾聴には,相互の円滑な対話関係が必要である。したがって,痴呆性老人や言語障害者に対しては,傾聴による心理的効果は期待できない。

6 傾聴ということには,話し手が他者を批判することまでも聴くことを含んではいない。

7 「洞察」や「心理的支持」を期待するコミュニケーションは,特別の場所と時間を取って行うべきである。

8 共感は,傾聴から生ずるものであるが,その人の心身の状態や生活の状況を知ることによって,より深い共感が得られる。

9 共感は,利用者の立場に立って共に感ずるのであるから,その人の生きていく努力に対して尊敬の念を感ずるのは共感ではない。

10 共感とは,利用者と共に感じ,その人と同じように物事を理解しようとする態度をいう。

11 受容とは,利用者の気持ちを,純粋に,あるがままに受け入れ理解する態度をいう。

12 マッサージによるスキンシップによって,利用者は元気づけられ,自立への動機づけになることもある。

13 利用者は,話を聞いてくれる人によって,心の安定を得ることができ,自分を見つめ直すことも少なくない。

14 介護を必要としない老人には,傾聴あるいは受容の原理は適用されない。

15 利用者と介護従事者との相互の信頼関係を形成するために、介護従事者は相手を知ろうとする前に,自分のことを知らせる必要があるので自分の生活史を詳しく語る。

16 利用者と介護従事者との相互の信頼関係の形成を進めるために、言葉によるコミュニケーションだけでは事実を十分に知ることができないので,まず利用者の行動を観察することから始める。

17 利用者と介護従事者との相互の信頼関係の形成に関しては、利用者の緊張を和らげ,親近感をもってもらうために,「です,ます調」の会話を避け,友人と話すような口調にする。

18 利用者と介護従事者との相互の信頼関係を形成するために、利用者に対する先入観を持たないように,本人と面接するまでは記録や書類には目をとおさないようにする。

19 利用者と介護従事者との相互の信頼関係の形成を図るために、介護従事者は簡潔な自己紹介をした上で,利用者がどのような生活を送りたいかを聞く。

20 高齢者のコミュニケーションで信頼関係を築くためには,まず傾聴することが必要である。

21 高齢者のコミュニケーションで、利用者が事実と異なった話をしたときは,その都度誤りを訂正する。

22 共感とは,相手に対する同情である。

23 高齢者のコミュニケーションの中で、「なぜ」「どうして」という問いかけは,利用者を混乱に追い込むことがある。

24 介護援助におけるコミュニケーションでは、介護従事者は,家族や利用者から,事実を聞き出すことを優先する。

25 介護援助におけるコミュニケーションで、「傾聴」とは,話の内容を漏らさずよく聞くことであり,利用者がどのような感情を抱いているかは関係ない。

26 介護援助におけるコミュニケーションでは、介護従事者が利用者に向ける身体の向け方や視線も,コミュニケーションの重要な要素である。

27 介護援助におけるコミュニケーションでは、「はい」「いいえ」でしか答えられない質問は,利用者の言いたいことを制限し,介護従事者主導の展開になりがちである。

28 聞き取りにくい話し方をする脳性麻痺者とのコミュニケーションは,介護従事者が一方的に話を進める方がよい。

29 傾聴する場合は,利用者の感情面の訴えを理解するよりも,利用者の客観的事実を正確に把握することが大切である。

30 利用者の表情や視線は,利用者のメッセージであり,コミュニケーションでの重要な要素である。

31 構音障害のある人とのコミュニケーションでは,返事をすることに負担を感じるので,あまり話しかけない方がよい。

32 介護従事者と利用者のコミュニケーションでは、介護従事者が利用者に関心を持っていることを示すには,聞いているという姿勢を示すことや視線を適切に合わせることも大切である。

33 介護従事者と利用者のコミュニケーションでは、介護従事者は,共感の態度を示すために,「ああそうですか」とか「なるほど」などの短い応答を用いてはならない。

34 介護従事者と利用者のコミュニケーションの方法としては,利用者の発する言葉がすべてであり,言葉を正確にとらえる必要がある。

35 介護従事者と利用者のコミュニケーションでは、利用者に質問をするときには,尋問のような話し方にならないよう注意する。

36: 介護におけるコミュニケーションでは、その人の思いを引き出すためには,「はい」「いいえ」で簡単に答えられる質問が効果的である。

37: 介護におけるコミュニケーションでは、対面することによって,生活状況や心身の状態の把握が,より深く適切なものとなる。

38: 介護におけるコミュニケーションで、「傾聴」とは,相手の訴えを漏らさず聞き,客観的に事実を把握することに主眼がある。

39 介護におけるコミュニケーションで表情,動作,視線などは,コミュニケーションの重要な要素である。

40 傾聴の主な目的は,個人の詳細な情報を集めることにある。

41 共感とは,相手の気持ちに心を寄せて,共に感じ,相手の見方を理解しようとすることである。

42 コミュニケーションをとるためには,相手を安心させることが必要であり,優しく接することが重要である。

43 コミュニケーション技法では,質問することも重要なポイントであるが,質問に答えるかどうかは,相手が決めるということを念頭に置いておく必要がある。

44 介護でのコミュニケーションでは、相手に関心を持っていることを示すには,誠実な態度で相手の方へ少し体を傾ける姿勢などが好ましい。

45 介護でのコミュニケーションで共感的理解のためには,相手の話したくない部分も含めて聞き出すようにする。

46 介護でのコミュニケーションでは相手の話の腰を折らず,じっくり耳を傾けて聴く。

47 介護でのコミュニケーションでは、メッセージの伝達経路には,言語的チャンネルと非言語的チャンネルがあり,非言語的チャンネルがより多くを占めるといわれる。

48 高齢者の住宅で、車いすを利用している場合、トイレ内の横手すりはアームレストの高さに設置する。(第20回)
49 高齢者の住宅の階段の手すりは、階段の手前30cm以上の余裕をみて取り付ける。(第20回)
50 高齢者の住宅の手すりの太さは、軽く握って親指と中指の先が触れる程度がよい。(第20回)
51 高齢者の住宅の手すりの先端部は、湾曲していないものがよい。(第20回)

 

解答

1:○

2:×本人の話を聞かずして理解は不可能

3:○

4:×これから介護を進めるという段階では生活歴や生活習慣をまず考えてコミュニケーションを図った方がいいですね。疾病などはその後にしましょう

5:×いいえ、認知症であろうが、言語障害者であろうが傾聴は大切なこと・・ちゃんと通じますから

6:×どのような内容の話であっても丁寧に聞きましょう

7:×場所なんかどこでもいいんですよ〜リラックスできる場所であればどこでもok

8:○

9:×生き方に尊敬するのも共感のうちです

10:○

11:○

12:○

13:○

14:×介護を必要としないお年寄りでも、傾聴や受容の原理は適用される。

15:×15〜19までの問題に関してはコメントつけませんが、問題をといてカンを養いましょう

16:×同上

17:×同上

18:×同上

19:○

20:○

21:×その都度訂正するのでは自尊心を傷つけてしまいます。優しく確認する・・そういう態度が必要です。

22:×同情では上下関係が出来ちゃうでしょ・・対等の立場で同じ気持ちを感じあうことです

23:○

24:×そのようなコミュニケーションのとりかただと尋問になってしまいます

25:×漏らさず聞くことではなく、一生懸命聞く態度が必要です。また利用者さんがどのような感情をいただいているのかを常に意識してコミュニケーションをとることが大事です。

26:○

27:○

28:×介護者は相手のペースに合わせてコミュニケーションをとるというのが原則ですね。

29:×傾聴する場合には感情面の訴えをしっかり聞いて理解することが相手に気持ちが伝わるのだと思います。

30:○

31:×負担をかけるというのは勝手な思いこみかな

32:○

33:×コミュニケーションの場では適切に,「ああそうですか」とか「なるほど」といった応答は必要ですね。

34:×利用者さんの発する言葉の裏に隠されている意志があるときがあります。言葉以外にも相手の表情からいろんな情報を察することも大事になります。

35:○

36:×思い出を引きだすような場面では「はい」「いいえ」で簡単に答えられる質問では不十分ですね。自由に語ってもらう工夫も大事になります。

37:○

38:×傾聴とは相手の話をそのまま全て受け止めて聴くことだけでなく、相手がより多くのことを話せるように、また話している間に自分なりに悩みや不安の整理が付くように助けることです。この時、相手を否定したり、自分の意見を押し付けたりせず、自分の持つ価値観で相手を判断しないようにしなければなりません。

39:○

40:×傾聴とは相手の話をそのまま全て受け止めて聴くことだけでなく、相手がより多くのことを話せるように、また話している間に自分なりに悩みや不安の整理が付くように助けることです。この時、相手を否定したり、自分の意見を押し付けたりせず、自分の持つ価値観で相手を判断しないようにしなければなりません。

41:○

42:○

43:○

44:○

45:×相手の話したくない部分まで聞き出したりしては共感などえられませんね。

46:○

47:○
48:○これについて同じ高さよりも少し上が使いやすいのでは?という意見もありましたが・・横手すりは、車いすのアームレストの高さに合わせるのが一番いいです。(図参照)
49:○これに関する資料を見つけることができませんでしたが、このまま記憶してください。見つけることができたら補足したいと思います。(忘れたりして(^^;)
50:○これも、このまま記憶することにしましょう。
51:×手すりの先端部は湾曲していたほうが捕まったときに安定しやすいですね。

2 居住環境に関する問題を集めました

 

問題

1 老人の居住環境については、静かな暮らしを好むので,出入りの多い1階よりも2階の方が適している。

2 ねたきり老人の居室の広さは,寝床にいて,すべてのものが手にとどくほうがよく,狭いほうがよい。

3 老人の居住環境で、便器は障害部位に関係なく和式よりも洋式の方がよい。

4 居住環境は,利用者の疾病や障害の種類とその程度に基づいて改善する。

5 老人は今までの生活習慣にあった居住環境よりも設備の整った場所へ転居すべきである。

6 片まひなどがあり,歩行に障害のある利用者の居室は,掃除のしやすい板張りが適している。

7 片まひなどがあり,歩行に障害のある利用者の浴室の床面は,大きなタイルにするとよい。

8 片まひなどがあり,歩行に障害のある利用者の便器は,和式便器の方が適している。

9 片まひなどがあり,歩行に障害のある利用者のトイレのノブの種類は,利用者の動作機能を配慮して選択する。

10 片まひなどがあり,歩行に障害のある利用者の台所は,ファッション性を最も重視する。

11 高齢者や障害者の居室は,利用者の移動時の安全を確保するために,毛足の長いじゅうたんを敷きつめるのがよい。

12 高齢者や障害者のベッドの高さは,利用者が安全に昇降できるように,座位をとったときに足底が床につく程度が適当である。

13 高齢者や障害者の浴室は,高温多湿になりやすいので,使用後には清掃と換気を必ず実施して細菌の繁殖を予防する。

14 高齢者や障害者のトイレの出入口は,引き戸よりも開き戸がよい。

15 和式トイレは,腹圧が加わり排便しやすいため,高齢者に最も適している。

16 浴室のドアは,「内開き」よりも「引き戸」が望ましい。

17 部屋を冷房する場合の温度は,外気との温度差を5℃以内にすることが望ましい。

18 肌着は汚れが目立たなくても,毎日着替えることが望ましい。

19 在宅高齢者の居室は、家族と交流しやすい場所がよい。

20 在宅高齢者の部屋を冷房する場合、外気の温度によって、こまめに温度を調整することが望ましい。

21 在宅高齢者のトイレの手すりは、狭くなるのでつけない方がよい。

22 在宅高齢者の浴室の戸は、開き戸の場合、外側に開くものが望ましい。

 

解答

1:×安全面を考慮してもお年寄りは2階よりも一階のほうがいいですね。それにお年寄りが静かな暮らしを好むというのは一方的な思いこみです。

2:×手の届く範囲に物を置いておく生活は生活感の喪失につながります。必要なところに物が置かれていて、また必要な部屋の広さが確保される・・それが大事です。

3:×足などに障害がなければ和式でも問題はありません。ですから間違い!

