第27回筆記試験(平成27年1月25日)
人間関係とコミュニケーション】(2問) 3〜4問題 【人間関係とコミュニケーション】、【コミュニケーション技術】は同一科目試験群です。
問題3 ラポール形成の初期段階のかかわりとして、最も適切なものを1つ選びなさい。 (類似過去問で出題済み)
1 利用者の感情に関心を持つ。
2 利用者の家族環境を詳しく聞く。
3 介護福祉職が詳しく自己紹介する。
4 黙って聴くことに徹する。
5 「なぜ」で始まる質問を繰り返す。
解答
1:○話し手に対して、受容・共感的態度で、どのように感じているか、考えているかを受け止めるなかで、最も大切な信頼関係が生まれてきます。
2:×家庭内のことよりも、まずは本人に焦点をあてます。
3:×まずは、利用者本人に焦点をあてて接することが大切です。過去問で「利用者と介護者との相互の信頼関係の形成を図るために、介護従事者は簡潔な自己紹介をした上で,利用者がどのような生活を送りたいかを聞く」というのがありましたが、これは○。 詳しく自分の紹介をすることは不適切です。
4:×時にはあいづちをうちながら、傾聴します。
5:×コミュニケーションでは、「なぜ」「どうして」ですと尋問的になってしまい相手が混乱してしまいかねません。
問題4 Aさん(83歳、男性)は介護予防通所介護(デイサービス)を利用し始めた。重度の加齢性難聴(presbycusis)がある。これまで補聴器を使った経験はない。コミュニケーション意欲は高く、介護福祉職とやり取りすることを好む。認知症(dementia)はない。
介護福祉職がAさんと日常のやり取りを始めるときの、コミュニケーション方法として、最も適切なものを1つ選びなさい。(類似過去問でい一部出題済み)
1 Aさんはイラストを多用したコミュニケーションノートを使う。
2 Aさんは挿耳型補聴器を一日じゅう使う。
3 Aさんも介護福祉職も五十音表の文字盤を使う。
4 Aさんは話し、介護福祉職は筆談と併せて発語も行う。
5 Aさんは携帯用会話補助装置を使い、介護福祉職は話す。
解答
1:×
2:×これまで補聴器を使った経験はないとのことなので間違い。また、補聴器を使う方でも、就寝される時は補聴器を外すのがいいでしょう。寝返り等により耳を圧迫したり、外耳道(耳穴)を傷つける恐れがあります。
3:×
4:○
5:×
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