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第24回 

【人間の尊厳と自立】2問

 

問題1 左大腿骨頸部骨折で入院していた軽度の認知症のあるAさんが、介護老人保健施設に入所し2週間が経過した。入所時は、環境の変化によるせん妄が見られ、日常生活の不活発による食欲低下から食事摂取量が少なかった。また転倒の恐れもあった。現在はせん妄がなくなり趣味のカラオケをしたいとの要望が出るほどになってきたが、日常の金銭管理は出来ない状態である。
介護職の支援のあり方として、適切なものを一つ選びなさい。

出題基準:人間の尊厳と自立:1:人間の尊厳と自立1)人間理解と尊厳→○人間の多面的理解

1 提供する食事の量が多いと判断して減らす。
2 安全性を考慮し、ベッドを柵で囲む。
3 移動の際は全介助で行う。
4 他の利用者と一緒にカラオケをする場を設ける。
5 家族に対し預金通帳の名義を変更するよう助言する。

 

解答

1:×問題に「日常生活の不活発による食欲低下から食事摂取量が少なかった。」とあるのに、食事の量が多いと判断して減らすのは矛盾があるのではないでしょうか。

2:×ベッドを柵で囲むことは身体拘束という虐待にあたります。このことにより精神的な苦痛を与えて人間としての尊厳を侵すものであり好ましくありません。

3:

4:○

5:

 

問題2 利用者の尊厳を保持し、自立支援を行うために介護福祉士に求められるものとして、適切でないものを一つ選びなさい
出題基準:人間の尊厳と自立:2:介護における尊厳の保持・自立支援
出題基準:介護の基本:8:介護従事者の倫理 1)職業倫理→○ 介護福祉士の倫理 ○介護実践の場で求められる倫理 ○その他


1 知り得た情報の保持

2 信用失墜行為の禁止

3 介護に関する知識の向上

4 福祉サービス関係者等との連携

5 介護福祉士の主導による方針決定

 

解答

1:

2:

3:

4:

5:○

 

出題基準
@人間の尊厳と自立 大項目 中項目 小項目(例示)

1:人間の尊厳と自立
1)人間理解と尊厳→○人間の多面的理解(第24回筆記試験)

2:介護における尊厳の保持・自立支援
1)人権と尊厳→○権利擁護・アドボガシー○人権尊重○身体的・精神的・社会的な自立支援(第24回筆記試験)

 

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