4:○

5:×住み慣れた居住空間というのが、一番お年寄りには住み心地がいいのです。新しくて、機能がいいことばかりが良いとは限りません。

6:×

7:×大きなタイルよりも小さなタイルを・・その方が足裏の摩擦面がたくさんできてすべりにくくなりますから。お風呂場は危険が一杯。いろんな工夫が必要ですね。

8:×足に障害がある場合には、洋式トイレが適しています。

9:○

10:×ファッション性よりも、安全性・機能性が大事です。

11:×毛足の長い絨毯はつまずいて転びやすいです。

12:○

13:○

14:×引き戸だと、万が一トイレで事故があったときに、戸が開きずらくて救出が困難になることがあります。ですから外開きか、開き戸がいい。

15:×皆さんもどちらが便利がわかりますね。最もという表現がよくありません。足に障害のある人であれば洋式トイレが最適ですからね。

16:○トイレ内で何かあったときに引き戸のほうが何かと便利

17:○この温度は暗記しておこう!

18:○当たり前

19:○そうですね。お年寄りが孤独にならないように配慮したいものです

20:○お年寄りは温度差が激しいと体がついていきません。こまめに温度調節してあげましょう。

21:×狭くても、お年寄りには手すりがあると、立ち上がりの時に大いに助かりますから、何とか工夫をしてつけましょう。

22:○開き戸の時、中で倒れたりしたような事故の時、立ち入りにくいですよね。ですから外側に開ける構造がいいです。 この問題も何度もでてますね

 

3 福祉用具に関する問題を集めました

 

問題

1 福祉用具は,高齢者や障害者の日常生活の自立を支援し,生活の質を向上させる。

2 福祉用具は,介護者の介護負担の軽減にも役立っている。

3 福祉用具を選択する場合は,高齢者や障害者の心身の特性,生活環境を考慮する。

4 福祉用具が効果的に活用されているか否かについて,評価することが必要である。

5 介護保険法による福祉用具は,機能訓練に用いるものに限定されている。

6 福祉用具は,要介護者の日常生活支援のための用具であり,機能訓練のための用具や補装具は含まれない。

7 重度身体障害者日常生活用具給付等事業における給付等の対象となる用具の種目は,障害及び程度によって設定されている。

8 自分で起き上がることが可能な要介護者のベッドの高さは,介護従事者の立位時の腰の高さに合わせる。

9 福祉用具である車いすは要介護者を移動させることが目的なので,介護従事者の身体に合った車いすを選択する。

10 福祉用具は,利用者の自立を支援するためのものであり,介護者の負担を軽減するためのものは含まない。

11 高さが調節できるべッドを活用することによって,べッドから車いすへの移乗が容易になる。

12 T字型つえの長さは,足の横前方15cmの所につえをついて,肘が90度の屈曲位になる長さとする。

13 体位の保持に用いるクッションは,耐久性に富み,衛生的であることなどを考慮して選び,部位や姿勢によって使い分ける。

14 ベッドの高さは、利用者自らがベッドから移動できる場合、通常60pとする。

15 マットレスや敷き布団は、身体が深く沈み込む柔らかいものにする。

16 防水シートは、通常、ベッドの中央より少し頭部よりに敷く。

17 枕は、こまめに日光に当てるなどして、乾燥した状態を保つようにする。

18 介護保険制度によりいったん貸与された車いすは、機種を変更することができない。

19 ベッドで座位する際、背上げ機種よりも先に膝(ひざ)挙げ機能を使用することで、安定した座位を確保できる。

20 福祉用具使用の目的には、介護者の介護負担の軽減も含まれている。

21 エアマットは、臥床時の体圧分散を図ることを目的としている。

 

解答

1:○

2:○

3:○

4:○

5:×福祉用具の定義です→「福祉用具とは、心身の機能が低下し、日常生活を営むのに支障のある老人または心身障害者の日常生活上の便宜を図るための用具及びこれらの者の機能訓練のための用具並びに補装具をいう」機能訓練だけに限定されていないことを確認してください。

6:×日常生活をより円滑に行えることが要件となる

7:○

8:×ベッドに座り足が床に着く高さ

9:×あくまでも利用者に見合ったものを選定する

10:×介護者の負担を減らすこともその目的となる

11:○

12:×肘の角度は150度のくの字型になるのがよい

13:○

14:×これは覚えておきましょう。いいですか?ベッドの高さは足が床につく約40cm。利用者がベッドから移動できる状態の時は約55cm・・・覚えましょう

15:×マットレスや敷き布団は、やや硬め・・・これも・・・あぁ〜 もう覚えましたかぁ

16:○その通りです

17:○不潔になりやすいものですから、日光消毒、乾燥しておくと気持がいいでしょう

18:×できます。機種の変更は同じ目的の貸与品目に限りできるので覚えておきましょう

19:○自分でイメージしてみてください。たしかに先に膝をまげたほうが安定して座位ができます

20:○利用者の便宜がいいのと同時に、介護者自身の負担も軽くなります

21:○エアマット=体圧分散・・・セットで覚えておきましょう

 

4 食事の介護の問題を集めました

 

