第35回試験用出題基準別ノンストップ問題
医療的ケア(5問)
1:医療的ケア実施の基礎ノンストップ問題
省略

2:喀痰吸引(基礎的知識・実施手順)ノンストップ問題
問題

1 喀痰の鼻腔内吸引は、吸引圧をかけた状態で吸引チューブを挿入する

2 喀痰の鼻腔内吸引は、鼻翼から一定の距離で固定して吸引する

3 喀痰の鼻腔内吸引は、吸引チューブを回転させながら吸引する

4 喀痰の気管内吸引は、無菌操作で行う 

5 喀痰の口腔内吸引は、無菌操作で行う

6 喀痰の鼻腔内吸引は、無菌操作で行う
7 介護福祉士が医師の指示の下で行う喀痰吸引の範囲は咽頭の手前までである。
 喀痰吸引等研修により介護福祉士は医師の指示や看護師との連携のもと「たんの吸引」「経管栄養」が実施できるようになった。
9 喀痰吸引物は吸引びんの7080%になる前に廃棄する。

 

解答

1:×吸引圧をかけた状態で吸引チューブを挿入すると皮膚を傷つけるためチューブを折り曲げるなどして圧をかけない状態で挿入します。

2:×吸引は、鼻翼から一定の距離で固定させるのではなく効率的に痰などを吸引するためには少しずつ回転させ抜きながら行います。

3:○回転させることで効率良く痰を吸引する事が出来ます。
4:×呼吸器感染を防ぐため、カテーテルは滅菌したものを滅菌操作で用います。
5:×口腔内は滅菌環境ではありません。
6:×吸引を行う時は、清潔操作で取り扱いますが滅菌手袋などを使用した無菌操作で行う必要はありません。
7〇介護職員がたんの吸引でチューブを挿入できるのは「咽頭の手前まで」です。咽頭の手前というのは 咽頭は含まれるのでしょうか? 厚生労働省の資料では「喀痰吸引 (口腔内、鼻腔内、気管カニューレ内部)」としていますから咽頭は含まれないことになります。
8:〇喀痰吸引等研修とは、「たんの吸引(口腔内、鼻腔内、気管カニューレ内部)」と「経管栄養(胃ろう、腸ろう、経鼻経管栄養)」を行える介護職員等を養成するための研修です。基本研修と実地研修に分かれていて、両方修了することで、医師の指示や看護師との連携のもと「たんの吸引」「経管栄養」が実施できるようになります。

9:○

 

3:経管栄養(基礎的知識・実施手順)ノンストップ問題
問題

1 経鼻の経管栄養で挿入時は、体位を仰臥位にする。

2 経鼻の経管栄養では、カテーテルの先端が咽頭部を通過するまでは、頸部を前屈位にする。

3 経鼻の経管栄養で、カテーテルの先端が咽頭部を通過した後は、頸部を後屈位にする。

4 経鼻の経管栄養で挿入後は、カテーテルから胃内容物を吸引して挿入部位を確認する。

5 経鼻経管栄養法で注入前に胃内容物を吸引するのは消化の促進のためである。

6 経鼻経管栄養法で注入中はFowler〈ファウラー〉位にするのは逆流の防止のためである。

7 経鼻経管栄養法で注入終了後に微温湯を流すのは誤嚥の予防のためである。

8 経鼻経管栄養法で注入終了後はチューブを閉鎖するのは嘔吐の予防のためである。

9 経鼻胃管栄養法で栄養物を体温程度に温めるのは下痢の予防のためである。

10 経鼻胃管栄養法で注入前に空気を入れるのはチューブ閉塞の予防のためである。

11 経鼻胃管栄養法で注入後微温湯を入れるのは腹部膨満の予防のためである。

12 経鼻胃管栄養法でチューブをクレンメで止めるのは 抜管の予防のためである。

 