問題

1 ねたきりの人に対して、痛みを伴う褥瘡などの処置を食前に急いで行った。

2 ねたきりの人の食事介護では、嚥下しやすい一口分の量を与え,嚥下の状態を観察した。

3 ねたきりの人に対して食後,服そうだったので口腔の清拭をせずに寝かせた。

4 ねたきりの人に対して、自分でどうにか食事を食べることができるが,時間がかかりすぎるので食べさせた。

5 ねたきりの人に対して、食べこぼして汚してしまったので厳しく注意した。

6 一人で食べられる人に対しては,自立を促す立場から食事の摂取はすべて本人の意思に任せる。

7 食事の摂取量は,横隔膜の圧迫によっても減少する。

8 食事をする際の姿勢は,椅座位を原則とする。

9 食事をする際は,頸部が前屈あるいは後屈しないように,いすに深く座らせる。

10 食事の介助では、誤嚥を防ぐために,嚥下したことを確かめてから次の食物を与える。

11 食事のときに気道に食事が入りむせたので,頭部を低くして背部をたたいた。

12 硬貨を飲み込んでしまった者に対し,吐き出させるように介助したが成功しなかったので,急いでX線撮影の可能な医療機関を受診させるために同行した。

13 個別援助を重視して,食事時間は利用者に任せた。

14 経管栄養に関する介護では,安全性に関して看護婦と連携を密にした。

15「寝食分離」は,介護技術の基本方針とするべきである。

16 食事の摂取量が少ないので,おやつを選ぶ際特に栄養価に配慮した。

17 食事は,生活に変化をつける上から,食堂ですることが望ましい。

18 食事時間は,常に利用者の希望に合わせる。

19 誤嚥を防止するには,食道を圧迫しない姿勢をとらせる。

20 摂食後の歯磨きは,感染防止の上から実施すべきである。

21 食事は,入浴時間約1時間前に済ませるように生活を調整する。

22 左片麻痺があって食器が持てない人には,必ず食べさせてあげる。

23 高齢者の食事は,栄養のバランスよりも本人の好みを重視する。

24 食事の介助では,一ロの量を少なくしゆっくり食べさせる。

25 顔面に左側麻痺がある場合は,食物残渣が麻痺側に残りやすいので,口腔内の清潔には特に注意する。

26 可能な限り自分で食べられるように自助具などを利用する。

27 食事をするするときは、座位よりも仰臥位の方が適している。

28 老人は,嚥下機能が低下して誤飲が生じやすいので,食事の始めに少量のお茶や汁を飲む習慣をつけておくとよい。

29 頻尿や失禁しやすい人は,自分で水分を控えて脱水状態になることがあるので,水分摂取量に注意する。

30 食事後は,口腔内を清潔にする。

31 食事の介護では、誤嚥を防ぐのに理想的な姿勢は,椅座位にすることである。

32 片麻痺の障害をもつ者が側臥位で食事を摂取しなければならない場合には,麻痺側を下にした方がよい。

33 食事の介護では、嚥下の度に,完全に飲み下したことを確認した上で次の食物を口に運ぶ必要がある。

34 食事の介護時、意識の低下があり,誤飲の危険性がある場合は,ストローを用いて水分摂取させるとよい。

35 食事の介護では、利用者の食欲に影響するものとして,味覚・嗅覚・視覚の機能低下や嗜好の変化があげられる。

36 食事の介護では、利用者に歩行障害がある場合は,安全のため食事は可能な限りベッド上で行う。

37 食事の介護では、利用者に上肢の運動障害や筋力の低下がないときは,少し重い食器であっても日常のものを使う。

38 食事の献立は,本人が食べたいものを最優先にする。

39 自分で食事ができない人の食事介助の際は,スープスプーンを使うと,ーロの量が多く,食事時間が短く済み,利用者も疲れなくてよい。

40 在宅高齢者の食事は,子供や孫との間に疎外感を生じさせないため,献立や調理法を家族と同じものにする。

41 食事介助中に,むせたり,せきこんだりすれば,それは誤嚥に対する防御反応なので,手を休めて様子をみる。

42 誤嚥を防ぐための食事介助では,可能な限り上体を起こし,顎を引いた姿勢にするとよい。

43 食事をするときの最も安全で安楽な体位は,仰臥位である。

44 食事動作を観察することは,どのような介護が必要かを知る上で大切である。

45 食事中は,できる限り話しかけないで早く食べられるようにする。

46 食事の終了後に,食べた量と種類を観察しておくことは,栄養の管理にも役立つ。

47 糖尿病の人の食事は,指示されたエネルギー量の範囲で,栄養のバランスが適切に維持されていれば,食品の種類を任意に選択できる。

48 意志表示が困難な人の食事の献立を決める場合,献立を列挙して,食べたいものを選べるようにすることが自立の支援につながる。

49 食事介助中にうとうとしている状態であっても,必要摂取量を食べさせることを優先する。

50 嚥下機能の低下した人に,カステラやパンをそのまま食べさせると誤嚥の原因になる。

51 食事介護では、重度の片麻痺のある人の自力摂取を可能にするためには,麻痺側の訓練や自助具の工夫が必要である。

52 便秘のある人に対しては,食事量を少なくすること,きざみ食にすること,繊維の少ない食材を選ぶことなどの工夫が必要である。

53 食事介護で、嚥下機能に問題がある場合は,顎を上げた状態で誤嚥を予防することが大切である。

54 誤嚥を防ぐためには,食事をゼリー状にしたり,とろみを加えるなどの工夫が必要である。

55 片麻痺がある人に臥位で食事介助をするときは,麻痺側を下にし,頭を少し低くする。

56 誤嚥とは,食物が食道に詰まってしまうことである。

57 食事摂取量の記録には,「多い」「少ない」などの主観的な表現を用いることは好ましくない。

58 座位のとれない高齢者にベッド上で食事介助する場合には,ベッドを30度〜60度に起こす。

59 高齢者で高血圧症の人にとって食習慣を変えることは困難であるが,味つけに工夫して薄味で食べてもらう。

60 嚥下障害のある高齢者への食事介助は,全介助とし,誤嚥に注意して行う。

61 手指の運動機能に障害がる高齢者であっても,自助具などを活用して,できるだけ自分で食べられるように援助する。

62 高齢者が下痢をした場合,水分をとると症状が増悪するので,水分摂取は控える。

63 経口摂取ができない利用者には,口腔ケアは重要ではない。

64 誤嚥する可能性のある利用者の場合は,とろみをつけるなど,工夫するとよい。

65 誤嚥防止には,食べる前に,口を開閉したり,顔面,首,肩の体操をすることも有効である。

66 三度の食事をとっていれば,食事のとき以外に水分をとらなくてもよい。

67 食事の介護においては、利用者の食習慣や嗜好への配慮が、食欲低下の改善につながることがある。

68 食欲は、生活リズムや精神状態に左右されるため、日頃の生活を知ることは有効である。

69 片麻痺のある人が臥床したままで食事する場合、健側を上にして介助する。

70 食事の介護で、食器を選ぶ場合、大きさや重さとともに、個人の好みにも配慮する。

71 生卵、こんにゃくは誤嚥(ごえん)しにくい。

72 利用者の目線より高い位置からの食事介助は、誤嚥しやすい状態をつくる。

73 食欲が低下している原因の一つとして、義歯の不具合がある。

74 食事時のいすは、踵(かかと)が床に着く高さで、テーブルは肘(ひじ)が楽における程度の高さがよい。

75 食事前の誤嚥予防では、覚醒していることを確認する。(第20回)
76 食事前の誤嚥予防として、口唇、舌、頬の運動を行う。(第20回)
77 誤嚥予防として食事前には、頚部を後屈した姿勢に保つ。(第20回)
78 食事前の誤嚥予防として、とろみをつけたり、ソフト食を用いる。(第20回)

79 食事介助では、刻み食が必要な場合でも、刻む前の食べ物の状態を見てもらう。(第20回)
80 食事介助では食事の前後には、義歯の有無を確認する。(第20回)
81 食事介助時、片麻痺のある人には、口の麻痺側にスプーンを入れる。
82 食事介助では、一口ごとに、口の中に食べ物が残っていないか確認する。
(第20回)

解答

1:×痛みが残ったままの食事では楽しくないですね

2:○

3:×食後は必ず口腔内を清潔

4:×

5:×厳しく注意なんて論外ですね

6:×全て本人の意思に任せる…正しいように見えますが時には本人の健康を害するような食べ物の接収もあるので適切な指導をするなどということも必要な時もありますね

7:○

8:○

9:○

10:○

11:○

12:○

13:×生活のリズムを作るのに食事時間を決めることは大切なことですから、個別援助ではそれを理解してもらい、正していくことも援助援助として重要です

14:○

15:○

16:○

17:○

18:×生活のリズムを作るのに食事時間を決めることは大切ですからそれを理解してもらうことが大切です

19:○

20:○

21:○

22:×そのようにしていると残存機能が低下しますね

23:×好みばかり食べていただくと生活習慣病になっちゃう(^^;)

24:○

25:○

26:○

27:×仰向けで食べるより座って食事をするほうが適していますね

28:○

29:○

30:○

31:○

32:×麻痺側を下にしたのではさらに血行が悪くなり良くないですね。健康側を下にするのが原則です

33:○

34:×

35:○

36:×ベッド上での食事でなく可能な限り生活の質を高めるためにも食堂などで食べていただくようにする

37:○

38:×食事のバランスをとることも大切ですから、利用者に理解してもらう努力が必要です

39:×介護する人の都合でスプーンを決めてはいけません。利用者が食事しやすいスプーンを選ぶのが第一にすること

40:×利用者第一に考えましょう・・お年寄りが好むメニュー、苦手なメニューもあるはず・・

41:○

42:○

43:×座位が一番安楽じゃないでしょうか

44:○

45:×お喋りしながら楽しくが原則ですよね

46:○

47:○

48:○

49:×利用者の食べるペースに併せてあげましょう

50:○

51:×健康側での自助具の工夫が大事

52:×便秘には繊維の多い

53:×顎を下げた状態でが正解

54:○

55:×麻痺側は上にですよね

56:×誤嚥とは食堂に詰まることではなく食べ物が気管に入ってしまう状態です

57:○

58:○

59:○

60:×嚥下障害があっても、介護者は見守りをしながら、自分でできる部分についてはなるべくやってもらう

61:○

62:×下痢をしたときこそ水分補給をしなきゃね

63:×いえいえ、それでも不潔になりやすいところですから重要です

64:○

65:○

66:食事の時だけの水分摂取だけではたりません。

67:○はい・・当たり前のことかいてますね

68:○これも、常識問題なのでコメント不要

69:×これも良く出る基本問題です。患側を下にしないこと。つまり下にするなら健側!

70:○そうですよね。これだけやると十分心がこもってます。利用者さんも嬉しいでしょう

71:×誤嚥しやすいものとしては、餅類、こんにゃく、ナタデココ、生卵など

72:○そうですね・・上から見ていたのでは舌の位置とか、食べ物が入っていく様子が見えませんから。利用者と同じ目線で介助することが大切です。

73:○よく出る問題です。義歯の不具合があると食事をするには不便・・ですから食欲もなくなるというもんです。

74:○これも過去問にでてました。このまま覚えておきましょ・・
75覚醒・・つまりちゃんと目覚めていることを確認することが大事です。うつろな状態ですと誤嚥する可能性がありますから。
76誤嚥力をつけるには唇や、下、頬の動きの力をつけておかなきゃ〜
77
頸部とは口、顎、喉を総称していいますね。この部分は生きていく上で大変重要な機能をもっていますが前屈状態のほうが気管に食べ物が入りにくくなり誤嚥を防ぎます。
78とろみをつけたりソフト食を用いるのは
咽頭部へ流れ込むスピードを遅くし、飲み込みやすくすることができるからですね
79:○施設によってはなかなか難しいところもあるようですが、食事は形や色でも楽しむもの・・・最初から刻まれたものをも見ては食欲もなくなります。原則的に・・としかかけませんが刻む前の食べ物を見てもらうこと・・・覚えておきましょう。
80:○当然といえば当然のチェックですね。これがないと食べられない人もいますし、食事が終わったあとも義歯や口腔内を清潔にする必要がありますから確認は大事です。
81:×何度も試験に出ている問題です。麻痺側に食べ物をいれると飲み込んだりすることができなくて誤嚥をおこしてしまいかねません。麻痺側ではなく麻痺していない方にスプーンを入れてください。
82:○はい・・常識問題として頭に記憶しておきましょう。口の中に食べ物が残っている状態で追加して食べ物をいれてしまうとどうなるかは想像できますよね。

 

5 排泄の介護問題を集めました

 

問題

1 尿失禁がみられる場合は,尿量のみならず排泄行為・動作を観察する必要がある。

2 尿失禁が進み尿意がない場合は,排尿コントロールを行っても効果は望めないので,おむつを当てた方がよい。

3 尿失禁を繰り返す場合は,尿路感染を起こしている可能性があるので,発熱,尿の色に注意する。

4 尿失禁を繰り返す場合は,留置カテーテルに換えるように助言する。

6 尿漏れを防ぐためには,陰部におむつをできるだけ密着してすき間のないように当てる。

7 1日のうちでもその利用者の排泄量や動作に対応しておむつの種類を変えるようにする。

8 おむつによる腹部の圧迫は,食事摂取量を減少させる。

9 膀胱に尿が150mlから200mlたまると尿意を生ずる。

10 排泄動作の障害が失禁に直結することがよくある。

11 排泄時の姿勢は,仰臥位よりも座位の方が身体の構造上からも望ましい。

12 利用者に排泄障害が人間的価値に関係のないことを言葉や態度で示す。

13 排尿や排便の記録は,回数や失禁の有無だけを書けばよい。

14 老人では,尿の濃縮力が低下して尿量が増える。

15 便意は,直腸内圧が高まり,その刺激が仙髄を介して小脳に伝わることにより起こる。

16 老人の場合1日排尿量は500ml程度であっても,その値だけで異常と判断することはできない。

17 老人の尿失禁は,骨盤底筋のゆるみによっても生じる場合が多い。

18 老人の場合には,一般に尿の濃縮力が低下する。

19 老人の場合は、夜間尿量が多いので,夕方からの水分を極端に制限することが必要である。

20 便意は,脳幹部で起こる。

21 老人の尿失禁は,すべて老化現象によるものなので治療の方法はない。

22 水は人体の60%を占め,正常な出納が行われることでバランスを保っている。

23 成人は,飲料水として1500800ml程度の摂取が必要である。

24 老人は,脱水状態が生じると,必ず口渇を訴えてくる。

25 介護者は,摂取量に配慮する必要があるが,排泄量には注意しなくてもよい。

26 排泄物は,健康状態を示す良い資料である。

27 「りきむ動作」で腹圧が加えられないと,排便はスムーズに行われない。

28 通常,一日の成人の排尿回数は57回で,尿量は1,0002,000mlである。

29 一日の尿量は,正常な場合,経口的に摂取した水分と同量である。

30 介護従事者には,利用者がおむつの交換を気がねなく受けられるような,言葉かけや熟練した技術が必要である。

31 排泄用具は,利用者の体型・障害の状態・居住環境によって選択する。

32 排泄介護で、差し込み便器をあてがうときは,必ず仰臥位にして当てる。

33 便器を使用する場合は,身体に当たるところを保護するためのカバーを用いる。

34 利用者が不調を訴えたとき、把握している排泄,食事,睡眠,体重の増減,脈拍などの情報は,医師に報告した方がよい。

35 便秘を解消するには,へその周りを時計と反対方向にマッサージするとよい。

36 排尿を失敗した場合には,失敗をとがめないでリラックスさせ,自信喪失にならないように注意する。

37 頑固な便秘の場合でも,食事内容や水分の摂取量を調節するだけで十分である。

38 女性の排泄の後始末の際には,膀胱炎をおこさないように気を付ける。

39 心因性頻尿の場合は,気分の安定を図るとともに膀胱訓練が有効である。

40 脊髄損傷で排尿障害のある人の場合,尿路感染を起こしやすいので,残尿を少なくするよう援助する。

41 痴呆症で理解力の乏しい人の場合,おむつ交換時に言葉かけはしなくてもよい。

42 寝たきり高齢者では,尿意の有無にかかわらず,さし込み便器を使用するとよい。

43 尿意,便意があってもトイレに行くまでに時間がかかる場合は,ポータブルトイレを利用することが先決である。

44 腸の走行にそって「の」の字を書くようにマッサージすると,排便を促す効果が期待できる。

45 高齢になるにしたがい,尿道付近の括約筋が緩くなるので,排尿を我慢するのが難しくなってくる。

46 尿失禁のある高齢者に対しては,水分摂取量の制限を第一に指導する。

47 尿失禁が繰り返される場合には,おむつの使用を原則とする。

48 便意は直腸にたまった便が直腸壁を刺激し,その刺激が脊髄を経て大脳に伝わることで起こる。

49 脊髄損傷による排尿障害の場合,尿路感染を起こしやすいので十分な水分摂取を必要とする。

50 通常,成人の場合膀胱内に約150 ml200 mlの尿がたまると尿意を感じる。

51 右片麻痺がある人のおむつを換えるときには,右側臥位にする時間をできるだけ少なくする。

52 便失禁のある痴呆性高齢者には,つなぎ服を着用させて,手がおむつに入らないように工夫する。

53 おむつを替える時間は定時に行い,チーム全員が同時刻に介助ができるようにする。

54 高齢者は一般的に夜間頻尿の傾向が見られるので,夕食時の飲水を制限する。

55 差し込み便器を使用する際,腰を持ち上げにくい利用者の場合は,側臥位にして差し込むとスムーズに行うことができる。

56 関節リウマチなどにより関節に拘縮や痛みがある場合には,便座の上に置く補高便座を用いると楽に行動できる。

57 排泄の自立を支援する上で最も重要なことは,日常生活動作(ADL)能力を把握することである。

58 尿に混濁がみられたり,排尿時痛や不快感がある場合には,膀胱炎であることを利用者に伝え,水分補給をすすめる。

59 排泄用具を選ぶ場合には,利用者の体型,障害の状態,残存能力などを考慮する。

60 片麻痺のある利用者が使用するトイレには,L字型の手すりを利用者の患側に設けると,排泄姿勢が楽にとれる。

61 ベッド上で便器を使用する場合には,上半身を起こした状態に近づけると,寝たままより腹圧がかけやすくなり,排泄が楽にできる。

62 排尿後に女性の陰部を清潔にする場合には,肛門部から前に向かってふく。

63 歩行が不安定な場合,夜間は転倒の危険性があるので,ポータブルトイレを使用することがある。

64 べッド脇に置くポータブルトイレは,介護者が扱いやすいことを優先して,身体に合わなくても,できるだけ小型で軽いものを選定する。

65 女性尿器での排尿が困難な場合には,差込み便器を用いることがある。

66 膀胱留置カテーテルを挿入している場合は,尿道口周囲の清拭や洗浄は必要ない。

67 男性用尿器を使用する際は、側臥位よりも仰臥位の方が排尿しやすい。(第20回)
68 差し込み便器は、適温に温めてから使用する。(第20回)
69 股関節や膝の曲がりにくい利用者は、便座を高くすることで動作が楽になることがある。(第20回)
70 ポータブルトイレは、蹴こみ(足を後ろに引くことができるスペース)のあるものが立ち上がりやすい。(第20回)
71 朝食後のトイレ誘導は、よい排泄習慣につながる。
72 便秘予防の献立には、消化のよい食材を用いる。
73 下痢の場合は、水分の摂取を控える。
74 おむつ交換は、利用者の羞恥心に配慮し、手早く介助する。
75 排泄介助では感染予防のため、おむつ交換時には使い捨て手袋を着用する。(第21回)
76 排泄介助で利用者が自己導尿を行っているときの体位の保持をする。(第21回)
77 差し込み便器を利用して排便をする場合、利用者の身体状況に合わせてベッドの頭側を挙上する。(第21回)
78 排泄介助では膀胱留置カテーテル挿入部の皮膚や粘膜を清潔にする。(第21回)
79 ポータブルトイレは小型で軽いものを選ぶ。(第21回)
80 機能性尿失禁とは 排尿機能が正常なのに身体運動障害の低下や痴呆が原因でおこる尿失禁である。身体運動障害の低下のためにトイレまで間に合わない、あるいは認知症のために尿を出してよい場所かどうかなどが判断できずに失禁してしまう。(第21回)


解答

1:○

2:×おむつをしたほうが排尿のコントロールをとりにくくなるので間違い!

3:○

4:×留置カテーテルに換えても根本的な解決にはなりません。まずは失禁をおこす原因を追及することが先決。

6:×オムツを陰部にべったり隙間なく当てるのではなく きちんとオムツに吸収してもらうために少し隙間があったほうがよい。

7:○

8:○

9:○9〜12までは何度も解いて覚えるといいですね

10:○同上

11:○同上

12:○同上

13:×出た量とか、便の様子についての記録が大事

14:○

15:×便の量がある程度になると、直腸の壁が刺激されて、その信号が大脳に送られて便意が起きます

16:○

17:○

18:○

19:×お年寄りについては脱水にならないように十分に水分を補給する

20:×便意は大脳でおこる

21:×治療法は存在する

22:○

23:×1500ml程度必要

24:×むしろその自覚が無いことが多いので注意が必要

25:×当然排泄量にも注意したほうがいい

26:○

27:○

28:○

29:○

30:○

31:○

32:×腰が上がらない場合には側臥位にして肛門が便器の中央にくるようにする

33:○

34:○その通り

35:×時計回りでマッサージする

36:○

37:×

38:○

39:○

40:○

41:×認知症でも言葉かけはしましょ

42:×ポータブルトイレの使用ができる場合にはポータブルを・・

43:×トイレまでいく訓練も大切です

44:○時計の回る方向でマッサージでしたね

45:○

46:×老人の場合にはただでさえ脱水したすいですから水分摂取の制限はしないほうがいいですね

47:×

48:○

49:○

50:○

51:○

52:×虐待にあたりますからつなぎ服はダメですね

53:×介護者の都合に合わせるのではなく利用者本位でしなければ・・

54:×お年寄りには水の制限は厳禁ですね

55:○

56:○

57:×

58:×膀胱炎等の診断をするのは医師の仕事ですね

59:○

60:×どう考えても健康側に設けないと・・不便です

61:○

62:×肛門から後ろに向かってふいたほうがいいですね

63:○

64:×体に合わないと意味無し

65:○

66:×清拭、洗浄は清潔保持のため必要です
71:○食後のトイレ誘導が何故必要なのかというと、いい
排便周期を作って便秘等をしないようにですね
72:×間違えた人が多いかもしれません。便秘予防の献立を考える上でのポイントは、大腸の運動を活発にする繊維質や脂肪の摂取をもとにして、食品を選ぶことにあります。消化吸収が多いと腸を素通りしてしまいますから便秘予防にはつながりません。
73:×下痢をすることで脱水をまねいてしまう。水分摂取を控えてはいけません。
74:○これも論議の多い問題でした。手早くすることが、反対に失礼にあたるのではないか??もし、私が利用者の立場だったらおむつ交換は手早くやって欲しいです。

67:×ちょっと想像してください。横向きのほうがしやすいか?仰向けのほうがしやすいか?明白ですね
68:○肌の温度と差がない方が気持ちよく排泄できるでしょうね。
69:○膝の曲がりにくいという状態を頭で想像してみてください。便座が少し高いほうが楽かな〜って想像できますよね。
70:○旧式のポータブルトイレはこの蹴こみがないのが多かったが、この蹴こみがあると立つとき楽です。自分で椅子などから立ち上がる状態を体験してみてください。
75:○昔は手袋をはいての介助は、利用者さんの尊厳を傷つけるからといって利用しない風潮もありましたが、現在は感染症予防の立場から使用するほうが望ましいです。

76:○体位を保持することにより排尿が安楽におこなえます。

77:○

78:○その通りです。膀胱留置カテーテルの管理で最大の課題は尿の細菌感染ですからね。

79:×利用者が安定して利用できるポータブルトイレとは有る程度大きくて、簡単に移動することのない重みのあるものが必要です。
80:○機能性尿失禁については、はじめて出てきた問題だと思います。問題文はこの失禁について詳しく書かれたものですからこのまま覚えてください。

6 睡眠の介助問題を集めました

 

問題

1 老人は,若年者より熟睡時間が短いので,適宜休養をとる必要がある。

2 痴呆により夜眠らず夜間徘徊する老人に対して睡眠時間と睡眠状態を調べた。

3 よく眠れないと訴えるので,老化現象の一つだから案ずることはないと助言した。

4 夜間に頻繁に尿意を訴える老人に対しては,手足の冷えを確かめた。

5 睡眠剤の常用によって昼夜逆転したと家族が訴えたので,与える時間や量を確認した。

6 安眠の為には、寝具は軽く暖かい素材のものを選び,寝巻きは身体を圧迫しないようにゆったりしたものを着用する。

7 夜眠れない人には,昼寝の時間を十分取るように習慣づける。

8 安眠のために、入眠前に入浴するか,背部の熱布清拭を試みる。

9 精神的な悩みなどがあって眠れないときは,まず睡眠薬を飲ませる。

10 睡眠剤を服用した高齢者が朝になっても目覚めない場合,薬のせいなので寝かせておいてよい。

11 高齢者は,睡眠に関して,寝つきが悪い,夜間何回も目が覚めてしまい熟睡感が得られない,いったん目が覚めたらなかなか再入眠できない,朝早く目が覚めてしまうなどと訴えることが多い。

12 レム睡眠とは,筋肉が弛緩し,身体はぐったりしているのに,脳は覚醒に近い状態で,その時に夢を見ていることが多いといわれる睡眠である。

13 安眠には,物理的環境,日中の過ごし方,感情,睡眠中の体位,寝る前のケアなどが影響する。

14 頑固な不眠症や急激な不眠,夜間せん妄の場合は,医師の指示に基づき睡眠薬や向精神薬の服用が行われることがある。

15 マッサージには,睡眠を促す効果はないが,疲労を回復させる効果がある。

16 部屋を暗くした方が睡眠が深くなるので,高齢者の居室の照明はすべて消す。

17 高血圧症で治療を受けている高齢者が,夜間よく眠れず頭痛を訴えた場合,主

  治医に相談することを勧める。

18 起床時には,低下している脳の活動を活発にするために,徐々に刺激を与えて,

  覚醒を促すことが望ましい。

19 よい睡眠を促すために,覚醒時の活動や生活リズムを整える。

20 利用者が不眠を訴えたので、市販の睡眠改善薬を勧めた。

21 高齢者は入眠障害の有無にかかわらず、中途覚醒(寝てる最中に目が覚めること)は少ない。
22 不眠の訴えへの介助では、身体面、環境面などのアセスメントを行う。(第20回)
23 不眠の訴えへの介助では、就寝前の足浴を計画する。(第20回)
24 不眠の訴えへの介助では、就寝直前は、空腹にするように勧める。(第20回)
25 不眠の訴えへの介助では、利用者独自の入眠への習慣を尊重する。(第20回)
26 高齢者の夜間の快適な睡眠のためには就寝前に日本茶などを飲まないこと、食事をしないことなど眠りが浅くならないような配慮が必要である。(第21回)