解答

1:×挿入時は坐位または半坐位とします。

2:×挿入が終了するまでは頸部を前屈しておき、チューブが後咽頭まで進んだら嚥下運動をしてもらいながら挿入します。

3:×挿入が終了するまでは頸部を前屈しておき、チューブが後咽頭まで進んだら嚥下運動をしてもらいながら挿入します。

4:○挿入直後や経管栄養注入前は、必ず胃泡音や胃液が吸引できるかなどを確認する。

5:×胃管先端が胃内に挿入されていることを確認するために、注入前に胃内容物を吸引します。

6:○胃から食道への逆流予防のために、注入中はFowler〈ファウラー〉位にします。

7:×カテーテル内に食物が残るために起こる腐敗・閉塞の予防のために、注入後に微温湯を流します。

8:×

9:○栄養物を冷えたまま注入すると、機械的刺激となり、下痢を起こしてしまうので、体温よりやや高めに温めたものを注入します。

10:×栄養物を注入する前に空気を入れるのは、チューブが胃に入っていることを確認するためです。

11:×注入後微温湯を入れるのは、注入物が残っているとチューブを閉塞させることや注入物が腐敗し、下痢や感染の原因になるためです。

12:×チューブをクレンメで止めるのは、注入した栄養物や胃液が排出されないようにするためです。

 

第34回筆記試験

【医療的ケア】5問 109〜113問

問題 109 社会福祉士及び介護福祉士法で規定されている介護福祉士が実施できる経管栄養の行為として, 正しいものを1つ選びなさい。

1 栄養剤の種類の変更

2 栄養剤の注入速度の決定

3 経鼻経管栄養チューブの胃内への留置

4 栄養剤の注入

5 胃ろうカテーテルの定期交換

解答

1×

2×

3×

4〇介護士が実施できる経管栄養は、「経鼻経管栄養」「胃ろう」「腸ろう」の3種類

5×

 

問題 110 気管カニューレ内部の喀痰(かくたん)吸引(きゅういん)で, 指示された吸引時間よりも長くなった場合,吸引後に注意すべき項目として, 最も適切なものを1つ選びなさい。

1 体温

2 血糖値

3 動脈血酸素館和度

4 (たん)の色

5 睡液の量

解答

1×

2×

3〇吸引時間が長引くと低酸素の状態になるのでオキシメーターで酸素飽和度の確認が必要

4×

5×

 

問題 111 呼吸器官の換気とガス交換に関する次の記述のうち, 最も適切なものを1つ選びなさい。

1 換気とは,体外から二酸化炭素を取り込み, 体外に酸素を排出する働きをいう。

2 呼吸運動は,主として大胸筋によって行われる。

3 1回に吸い込める空気の量は,年齢とともに増加する。

4 ガス交換は,肺胞内の空気と血液の間で行われる。

5 筋萎縮性側索硬化症 (amyotrophic lateral sclerosis: ALS)では, 主にガス交換の働きが低下する。

解答

1×換気とは、呼吸運動によって空気を肺胞へと運ぶ働きのこと

2×呼吸運動する筋肉は呼吸筋は、横隔膜と肋間筋。横隔膜が収縮すると胸郭が広がり、胸腔内圧がさがるため吸気が行える

3×1回に吸い込める空気の量は,年齢とともに減少する

4〇正しい。言い方を変えると肺胞では、、呼吸による二酸化炭素と酸素の交換(ガス交換)が行われている

5×呼吸筋が弱まる。そのことで呼吸も十分にできなくなる

 

問題 112 経管栄養で用いる半固形タイプの栄養剤の特徴に関する次の記述のうち、

最も適切なものを1つ選びなさい。

1経鼻経管栄養法に適している。

2 液状タイプと同じ粘稠度(ねんちゅうど)である。

3 食道への逆流を改善することが期待できる。

4 仰臥(ぎょうが)()(背臥位(はいがい))で注入する。

5 注入時間は,液状タイプより長い。

解答

1×胃ろう

2×

3〇半固形化栄養剤は、液体 栄養剤に比べ流動性が低いため、胃食道逆流や瘻孔 からの流出が減少する

4×

5×液状タイプより短い

 

問題 113 経管栄養で, 栄養剤の注入後に白湯を経管栄養チューブに注入する理由として、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 チューブ内を消毒する。

2 チューブ内の栄養剤を洗い流す。

3 水分を補給する。

4 胃内を温める。

5 栄養剤の濃度を調節する。

解答

1×

2〇栄養剤がチューブ内に残らないようにするため

3×

4×

5×

 

第33回筆記試験

【医療的ケア】5問 109〜113問

 問題109

介護福祉職が経管栄養を実施するときに、注入量を指示する者として、適切なものを1つ選びなさい。

1 医師

2 看護師

3 訪問看護事業所の管理者

4 訪問介護事業所の管理者

5 介護支援専門員(ケアマネージャー)

 

解答

1〇経管栄養 (胃ろう・腸ろう,経鼻経管栄養)については「医師の指示書」がなければなりません。

2×

3×

4×

5×

 

問題110

気管粘膜のせん毛運動に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 痰の粘度が高いほうが動きがよい。

2 空気中の異物をとらえる運動である。

3 反射的に咳を誘発する。

4 気管内部が乾燥しているほうが動きがよい。

5 痰を口腔のほうへ移動させる。

解答

1×痰の粘度が低いほうが動きがよい

2×気管支に入ってきた異物を、粘膜の粘液産生細胞から分泌される粘液がキャッチすると線毛が働き、粘液と異物を喉の方へ押し出します。

3×

4×気管内部が湿潤しているほうが動きがよい

5〇

 

問題111

介護福祉職が実施する喀痰吸引で、口腔内と気管カニューレ内部の吸引に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 気管カニューレ内部の吸引では、カニューレ内部の3分の2程度の太さの吸引チューブを使用する。

2 気管カニューレ内部の吸引では、滅菌された洗浄水を使用する。

3 気管カニューレ内部の吸引では、頸部を前屈した姿勢にして行う。

4 吸引時間は、口腔内より気管カニューレ内部の吸引のほうを長くする。

5 吸引圧は、口腔内より気管カニューレ内部のほうを高くする。

解答

1×

2〇水道水で洗浄後、さらに滅菌された洗浄水で洗います。

3×

4×

5×

 

問題112

Hさん(80歳、男性)は嚥下機能の低下があり、胃ろうを1か月前に造設して、自宅に退院した。現在、胃ろう周囲の皮膚のトラブルはなく、1日の3回の経管栄養は妻と介護福祉職が分担して行っている。経管栄養を始めてから下肢の筋力が低下して、妻の介助を受けながらトイレは歩いて行っている。最近、「便が硬くて出にくい」との訴えがある。

Hさんに対して介護福祉職が行う日常生活支援に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 入浴時は、胃ろう部を湯につけないように注意する。

2 排泄時は、胃ろう部を圧迫するように促す。

3 排便は、ベッド上で行うように勧める。

4 経管栄養を行っていないときの歩行運動を勧める。

5 栄養剤の注入量を増やすように促す。

解答

1×入浴はそのまま行い、石けんで良く洗い、清潔に保つことが大切です。

2×圧迫しない

3×通常の排泄が可能

4〇医師の許可があれば、散歩など軽い運動は有効です。ただし、注後すぐの激しい運動は避けなければなりません。。

5×指示された種類・量・. 時間は順守しなければなりません。

 

問題113

経管栄養の実施に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 経管栄養の準備は、石鹸と流水で丁寧に手を洗ってから行う。

2 栄養剤は、消費期限の新しいものから使用する。

3 胃ろうや腸ろう周囲の皮膚は、注入開始前にアルコール消毒を行う。

4 カテーテルチップシリンジは、1回使用したら廃棄する。

5 口腔ケアは、数日に1回行う。

解答

1〇

2×消費期限の古いものから

3×

4×

5×毎日

 

第32回筆記試験

【医療的ケア】5問 109〜113問

問題109  (過去に類似問題あり)

介護福祉士が医師の指示の下で行う喀痰吸引の範囲として、正しいものを1つ選びなさい。

1 咽頭の手前まで

2 咽頭まで

3 喉頭まで

4 気管の手前まで

5 気管分岐部まで

解答

1〇介護職員がたんの吸引でチューブを挿入できるのは「咽頭の手前まで」です。さて、咽頭の手前というのは 咽頭は含まれるのでしょうか? 厚生労働省の資料では「喀痰吸引 (口腔内、鼻腔内、気管カニューレ内部)」としていますから咽頭は含まれないことになります。

2×

3×

4×

5×

 