27 高齢者の夜間の快適な睡眠のためには、ふっくらしたマットレスではなくやや硬めのマットレスの使用、部屋の照明についても明るすぎにも、暗すぎにもならにように適度の照明になるようにしたほうがよい。(第21回)

 

解答

1:○

2:○

3:×寝られないという障害・原因がないか考えてみることが必要

4:○

5:○

6:○

7:×昼寝も時間をたっぷりとってしまうと夜は熟睡出来ないんじゃ〜

8:○

9:×薬に頼らず、まず十分訴えを聞くなどする対処を

10:×薬のせいと決めつけはいけない

11:○

12:○

13:○

14:○

15:×睡眠を促進する効果も、疲労回復の効果もある

16:×真夜中に目が覚めることもあり、その時お年寄りが不安にならないよう最小限の照明が必要

17:○

18:○

19:○

20:×市販薬であっても勝手に薬をすすめてはいけない

21:×高齢者は眠りがあさくて夜中に頻繁に目を覚ますものです
22:○不眠にいたる身体的状況、例えば
筋肉の緊張・肩こり, 頭痛・背中や腰の痛みの把握、または, 部屋の温度や明るさといったような環境状況の把握は当然必要です。
23:○睡眠前に行なわれる入浴や足浴は入眠に効果があり,特に,足浴REM睡眠の減少が生じなく,睡眠の質を高めてくれます。
24:×お昼ご飯をたべた後は眠くなりません?不眠を訴える人には軽い食事は効果的です。
25:○人それぞれに睡眠の習慣がありますからそれを尊重することは大切ですね。

26:○寝る前にカフェインの入った飲み物や、お腹に食べ物をいれると目がさめたり、胃がいたくなったりして安眠を妨げたりします。

27:○ふっくら沈みこむマットレスは確かに寝始めは気持ちがよいのですが 次第に疲れてきたりします。照明もうっすらした明かりが最も寝心地がいいです。

 

7 衣服の介助の問題を集めました

 

問題

1 要介護者の衣服は,汚れが目立たないように濃い色調の物にする。

2 要介護者の臥床したままでの着脱の介助では,前開きの上衣が適している。

3 要介護者の衣服は,介護従事者にとって介助しやすい物を優先する。

4 要介護者が,可能な限り自力で着脱できるよう声かけをする。

5 マジックテープなどを使用することは,衣服着脱の自立には役立たない。

6 まひがある人には,健側から着せ,患側から脱ぐように指導する。

7 着替えをする際には,奇抜な組み合わせであっても一概に否定せず,まずは本人の好みを尊重する。

8 はだの弱い寝たきりの人の衣服の洗濯には,柔軟剤などの加工処理剤を使用した方がよい。

9 片麻痺の人に上着の着脱を介助する場合は,麻痺側から脱がせ,健側から着せる。

10 片麻痺の人が自力でズボンをはくとき,先に麻痺側の足を通す。

11 寝たきりの高齢者の場合は,背縫いのないねまきを選ぶのがよい。

12 上肢に痛みが伴う場合には,衣類は襟ぐりや袖ぐりが大きめで伸縮性のあるものがよい。

13 車いす利用者が外出する時,立ったり歩行する機会がない人は靴をはかなくてもよい。

14 汚れやすい利用者の下着の素材としては,丈夫で乾燥の早い合成繊維が望ましい。

15 片麻痺の人がズボンを脱ぐ場合,臥位でも座位でも患側を先に脱ぐとよい。

16 皮膚の不感蒸泄や発汗の機能を保つための肌着の素材には,木綿や絹が適している。

17 衣服の選択は,本人の好みや生活習慣などを考慮するよりも,介護のしやすさを優先する。

18 寝たきりの要介護者の場合には,前あきの上着の方が臥位での着脱介助が容易である。

19 木綿,ガーゼは吸湿性が高いが,通気性は劣っているので,要介護者の下着の素材としては適さない。

20 要介護者の衣服は,汚れの目立つ淡い色調よりも,できるだけ濃いめの汚れが目だたない色合いの方が適している。

21 片麻痺がある場合、ズボンは健側からはく。

22 寝たきりの場合、寝間着は適度の大きさで背縫いがないものを選ぶ。

23 肢体に障害がある場合、利用者の身体状況と好みを考慮して衣服を選ぶ。

24 上肢に痛みを伴う場合、伸縮性のある素材で袖ぐりの大きな衣服を選ぶ。
25 片麻痺のある利用者ががぶり上衣の着衣をする場合、身体の各部位を通す順番として 患側上肢→健側上肢→頭の順番が望ましい。(第21回)

 

解答

1:×利用者のお好みの色にあわせてあげましょう

2:○

3:×利用者中心に考えなきゃ・・

4:○

5:×大いに役立ちます

6:×脱健着患を思い出しましょう

7:○

8:×肌の弱い人には加工処理剤は要注意

9:×脱健着患を思い出しましょう

10:○

11:○

12:○

13:×たとえ歩行しなくとも、靴を履いていただくのが正しい。

14:×汗などを吸収しやすい木綿素材がよい

15:×脱健着患を思い出しましょう

16:○

17:×利用者の好みが優先

18:○

19:×

20:×利用者の好みを優先しましょう

21:×脱健着患  耳たこ問題ですね。麻痺のあるほうから最初にはくが正解

22:○その通り

23:○

24:○その通り。過去問の13回に同じ問題が出てました

25:○

 

8 入浴の介護関係の問題を集めました

 

問題

1 熱傷の場合は,局所をできるだけ早く冷たい水でひやす。

2 入浴後の発汗は個人差があるので,水分は希望者に補給すればよい。

3 入浴前に体温,脈拍など一般状態が平常であることを確認する。

4 片まひの利用者の場合の脱衣は,健側のそでを先に脱ぐ。

5 身体を洗うときの介助では,床面積を多くとれる体位に心掛ける。

6 入浴時には,その人の浴槽内の浮力状態に配慮する必要がある。

7 高齢者の入浴は,単に身体の清潔を図るのみではなく,精神的にも緊張をゆるめ,全身の血行を促進改善する。

8 高齢者の入浴介護では、過度の負担を避けるため,浴槽内の温度は40℃前後に保つとよい。

9 介護する高齢者の体温が37.5℃あるが,本人の希望が強いので入浴させた。

10 食事は,入浴時間約1時間前に済ませるように生活を調整する。

11 入浴前にバイタルサインの測定をしてみて,少しでも変化があれば絶対に入浴させてはならない。

12 入浴の際には,カテーテルの連結管の部分でバッグを外し,クリップなどで止め,尿が漏れないようにする。

13 利用者が安眠できるようにするには、入眠前に入浴するか,背部の熱布清拭を試みる。

14 入浴前の血圧が,通常時よりも著しく高い値でも,自覚症状がなければ利用者の希望を尊重し,入浴させる。

15 機械浴の場合は,利用者への負荷が少ないので,浴槽に入っている時間を気にする必要がない。

16 入浴中は利用者の顔色や表情に注意し,疲労がないか声をかける。

17 高齢者が入浴する際,湯の温度は39℃を目安にする。

18 入浴よりも清拭のほうが効果がある。

19 痴呆性高齢者が入浴を拒否するときには,時間をおいて入浴を誘ってみる。

20 シャワーの温度は,必ず介護従事者の肌で確認する。

21 虚弱高齢者の場合,気分が優れないときでも体温や脈拍に異常がなければ,入浴を勧める。

22 入浴後は,休養を優先させて水分補給をひかえる。

23 居宅での入浴介護では、特に冬季には脱衣所や浴室の室温に注意しなければならない。

24 居宅での入浴介護で、浴槽の高さは床から40cm程度のものが入りやすく,またぐ際の危険性が少ない。

25 居宅での入浴介護で、微温浴(3739℃)は心拍数及び血圧の変動が少なく,精神の緊張をほぐすのに効果がある。

26 居宅での入浴介護で、入浴後の観察は約1時間経過した頃に行うのがよい。

27 清拭は,血液循環の促進や軽い運動につながり,快眠をもたらす効果がある。

28 入浴の前には,利用者の意思を確認したり,健康状態などの観察を行うことが必要である。

29 利用者の好みや習慣に配慮し,一般には長湯は避けて,入浴時間は15分ぐらいを目安にする。

30 入浴できないときには,55〜60℃程度の湯で清拭を行う方法もある。

31 高血圧症がある場合には,短時間で入浴を済ませるために,なるべく早く温まるように,浴槽に首まで浸ることを勧める。

32 湯たんぽはカバーで覆い,身体から10〜15cm離した位置に置く。

33 カイロは,やけどの危険もなく安全なので,皮膚に感覚障害のある部位でも,長時間使用できる。

34 入浴ができない場合でも,そう快感や清潔保持のため,手浴や足浴をするとよい。

35 入浴前には,体温や血圧の状態,食事時間や排泄の有無,気分などを把握する。

36 身体の洗い方は,原則として中心から末梢に向かって洗う。

37 シャワー浴では,介護従事者の手で湯の温度・湯圧を加減しながらかけていく。

38 高齢者は,皮膚の乾燥・掻痒が生じやすいので,十分に石けんを含ませたタオルで強くこすり洗いする。

39 洗髪は、シャンプー液を手掌に取り、よく泡立てた後、頭皮を指腹でマッサージするよう行う。

40 入浴を拒否する原因には、排尿の失敗などで下着が汚れている場合もある。

41 入浴前には、利用者に入浴の意思を確認し、健康状態の観察を行う。

42 入浴介助では、冬期は、居室、脱衣場、浴室の温度差が大きくならないようにあらかじめ暖めておく。

43 シャワーは、必ず介護職員自身の肌で温度を確認して使用する。

44 入浴介助では、入浴後は疲労しているため、エネルギーを消耗させないように水分補給を控える。

45 入浴のさい、ぬるめの湯(37〜39℃)に長く入ると、血圧が高くなる。
46 湯に入ると、浮力のため身体が軽くなり、体位が不安定になる。
47 湯に肩まで入ると、水圧のため心臓への負荷が増す。
48 食後すぐの入浴は、消化によくない。
49 入浴介助では、利用者の肩にお湯をかけて湯温を確認してもらう。(第21回)
50 入浴介助では、血圧の高い利用者は、ぬるいお湯に長く入るようにする。(第21回)
51 入浴介助では、片麻痺の利用者の場合、麻痺側から浴槽に入れる。(第21回)
52 入浴介助では、空腹状態にあるときの入浴は避ける。(第21回)
53 入浴介助では、入浴後は十分な休息をとった後に身体の水分をふき取る。(第21回)