問題110 (過去に類似問題あり)

2011(平成23)の社会福祉士及び介護福祉士法の改正に基づいて,介護福祉士による実施が可能になった喀痰吸引等の制度に関する次の記述のうち,正しいものを1つ選びなさい。

1 喀痰吸引(かくたんきゅういん)や経管栄養は、医療行為から除外された。

2 喀痰吸引等を行うためには、実地研修を修了する必要がある。

3 介護福祉士は、病院で喀痰吸引を実施できる。

4 介護福祉士は、この制度の基本研修の講師ができる。

5 実施できる行為の一つとして、インスリン注射がある。

解答

1×

2〇喀痰吸引等研修とは、「たんの吸引(口腔内、鼻腔内、気管カニューレ内部)」と「経管栄養(胃ろう、腸ろう、経鼻経管栄養)」を行える介護職員等を養成するための研修です。基本研修と実地研修に分かれていて、両方修了することで、医師の指示や看護師との連携のもと「たんの吸引」「経管栄養」が実施できるようになります。

3×

4×

5×

 

問題111 (過去に類似問題あり)

Kさん(76)は、日頃から痰がからむことがあり、介護福祉士が喀痰吸引を行っている。鼻腔内吸引を実施したところ,吸引物に血液が少量混じっていた。Kさんは、「痰は取り切れたようだ」と言っており、呼吸は落ち着いている。

このときの介護福祉士の対応に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 出血していそうなところに吸引チュ―ブをとどめる。

2 吸引圧を弱くして再度吸引をする。

3 血液の混じりがなくなるまで繰り返し吸引をする。

4 鼻腔(びこう)口腔(こうくう)の中を観察する。

5 鼻腔内(びこうない)を消毒する。

解答

1×

2×

3×

4〇観察しその状況を医療職へ報告します。

5×

 

問題112 (新出問題)

口腔内・鼻腔内の喀痰吸引に必要な物品の管理に関する次の記述のうち,最も適切なものを1つ選びなさい。

1 吸引チューブの保管方法のうち、乾燥法では、浸漬法に比べて短時間で細菌が死滅する。

2 浸漬法で用いる消毒液は、72時間を目安に交換する。

3 吸引チューブの洗浄には、アルコール消毒液を用いる。

4 吸引チューブの洗浄水は、24時間を目安に交換する。

5 吸引物は、吸引びんの7080%になる前に廃棄する。

解答

1×

2×

3×

4×

5〇吸引びんがいっぱいになる前に廃棄するのが原則です。

 

問題113 (過去に類似問題あり)

経管栄養の実施時に,冷蔵庫に保管していた栄養剤を指示どおりの温度にせずにそのまま注入したときに起こる状態として、最も可能性の高いものを1つ選びなさい。

1 呼吸困難

2 胃ろう周囲のびらん

3 下痢

4 (じょく)(そう)

5 低血糖

解答

1×

2×

3〇栄養剤は注入前に冷蔵庫から出すなどして、常温に戻しておくことで下痢の防止になります。

4×

5×

 

31回筆記試験

【医療的ケア】5問 109〜113問

問題109(新出問題)

次のうち、スタンダードプリコーション(standard precautions : 標準予防策)において、感染する危険性のあるものとして取り扱う対象を1つ選びなさい。

1 汗

2 唾液

3 経管栄養剤

4 傷のない皮膚

5 未使用の吸引チューブ

 

解答

1:×

2:〇下記参照

3:×

4:×

5:×

参考

スタンダードプリコーションとは、感染症の有無にかかわらず全ての患者を対象に、以下のものを感染の可能性のある物質としてみなし、対応する予防策のことです。

@血液

A傷のある皮膚

B粘膜

Cすべての体液(汗を除く) 喀痰、排泄物(尿、糞便、吐物等)、膿、胸水・腹水 等

 

問題110(新出問題)

喀痰吸引の実施が必要と判断された利用者に対して、喀痰吸引を行うことに関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 日中は、1時間おきに吸引を行う。

2 食後の吸引は避ける。

3 入浴時は、その前後に吸引を行う。

4 就寝後は吸引を控える。

5 仰臥位を2時間保ってから行う。

 