 

解答

1:○

2:×希望者だけではなく、入浴後は誰でも水分が不足していることに留意し水分補給する

3:○

4:○

5:○

6:○

7:○

8:○

9:×熱がある状態での入浴は控えなければならない

10:○

11:その程度によるので「絶対に」という表現はおかしい

12:そのまま覚えましょ

13:○

14:×血圧が高くても利用者は自覚症状を感じないことがあるのが入浴は危険なので希望があるからといって入浴させてはいけない

15:×入浴時間がながければ、体には負担が多くかかりますからね〜

16:○

17:○

18:×入浴のほうが効果ある。清拭だと皮膚を痛めてしまいがちですから

19:○

20:○

21:×気分が優れないときはダメ

22:×休養も水分補給も十分におこなうこと

23:○

24:○

25:○

26:×入浴後の観察は入浴後直後から

27:○

28:○

29:○

30:○

31:×首まで浸かると心臓に負担がますますかかってしまいますね

32:○

33:×やけどの危険性は大いにあるので感覚障害があるときには要注意

34:○

35:○

36:×体の末梢から中心に向かって

37:○

38:×強く擦っては皮膚を痛めますね

39:○はい、常識問題です

40:○そうですね。介護を実践している人なら、こんなお年寄りの気持ちをさっした経験ありますよね。

41:○過去問題にもありました。常識として覚えておきましょう。

42:○これも常識問題

43:○そう、介護職員が温度を自分で確認することで事故を防ぐことができます

44:×反対ですよね。入浴後こそ水分をたっぷりとってもらいましょう。
45:×
ぬるめのお湯にはいると、体を休ませる神経〔副交感神経〕に働きかけて、血管を開かせ血行をよくし、心身ともにリラックスできる状態となります。血圧が高くなる…は間違い
46:○お風呂にはいった時皆さんが感じることですね。浮力が働き体が軽くなり、体位が不安定となります。
47:○心臓の位置よりも水面が上だと水圧が心臓にかかってきて胸が締め付けられる感じになります。したがって正解
48:○
食後からそれほど経っていないのに入浴すると消化器系はまだ活動中のことが多く,消化器の血液を皮膚に集めてしまうので消化機能を阻害してしまいます。ですから食後の入浴は控えましょう。
49:×もし、これが熱いお湯だったら〜(-_-)・・ですね

50:×高血圧のかたはぬるめのお湯でも長時間は心臓などに負担を与えてしまいます。

51:×麻痺側でないほうからの入浴が原則となります。

52:○食事直後の満腹時の1時間と空腹時の入浴は避けてください。胃酸の分泌が多すぎると、自分の胃液で胃粘膜を傷つけてしまいます。

53:×

9 安楽、安寧、終末期介護に関する問題を集めました

 

問題

1 温あん法は 血液循環を高め,痛みを軽くし,気分を安楽にする効果をもっている。

2 全身用の「電気毛布」を長時間使用するときは,口唇の乾燥など脱水症状に注意しなければならない。

3 「かいろ」は,身体に固定して用いるので行動しやすく,火傷(やけど)の危険もなく安全である。

4 マッサージは,スキンシップにより心身の安らぎと信頼関係をつくる効果もある。

5 終末期介護では、特に安楽な生活に重視し,排泄,食事,睡眠ができるだけ苦痛がないように介助する。

6 終末期の介助の中では身体的な苦痛の緩和を最優先する必要がある。

7 終末期では、できるだけ家族との交流の機会を設ける必要がある。

8 終末期介護では利用者に孤独を感じさせないように,居室を介護ステーションのそばに移すとよい。

9 終末期では、高齢者は常に死をみつめ,死に備えて準備しているので,特別な配慮は必要ない。

10 利用者が日々の生活を安全で安楽に過ごせるよう,事故防止に配慮して環境整備を行う。

11 介護従事者は,利用者の「かかりつけ医」に,利用者との関係を自己紹介し,連絡を密にできるように心掛ける。

12 利用者が慢性疾患をもっている場合,疾病や治療内容,予測される注意事項について「かかりつけ医」から説明を受けるとよい。

13 医療従事者と利用者に関する情報交換を行うに当たっては,利用者やその家族の了解を得る必要はない。

14 緊急事態が起こった場合に,活用できる地域の支援体制や連絡先・連絡方法を調べておく。

15 湿性温あん法の適切な温度は,60℃である。

16 仰臥位の安楽な体位で使用することがあるゴム製円座は,殿部より小さいものがよい。

17 褥瘡の予防は,清潔,体圧の分散が重要なのであり,栄養に関する問題は直接関係ない。

18 マッサージは,血液循環を促進させるが,筋の緊張を高める。

19 利用者を側臥位にした場合,両膝を軽く屈曲位にし,上側の下肢を前方に出して,両膝の間に枕を挟むと安定する。

20 終末期介護では気分を爽快にするために,適宜,入浴や清拭を行う。

21 終末期介護の居室は,静かな環境を確保するため,寮母室から離す。

22 終末期には孤独を感じさせないために,家族との交流を大切にする。

23 終末期介護では、食事・排泄・睡眠が安楽にできるように工夫する。

24 寝たきりの状態の人が,筋力を維持するためには,自動運動よりも他動運動の方が望ましい。

25 意識のない人でも,介護のたびに声を掛けることや全身のマッサージをすることが望ましい。

26 終末期ケアにおいては,たびたび訪室して利用者の訴えを傾聴し,不安の軽減を図る。

27 体位変換の際,苦痛を訴えられた場合は,体位変換の重要性を説明し,安楽な方法を工夫する。

28 電気アンカや湯たんぽで保温するときは,表面温度を50度以上に保つ。

29 足浴は,安眠への効果がある。

30 起座位は,心臓疾患の人にとって安楽な姿勢である。

31 マッサージには,末梢神経の興奮を促す作用がある。

32 発熱時に氷嚢や氷枕で頭部を冷却するのは,体温を下げるためである。

33 電気毛布を長時間使うと,脱水症状を起こすことがある。

34 側臥位のときでも,麻痺のある上下肢はできるだけ良肢位に保つ。

35 マッサージには,睡眠を促す効果はないが,疲労を回復させる効果がある。

36 安楽な体位でも,長時間同一体位を続けることは,苦痛の原因となる。

37 湯たんぽはカバーで覆い,身体から10〜15cm離した位置に置く。

38 カイロは,やけどの危険もなく安全なので,皮膚に感覚障害のある部位でも,長時間使用できる。

39 入浴ができない場合でも,そう快感や清潔保持のため,手浴や足浴をするとよい。

40 尖足予防には、装具などを用いて足関節を90度に保ったり、足関節の背屈運動をしたりする。

41 自力で体位変換できない人では、安眠のため夜間の体位変換は行わない。

42 ベッド上で仰臥位の人を移動する場合、持ち上げずに水平に動かす方が介護従事者の負担は少ない。

43 褥瘡の好発部位は、仙骨部等の体重がかかって持続的に圧迫される骨の突出部である。

44 痛みを訴える人には、体位変換をしないようにする。

45 安楽な体位でも長時間同一体位を続けると苦痛の原因となる。

46 足浴には、安楽をもたらす効果がある。

47 発熱時に頭部に氷嚢をあてる主な目的は、安楽をもたらすためである。
48 右片麻痺の利用者が、ベッドの端に腰掛けている状態から立位になるときは、ベッドに浅く腰掛け、両足は後ろに引いてあごを引いた状態で立ち上がる。介護者は利用者の患側である右側にたち利用者の右大腿部に手を当て、立ち上がるのを補助する(第21回)

49 高齢者が福祉用具を選択するときの支援では、@ 利用者の使用目的・能力と、用具の性能を合わせる。A 複雑でメンテナンスや操作が困難なものは避ける。B 貸出制度の利用も考える。C 住居など使用する環境に配慮する。D 利用者の要望を十分考慮してけっていする。などに気をつけることが大切である。(第21回)
50 ゴム製湯たんぽの使用にあたっては湯の温度は80℃程度とする。(第21回)
51 ゴム製湯たんぽの使用にあたっては身体に密着させないようにする。(第21回)
52 ゴム製湯たんぽの使用にあたっては容器の中の空気を抜く。(第21回)
53 ゴム製湯たんぽの使用にあたっては感覚麻痺のある部位に使用する。(第21回)

解答

1:○

2:○

3:×カイロはやけどの危険性があるので注意すること

4:○

5:○

6:○

7:○

8:○

9:×死に備えているし、不安な気持ちでいるからこそ配慮が必要です。

10:○

11:○

12:○

13:×インフォームドコンセンスが大事な時代になってます

14:

15:×

16:×殿部より小さいと不安定

17:×褥瘡は栄養状態にも左右される

18:×マッサージは筋肉の緊張を和らげてくれます

19:○

20:○

21:×寮母室から近い所にいたほうが終末期の利用者にとって安心感があるというもの

22:○

23:○

24:×自動運動のほうが筋力を維持できる

25:○

26:○

27:○

28:○

29:○

30:○心臓疾患の人にとって安楽なのは側臥位ではなく座位。

31:×興奮ではなく鎮静

32:×温度を下げると言うより安楽のためが正しい

33:○

34:○

35:×睡眠にも疲労回復にも効果がある

36:○

37:○

38:×感覚障害があるときにやけどの危険性のあるカイロの長時間使用は問題がある

39:○

40:○自分で体を動かすことのできない寝たきりのお年寄りの場合や麻痺のある場合は,放っておくと関節が曲がったまま固まってしまって,いざ動かそうとするときに気がついて もどうしようもないことになります.このようなときは装具などを用いて足関節を90度に保ったり、足関節の背屈運動をしたりすると予防効果があります。

41:×自力で体位変換できないからこそ、体位変換は必要です。「安眠のため」の文書に惑わされちゃ駄目!