解答

1:×

2:×

3:〇

4:×

5:×

 

問題111(新出問題)

気管切開をして人工呼吸器を使用している人の喀痰吸引に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。

1 気管カニューレを抜いて、吸引を行う。

2 頚部を前屈した姿勢にして、吸引を行う。

3 1回の吸引時間は、2030秒とする。

4 吸引チューブの挿入の深さは、気管分岐部の手前までである。

5 吸引を終了した後は、人工呼吸器の作動状況を確認する。

 

解答

1:×

2:×

3:×

4:×

5:〇

参考:動画参照

 

問題112(新出問題)

胃ろうによる経管栄養の実施手順として、栄養剤を利用者のところに運んだ後の最初の行為として、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 体位の確認

2 物品の劣化状況の確認

3 栄養剤の指示内容の確認

4 本人であることの確認

5 経管栄養チューブの固定状況の確認

 

解答

1:×

2:×

3:×

4:〇何よりも先に行うべきことは、本人確認

5:×

参考:動画参照

 

問題113(過去に類似問題あり)

イルリガートル(注入ボトル)を用いた経鼻経管栄養に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 栄養剤は、半固形化栄養剤を用いる。

2 嘔気があるときは、注入速度を遅くして滴下する。

3 イルリガートルに栄養剤を入れてから、2時間後に滴下する。

4 栄養剤の液面は、胃から50 cm 程度高くする。

5 使用した物品は、消毒用エタノールにつけて消毒をする。

 

解答

1:×

2:×

3:×

4:〇

5:×

参考:動画参照

 


第30回筆記試験

【医療的ケア】5問 109〜113問

問題109 新出問題

医療行為としての喀痰(かくたん)吸引(きゅういん)(とう)を行うための指示書に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。

1 医師が作成する。

 2 介護支援専門員(ケアマネジャー)が作成する。

 3 看護師が作成する。

 4 有効期限は3年である。

 5 指示内容の実施は、介護福祉士に限定される。

 

解答

1:○医師の文書による指示(指示書)を受けなければなりません。

2:×

3:×

4:×

5:×

 

問題110 新出問題

パルスオキシメータ(pulse oximeter)での測定に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。

1 呼吸回数を測定できる。

2 体温を測定できる。

3 静脈血の酸素飽和度を反映している。

4 末梢(まっしょう)の血液循環が悪くても正確な値が出る。

5 健康な人の基準値は95100%である。

 

解答

1:×動脈血酸素飽和度と、脈拍数を測定するための装置です。

2:×動脈血酸素飽和度と、脈拍数を測定するための装置です。

3:×動脈血酸素飽和度と、脈拍数を測定するための装置です。

4:×

5:○

 

問題111 過去に類似問題出題

喀痰(かくたん)吸引(きゅういん)を必要とする利用者に対する`生活支援として、適切なものを1つ選びなさい。

1 口腔内(こうくうない)の乾燥を保つ。

 2 室内の空気を清浄に保つ。

 3 室内の湿度を30%以下に保つ。

 4 水分摂取を控える。

 5 仰臥(ぎょうが)()から側臥(そくが)()への体位変換を控える。

 

解答

1:×口腔内に湿潤がないと痰の濃度がたかくなり吸引除去がしにくくなります。従って乾燥させることは望ましくありません。

2:○

3:×室内の湿度は60%以上必要です。

4:×水分をしっかりとったほうが痰の吸引が容易になります。

5:×

 

問題112 新出問題

介護福祉士が喀痰(かくたん)吸引(きゅういん)を指示に従って実施したが、1回の吸引で(たん)が取り切れなかった。再度、吸引を行うときの対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 呼吸が落ち着いたことを確認する。

 2 吸引時間を延長する。

 3 吸引圧を高くする。

 4 太い吸引チューブに変更する。

 5 (たん)がたまっていそうな部位にしばらく吸引チューブをとどめる。

解答

1:○呼吸が落ち着くまで時間をおき、それから再度作業をスタートします。

2:×

3:×

4:×

5:×カテーテルの交換が必要です。

 