42:○過去問にあり。正しい

43:○これも、良く出る問題です。そのまま覚えましょうかぁ〜

44:×痛みを考慮しながら、体位変換は可能だし重要です

45:○よく出る過去問の一つ

46:○そのまま覚えましょう

47:○熱を下げる効果・・・どなたでもそう思ったでしょうね・・でも主な目的は「安楽」なんです。こういう問題って間違っても記憶に残りやすいんだよな〜

48:○ベッドで腰掛けている状態から、立ち上がりの方法について記述されている問題です。基本事項ですからよく読んでイメージしてください。

49:○福祉用具選択時の注意点をまとめた問題です。このまま覚えましょう
50:×湯たんぽ適正温度は60度です。覚えておきましょう。
51:○やけどのもとですからね
52:○これをしておかないと、空気が膨張してふたが取れやすくなったりします。
53:×感覚麻痺のある部位だと熱を感じないのでやけどの原因になります。感覚の有る部位のほうにおきましょう。

10 清潔・褥瘡に関する問題を集めました

 

問題

1 高齢者は,口腔が乾燥し,傷つきやすくなっている。

2 食前のうがいは,唾液の分泌が低下するので控える。

3 褥瘡の発生が疑われるような発赤があるときは,その部位のマッサージは禁止する。

4 褥瘡を予防するためには,除圧,清潔,栄養などが大切である。

5 バスボードは,入浴時の安全を保つための介護用具であるが,立位が可能な場合はかえって機能低下をもたらす。

6 口腔内は細菌が繁殖しやすいので,感染予防のためにも,口腔を清潔に保つことは大切である。

7 清拭は,血液循環の促進や軽い運動につながり,快眠をもたらす効果がある。

8 四肢を拭く場合は,平均した圧力で中枢から末梢へ向けて拭くと血行がよくなる。

9 顔面の片側に神経麻痺がある場合,食物残渣は健側に残りやすいので,特に健側の口腔内の清潔に注意する。

10 褥瘡は長期間の圧迫により発生する。

11 褥瘡は仙尾骨・踵骨部などに好発する。

12 褥瘡の治療の一環として,低カロリー食を与える。

13 局所の清拭は褥瘡の予防に役立つ。

14 褥瘡の予防として,定期的な体位交換を行う。

15 褥瘡は,栄養状態が悪化した際に発生しやすいので,食事には消化吸収の良い栄養価のあるものを提供する。

16 褥瘡は,血液循環の悪化によるので,創部とその周辺を体温よりも高めの状態に保つとよい。

17 褥瘡は,皮膚に生じた創なので,創の原因になるような身体の動かし方を避けることが予防の第一原則である。

18 褥瘡は,血管の圧迫による循環障害が大きな原因になっているので,強い圧力が局所に集中しないように,体位変換を行うことが必要である。

19 寝たきりの人は仰臥位の場合,褥瘡が最もできやすい部位は肩甲骨周辺である。

20 寝たきりの人の褥瘡予防としては圧迫の除去が大切であり,2時間おきを目安とした体位変換が有効である。

21 寝たきりでの褥瘡予防には栄養状態を悪化させないことが大切である。

22 褥瘡を予防するには入浴よりも清拭のほうが効果がある。

23 褥瘡は長時間の皮膚の圧迫,寝具による摩擦,皮膚の湿潤,低栄養などによって発生する。

24 義歯は、歯肉の損傷防止等のため原則として寝る前には外し、水に浸して保管する。

25 口腔ケアは、肺炎予防には効果がない。

26 洗髪は、シャンプー液を手掌に取り、よく泡立てた後、頭皮を指腹でマッサージするよう行う。

27入浴を拒否する原因には、排尿の失敗などで下着が汚れている場合もある。

28 自力で寝返りができない場合は、定期的に体位変換を行う。

29 皮膚に発赤が見られた場合は、その部位をマッサージする。

30 仰臥位で寝たきり状態の場合、褥瘡の好発部位は大転子部である。

31 栄養状態を悪化させないことは、褥瘡の予防につながる。
32 褥瘡の予防のために電動エアマットを使用している場合でも、体位変換は必要である。
33 褥瘡の予防のためにおむつ着用者では、濡れたらすぐに取り替える、
34 褥瘡の予防のために長時間の同一体位は避ける。
35 褥瘡の予防のために体位変換をして側臥位にした場合、膝を重ねる。
36 褥瘡の予防のために車椅子に座っている利用者が、ずり落ちないように防止する。

解答

1:○

2:×食事の前にうがいをすると口の中が気持ちよくスッキリしますし食べ物が喉に引っかからず食べやすくなったりします。

3:○

4:○

5:×バスボードは入浴するときに使う椅子です。ボードの端に座りながら身体の向きを変えるので、片足立ちの不安定な姿勢にならずに湯船に浸かることができます。立位が可能な場合でも安全のために使用した方がいい補助具です。これを使用することで機能低下をもたらすことはありません。

6:○

7:○

8:×末梢から中枢へ

9:×患側を清潔にする

10:○

11:○

12:×高カロリー食で予防する

13:○

14:○

15:○

16:×褥瘡の原因は、持続的な皮膚の圧迫による血流障害です。ですから、その部分を暖めるのではなく、体位の変換とか圧迫が持続しないような工夫をしたほうがいいですね。

17:×褥瘡の原因は、持続的な皮膚の圧迫による血流障害です。ですから、その部分を暖めるのではなく、体位の変換とか圧迫が持続しないような工夫をしたほうがいいですね。

18:○

19:×仙骨部にできやすい

20:○

21:○

22:×入浴のほうが効果がある

23:○

24:○はい、常識問題です。

25:×口腔ケアは、細菌汚染による肺炎予防に大いに効果があります。

26:○はい、常識問題です

27:○そうですね。介護を実践している人なら、こんなお年寄りの気持ちをさっした経験ありますよね。

28:○過去問にもあり。こんな常識問題で点を稼ぎましょ

29:×発赤を確認したときはマッサージはダメ・・もっとひどくなるよ〜

30:×間違い!この際ですから他のと併せて覚えましょう。側臥位→大転子部褥瘡:臥位→仙骨部褥瘡:座位→座骨結節部褥瘡

31:○そのとおり。栄養と褥瘡予防の関係はよく出ますね
32:○

33:○

34:○

35:×膝を重ねた部分の血流がわるくなり、褥瘡(じょくそう)を悪化させてしまいます。

36:○

 

11 点眼の介助に関する問題を集めました。

問題
1 点眼時の滴下数は、多いほど効果が増す。(第21回)
2 利用者が点眼する場合の介助では、目やには、そのままにしてもよい。(第21回)
3 点眼する時の滴下は、眼球の上にする。(第21回)
4 点眼容器の先は、まつげに触れないようにする。(第21回)
5 複数の薬の点眼は、間を置かずに行う。(第21回)

解答
1:×眼の中に入る目薬の量は、1滴で充分です。 2滴、3滴点眼しても目から溢れるだけ効果も同じですから。

2:×目やにには細菌がたくさんくっついています。ですから取り除かなければなりません。

3:×眼球の上ではなく眼球の上方より目薬を滴下したほうが効果的です。

4:○

5:×間隔をおかないで点眼すると水分で薬液の濃度が下がってしまいます。複数の点眼薬をさして眼内に浸透させる最も確実な方法は5分ずつ間隔をあけて点眼することです。 ...

 

12 緊急・事故時の対応に関する問題を集めました。

 

問題

1 高齢者がつまづいて転倒し立つことができなくなったが、数分間待ったら、立ち上ることができたので,申しおくりは不要と判断した。

2 高齢者がつまづいて転倒し立つことができなくなった。大腿骨頸部等の骨折が疑われる場合があるので,痛まない姿勢で寝かせたまま,医師の指示を待つ。

3 高齢者がつまづいて転倒し立つことができなくなったので、転倒時に打った部位の確認,痛み等の自覚症状や出血などを観察する。

4 高齢者がつまづいて転倒し立つことができなくなったので、X−線写真等の検査が必要となる場合が多いので,身仕度,家族への連絡など,受診のための準備を行う。

5 高齢者がつまづいて転倒し立つことができなくなったので、痛まないようにベッドに移し,冷湿布などで翌日まで様子をみて,症状の改善が認められない時には医師の指示を受けるようにする。

6 食事のときに気道に食事が入りむせたので,頭部を低くして背部をたたいた。

7 硬貨を飲み込んでしまった者に対し,吐き出させるように介助したが成功しなかったので,急いでX線撮影の可能な医療機関を受診させるために同行した。

8 喘息発作を起こしたので,座位を保たせ枕を抱くような姿勢で深呼吸をさせた。

9 鼻血が止まらないので,ガーゼを詰めて耳鼻咽喉科を受診のため同行した。

10 排便時に下血をしたが多くなかったので,しばらく様子を見ることにした。

11 火傷・熱傷の処置では、直ちに新しい食用油を塗って包帯を巻いて医師の治療を受けた。

12 火傷・熱傷で水泡ができた場合,破って液を排出させた後に消毒してから受診する。

13 火傷・熱傷の場合に、5分間ほど冷水で冷やし,常備の消毒薬で消毒し,消毒ガーゼで覆って医師の治療を受ける。

14 火傷時、食用油を塗ったら痛みがなくなったので医療機関の受診を見合わせた。

15 慢性疾患のある利用者の病状急変時に備えて,日ごろから主治医や看護婦と相談して対応の仕方を検討しておく。

16 慢性疾患のある利用者については平素から疾病の特徴や服用薬を知っておき,かかりつけの医療機関と連絡が取れるようにしておく。

17 慢性疾患のある利用者の病状急変時には,必ず救急車を呼び,救急病院へ入院させる。

18 慢性疾患のある利用者のホームヘルパーの訪問時に緊急事故が発生した場合の処置は,家族に任せる。

19 健康状態に変化が生じた場合には,医療従事者との連携は不可欠である。

20 緊急時の対応の場合,気道確保は看護婦のみができる。

21 医療機関への受診同伴では,利用者が不安なく治療や処置を受けられるように利用者の立場に立って援助する。

22 医療行為に関する援助は,介護従事者の業務範囲ではないが,医師や看護婦からの指示があれば行ってもよい。

23 体調不良を訴える利用者の医療機関受診に当たって、日常生活上の情報を細かく報告することは,医師に先入観を与える恐れがあるので,質問されること以外には触れない。

24 体調不良を訴える利用者の医療機関受診に当たり、把握している排泄,食事,睡眠,体重の増減,脈拍などの情報は,医師に報告した方がよい。

25 体調不良を訴える利用者の医療機関受診に当たり、継続して受診するケースでも,病状の経過について連絡や報告を取り合うようにする。

26 体調不良を訴える利用者の医療機関受診に当たり、事態が危惧されるような緊急な状況でも,救急車の要請をするか否かの判断は,看護職員又は医師の指示に従うべきである。

27 事故対応策としてのマニュアルに「救急処置は医療職の業務なので,介護福祉士は関与しない。」を明記した

28 事故対応策マニュアルでは利用者が何らかの疾患で服薬している場合は,必ずその薬を確認し,記載しておくこととした。

29 事故対応策マニュアルでは「吸引器は医療器具なので,介護従事者はいかなるときでも使用できない。」とした。

30 事故対応策マニュアルでは「転倒防止のために,床の掃除には留意し,必要以上にワックスなどで磨かない。」とした

31 熱傷の程度が1度のときは,すぐに消毒液や軟膏を塗る。

32 緊急時、介護者一人で対応できないと判断した場合は,すぐに協力者を求めて応急手当や連絡・移送等に協力を得る。

33 緊急時、骨折部は,正常な位置に戻して固定し,医療機関で受診させる。

34 緊急時の対応対応策として、日ごろより,家族やかかりつけ医,最寄りの医療機関を把握しておく。

35  一人暮らしの高齢者が発熱し「風邪気味なので,風邪薬を買ってきて欲しい」と頼まれたが,病気についての判断ができないので,かかりつけの医師に受診するよう勧めた。