問題113 新出問題

 Aさん(85)は、胃ろうを造設している。介護福祉士は、栄養剤を注入する前にAさんの排尿を促して、排尿があったのを確認した後に注入を開始した。

 注入する栄養剤は体温に近い温度で用意して、注入中の体位は角度10度の仰臥(ぎょうが)()で行った。栄養剤の量と注入の速度は、指示のとおりに行った。注入中に.Aさんが嘔吐(おうと)した。

 嘔吐の原因として、最も可能性の高いものを1つ選びなさい。

 

1 注入前の排尿

2 栄養剤の温度

3 注入中の体位

4 栄養剤の量

5 注入の速度

 

解答

1:×

2:×

3:○胃を圧迫するような体位であると、胃の通貨障害により嘔吐を引き起こすことがあります。

4:×

5:×

 

第29回筆記試験
【医療的ケア】5問 109〜113問
問題109 介護福祉士の業であって、医師の指示の下に行われる喀痰吸引等を規定した法律として、正しいものを1つ選びなさい。(新出問題)
1 社会福祉士及び介護福祉士法
2 社会福祉法
3 介護保険法
4 医師法
5 保健師助産師看護師法

解答

1:○社会福祉士及び介護福祉士法 第2条第2項

この法律において「介護福祉士」とは、第四十二条第一項の登録を受け、介護福祉士の名称を用いて、専門的知識及び技術をもつて、身体上又は精神上の障害があることにより日常生活を営むのに支障がある者につき心身の状況に応じた介護(喀痰吸引その他のその者が日常生活を営むのに必要な行為であつて、医師の指示の下に行われるもの(厚生労働省令で定めるものに限る。以下「喀痰吸引等」という。)を含む。)を行い、並びにその者及びその介護者に対して介護に関する指導を行うこと(以下「介護等」という。)を業とする者をいう。

2:×

3:×

4:×

5:×

問題110 Hさん(90歳、男性)は、介護老人福祉施設に入所中である。呼吸困難はない。ある日、Hさんがベッドに臥床(がしょう)しているときに、(たん)口腔内(こうくうない)にたまってきたので、介護福祉士は医師の指示どおりに(たん)の吸引を行うことにした。(新出問題)
このときのHさんの姿勢として、最も適切なものを1つ選びなさい。
1 頭部を肺よりも低くした姿勢
2 仰臥(ぎょうが)()で顎を引いた姿勢
3 腹臥(ふくが)()で頭部を横にした姿勢
4 ベッドに腰かけた姿勢
5 上半身を10〜30度拳上した姿勢

解答

1:×

2:×

3:×

4:×
5:○下図参照


問題111 介護福祉士が鼻腔内の吸引を行うときに、吸引チューブを挿入できる範囲の限度として、正しいものを1つ選びなさい。(新出問題)


1 A
  B
  C
  D
  E

解答

1:○

2:×

3:×

4:×

5:×


問題112  経管栄養に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。(新出問題)
1 栄養剤の栄養素は、胃から吸収される。
2 栄養剤の注入速度が速いと、下痢を起こすことがある。
3 経管栄養によって、口腔内の細菌は減少する。
4 経管栄養で、誤嚥を起こすことはない。
5 食道への栄養剤の逆流が生じることはない。

解答

1:×胃からの吸収ではなく消化管からの吸収です。

2:○投与速度が速いと、腸管にたくさんのものが入ってしまったことで下痢を起こすことがありますが、この場合には速度をゆっくりにします。

3:×

4:×体位が良くないと誤嚥を起こすことがあります。

5:×チューブの太さによっては逆流を生じることもあります。


問題113 経鼻経管栄養を行っている利用者に対して、栄養剤を流す前に経鼻経管栄養チューブを確認すると、固定テープがはずれて、鼻腔の入口付近でチューブが10cm抜けていた。(新出問題)
このときの介護福祉士の対応として、適切なものを1つ選びなさい。
1 抜けた部分を元に戻す。
2 チューブを鼻から抜く。
3 胃内に挿入されているかどうかを、気泡音で確認する。
4 そのまま注入を開始する。
5 注入は行わずに、看護職に状況を報告する。

解答

1:×

2:×

3:×

4:×
5:○異常が見られる場合は、担当医や看護師に報告しなければなりません。
 

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