36 体温を測定したところ37.5度あったが,元気そうだったので,かかりつけの医師に連絡せず様子をみることにした。

37 一人暮らしの高齢者が発熱し、微熱及びのどの痛みを訴えていたため,ホームヘルパーはかかりつけの医師に連絡したが不在だったので,訪問看護婦に援助を依頼した。

38 一人暮らしの高齢者が発熱し、家にあった風邪薬をのませた後で,検温したところ平熱になったので介護者は帰宅した。

39 医療機関への搬送時、嘔吐物の中に血液が混入していたが、少量だったので、水分をとらせた。

40 医療機関への搬送時、ひねった足が腫れてきたので、足を包帯で固定し、冷やした後、挙上した。

41 医療機関への搬送時、鼻出血が止まらないので、頸部を後屈させ後頭部を軽く叩いた。

42 医療機関への搬送時、転倒して腕が腫れ上がり変形したので、変形を正常な位置に戻して固定した。

43 衣服の上から熱湯を浴びたので、すぐに衣服を脱がせて水で冷やした。

44 一次救命処置(BSL)ガイドラインでは、倒れている人に遭遇した場合、まず周囲の安全と意識の確認を行う。

45 一次救命処置(BSL)ガイドラインでは、気道の確保は頭部を後屈にし、あご先を挙上させて行う。

46 一次救命処置(BSL)ガイドラインでは、気道確保後、自発的呼吸の有無の判断に迷う場合は、人口呼吸を行わずに様子を見る。

47 一次救命処置(BSL)ガイドラインでは、自動体外式除細動器(AED)を使用できる者は、医療職に限られる。

48 衣服の上から熱湯を浴びたので、急いで脱がして冷やしながら病院に行った。(第20回)
49 創傷の事故では、傷口を洗い、消毒薬をつけてから病院に行った。(第20回)
50 手をついて転んだ後、手首が腫れてきたので、副え木を当てて固定しながら病院に行った。(第20回)
51 誤嚥による気道内異物を除去するため、ハイムリック法を行った。(第20回)

解答

1:×立ち上がることが出来たとしても、骨折してる場合があるので申しおくりは大切です。

2:○

3:○

4:○

5:○

6:○

7:○

8:○

9:○

10:×下血の量が少なくても医療スタッフに連絡する

11:×まず水で冷やす

12:×水疱を破ってはいけない。水で冷やし直ぐに受診

13:○

14:×痛みがなくても受診する

15:○

16:○

17:×必ず・・という表現がよくない。救急車に頼らない場合もありますから

18:×家族任せにしないで、介護従事者も共になって対処する

19:○

20:×緊急時は介護員でもok

21:○

22:×医療行為はおこなってはならない

23:×先入観を与えるどころか、医療診療のいい情報となるので報告は必要

24:○

25:○

26:×緊急の場合には医療職の判断をまたないで救急車の要請をおこなう場合がある

27:×緊急時では介護職でもおこなわなければならないケースもあるので間違い

28:○

29:×ALS患者で吸引器は介護従事者でも使用できるケースがあるので間違い

30:○

31:×直ぐに水で冷やす

32:○

33:×元の位置に戻さないで直ちに受診する

34:○

35:○

36:×微熱でも、熱があればかかりつけの医師に連絡をとる

37:○

38:×家にあった風邪薬であっても、医師に相談する

39:×まぁ〜 このときの処置として大事なのは、まだ残ってる吐物をはき出させることです。

40:○正解です。皆さんのなかに「挙上した」って何?という人がいるでしょ?挙上とは、患部をなるべく高くして、腫れやむくみを抑えることです。

41:×頸部を後屈させ後頭部を軽く叩いたりすると、その血によって誤嚥を引き起こすことがあるので注意してください

42:×骨折している可能性があるので絶対無理に戻さないこと・・あぁ 怖っ!

43:×過去問にありました。服を脱がせないで水で冷やすのが正解

44:○そのまま覚えてください

45:○これもそのまま覚えましょう

46:×状況確認→出血等の有無→意識の確認→応援を呼ぶ→気道確保→人工呼吸→心臓マッサージ→AED

47:×非医療職でも使用可能です。
48:×
衣服の上から熱湯をかぶった. そのまま服の上から水をかけて冷やし、衣服ははさみなどで切ってそっと脱がせます。やけどをしたところは無理にはがさないようにします。
49:×消毒薬は細胞に毒として働き、細菌を殺します。主毒薬はそれ以上に傷口を治そうとする細胞をも殺してしまうことになりますから、緊急時は傷口を洗う程度にして病院で手当をうけるのが一番ですね。
50:○手首が腫れて骨折の疑いがあるときは副え木で固定が原則ですね。
51:○
上腹部圧迫[ハイムリック]法 とは腹部を圧迫して胸腔内圧を高め異物を排出させる方法です。 この方法は成人には推奨されますが、お腹の臓器を傷める危険性があるため乳幼児や妊婦に行ってはいけません。

13 記録と報告関係の問題を集めました

 

問題

1 事実に基づいたものか推測したものかが読んで分かるように区別して記入する。

2 記録には利用者の感情面のことは記入しないようにする。

3 同室者が観察したことや言ったことと介護従事者の観察とは区別がつかないようにして記入する。

4 介護記録は鉛筆で記入してもよい。

5 介護記録者のサインは不要である。

6 記録は,介護従事者が事実を要約整理して記録するのが原則である。しかし利用者の問題状況を理解するためには,逐語的に記録することも必要な場合がある。

7 介護従事者の職業倫理として,介護記録を業務上関係のない第三者の目にふれることのないように留意すべきである。

8 記録を取る意味は,主として事例検討会のための正確な資料に役立てるためである。

9 記録は,5W1H(時間,場所,主体,客体,原因,状態)の要素が必要である。

10 介護記録は、守秘義務を重視するため,ケアチームのメンバーであっても,介護従事者以外の者と共用するなどしてはならない。

11 介護記録は介護の計画や援助の過程が明確に記録されていることが望ましい。

12 介護記録の書式は,利用者の情報を総合して判断するために定式的なものが必要になる。

13 介護記録は、ケースカンファレンスなどの資料になるので,情報交換が主たる目的となる。

14 介護の記録は,計画の策定のための資料となるが,記録は介護の計画そのものではない。

15 介護の記録は,通常,利用者からの情報と介護従事者側の情報とを区別して記録する。

16 医療関係者の記録が直接介護の計画に利用されることはない。

17 介護の記録は,援助チームのメンバーが見る場合があるので,本人の不利益になる事項は原則として公開しない。

18 利用者にかかわるすべての者が,お互いの記録や情報を共有し,利用者の自立援助に活用する。

19 ホームヘルパーの記録は,訪問時の活動の様子が分かる業務日誌があれば十分である。

20 通所施設や在宅援助活動は,入所施設と違うので,その記録は大切な資料になり得ない。

21 援助者間で報告・連絡しあう場合,事実と意思は区別しながら内容を一つひとつ確認し,必要に応じてメモを取る。

22 個人のプライバシーに関するものであり,正当な理由なくして関係者以外に公表することはできない。

23 介護記録に記載した介護計画の内容については,利用者本人の承認を得ることが望ましい。

24 介護計画の実施・評価に役立てるものであり,介護従事者の主観的な判断を記入しない方がよい。

25 利用者本人が介護従事者に話した内容は客観性に乏しいため,記録する必要はない。

26 介護記録は客観的な事実を書くことが重要なので,利用者の感情的な表現は記録しない。

27 職場で介護記録を記録する時間がない場合は,自宅に利用者の個人ファイルを持ち帰って記録する。

28 介護記録は、介護従事者自らの介護能力の向上にも活用できる。

29 介護記録は記憶が鮮明なうちに記述し,情報源も明記する。

30 好みの物しか食べようとしない高齢者の介護の記録に,「偏食でわがまま」と書いた。

31 記録内容には,時間,場所,行為者,原因,理由,状態などの要素が必要である。

32 介護の記録は,介護従事者以外のだれでもがいつでも読める状況にあると,情報の共有化に役立つ。

33 介護の記録は,複数の介護従事者が適切なサービスを提供する際の資料として役立つ。

34 記録者は署名をし,責任を明確にする。

35 記録は事実を示すものなので,「がんこだ」など介護者の思ったままを記載する。

36 記録の保管については,利用者のプライバシーの保護に心がける。

37 食事摂取量の記録には,「多い」「少ない」などの主観的な表現を用いることは好ましくない。

38 介護記録は,介護に関する裁判の際,証拠として採用されることはない。

39 プライバシー保護のため,利用者の言動については,介護記録に詳しく書かない。

40 居宅介護の場合,連絡ノートの活用が情報共有化のために役立つ。

41 援助困難な事例の記録を分析することは,介護の質の向上に役立つ。

42 施設の介護職員が行う記録等は、利用者数、利用者の状態と介護内容、特別に変わった状況等を記録し、勤務交替時に報告する。

43 利用者のバイタルサインに異常を認めた場合、直ちに看護師等医療従事者に報告すれば、記録する必要がない。

44 介護記録は5W1Hでわかりやすく記録する。

45介護過程の記録の主目的は、監査や苦情に備えるためである。

 

解答

1:○

2:×怒り、悲しみ、楽しみといった感情面の記録もしましょう。感情面でのサポートの時に役に立ちますからね。

3:×区別がつくように記入

4:×書き直しのきかない筆記用具がよい

5:×記録介護者のサインは必要

6:○

7:○

8:×事例検討のためではなく利用者のケアに役立てるためのもの

9:○

10:×チームのメンバーにはデーター共有を

11:○

12:○

13:×単なる情報交換で終わるものではなく、実際の介護にも役立てていくのが介護記録である。

14:○

15:○

16:×計画に大いに利用される

17:○

18:○

19:×業務日誌以外に介護記録も必要

20:×大いに大切な記録となりうる

21:○

22:○

23:○

24:×主観的判断も必要

25:×利用者本人の言動も重要な情報になりうる

26:×介護記録では客観的事実の記録と、主観的な評価を記入することが求められます。利用者さんの感情的な表現もまた、ケアをする際の参考となりますからしっかり記録しましょう。

27:×

28:○

29:○

30:×利用者はお客様です                                        

31:○個人情報の職場からの持ち出しは避けなければなりません。けっこう盗難にあうなどのニュースも多いですからね。

32:×誰でもという訳にはいきませんよね。ケアするチーム等での共有ならいいですが

33:○

34:○

35:×やはり失礼な書き方はしてはいけません

36:○

37:○

38:×裁判の証拠として採用される

39:×プライバシー保護と介護記録を詳しく書くこととは別次元のこと・介護記録は詳しく書く

40:○

41:○

42:○通常なされている業務です。素直に覚え解きましょう

43:×直ちに看護師等医療従事者に報告は正解ですが、報告もしなくちゃいけません

44:○はい、介護記録もそうですが、5W1Hは文書の基本です。

45:×何度も過去問にもでてますね。何回も。介護計画が適切に実施されているか、目標が達成できているかを検証するものですから、間違わないでくださいな

 

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