人間関係とコミュニケーションのノンストップ問題

第30回試験用出題基準別ノンストップ問題
予告なく内容を変更することがありますのでご注意ください。

人間関係とコミュニケーション

出題基準

A人間関係とコミュニケーション 大項目 中項目 小項目(例示)  (注意:コミュニケーション技術は同じ試験群)
1:人間関係の形成

1)人間関係と心理→○自己覚知、他者理解、ラポール、自己開示、その他(第26回)(第27回)(第28回:共感的態度)(第39回:自己開示)

2:コミュニケーションの基礎
1)対人関係とコミュニケーション→○対人関係・コミュニケーションの意義○対人関係・コミュニケーションの概要(第24回)

   2)コミュニケーションを促す環境(第24回)(第25回)

  3)コミュニケーションの技法→○対人距離(第25回)(第26回)(第28回)

  4)道具を用いた言語的コミュニケーション→○機器を用いたコミュニケーション○記述によるコミュニケーション〇手話等(第27回)(第29回:触手話)


1人間関係の形成1)人間関係と心理→○自己覚知、他者理解、ラポール、自己開示、その他

問題

1 自己覚知(じこかくち)とは自分が今、どのような行動をとり、どのように感じているかを客観的に意識できることである。

2 自己覚知(じこかくち)とは自分の価値観や感情などを客観的に理解することである。

3 自己覚知(じこかくち)するには自分の感情の動きやその背景を意識できるようにしなければならない。

4 援助者が利用者を理解するためには,援助者自身の自己覚知が前提となる。

5 自己覚知とは,利用者自身が置かれている状況を,本人に理解させることである。

6 自己覚知とは,援助者自身のものの見方や考え方について,自ら理解することである。

7 「受容」とは、利用者をあるがままに受け入れるということである。

8 「共感」とは、利用者の感情を把握して、その感情に寄り添うことをいう。
9 共感は,傾聴から生ずるものであるが,その人の心身の状態や生活の状況を知ることによって,より深い共感が得られる。

10 共感は,利用者の立場に立って共に感ずるのであるから,その人の生きていく努力に対して尊敬の念を感ずるのは共感ではない。

11 共感とは,相手に対する同情である。

12 相手に関心と共感を持って聴くことにより信頼関係を深めることができる。

13 介護福祉従事者は,共感の態度を示すために,「ああそうですか」とか「なるほど」などの短い応答を用いてはならない。

14 共感とは、相手の気持ちに心を寄せて、共に感じ、相手の見方を理解しようとすることである。

15 共感的理解のためには,相手の話したくない部分も含めて聞き出すようにする。
16 個別化の原則とは、援助者が利用者の問題の個別性をよく理解し、かつ、一人一人の特有の性質を認め処遇にあたることである。

17 意図的な感情表現とは、利用者が自分自身の感情、喜びや好意などの肯定的なものや、憎しみや敵意などの否定的な感情などあらゆる感情を自由に表現することを認めることである。
18 統制された情緒関与とは、 援助者が利用者の感情の意味を理解し、援助関係の目的達成のため適切な反応を示すことである。

19 受容とはクライエントをあるがまま、良い面も悪い面もすべてそのまま肯定も否定もせず受け入れることである。

20 非審判的態度とは、援助者が自分の価値観や倫理的判断によって、利用者の行動や態度を批判したり、それを利用者に押しつけたりしないことである。

21 自己決定とは 利用者が自分自身の考えや意志に基づき、自ら決定し行動できるよう援助することである。

22 秘密保持とは 利用者に関する情報は利用者の権利を守るため、決して他人(家族や同僚であっても)に漏らしてはならないということである。

23 自分の感情を介した他者理解といのが、援助者の相談活動や面接を深めるきっかけとなる。

24 ラポールは心理学用語で、セラピストとクライエントが互いに信頼しあい、感情の交流を行うことができる状態のことをいう。

25 ラポールを形成するためには「共感」、「受容」が大切である

26 利用者と介護従事者との相互の信頼関係の形成を進めるために、言葉によるコミュニケーションだけでは事実を十分に知ることができないので,まず利用者の行動を観察すことから始める。

27 利用者と介護従事者との相互の信頼関係の形成に関しては、利用者の緊張を和らげ親近感をもってもらうために「です,ます調」の会話を避け,友人と話すような口調にする

28 利用者と介護従事者との相互の信頼関係の形成を図るために、介護従事者は簡潔な自己紹介をした上で,利用者がどのような生活を送りたいかを聞く。

29 介護従事者と家族との間に相互の信頼関係が確立されていない場合,緊急に解決すべき問題があっても,助言や指導は行わない。

30 介護の場面における相互の意思疎通と信頼関係の確立は介護技法の効果ではなく,人格的触れ合いの結果である。

31 ボーエンは「家族システム理論」を展開し、分裂病患者の家族全員を入院させる治療法を試みたり、自分自身の親類縁者を軒並み訪問して面接し、過去の因縁話を堀り起して自己の精神的な分化の過程に与えた情緒的影響の「ルーツ探し」をするなど、大胆な試みを展開した。

32 家族アセスメントの際の「ファミリーマップ」はミニューチンの構造的家族理論が背景となっている。

33 エコマップとは社会福祉援助において、利用者と家族やさまざまな社会資源との関係を、地図のようにシステム的、図式的に描き出すことをいう。
34 自己開示とは
自分からは言いづらいであろう情報や秘密にしたほうがいい情報を打ち明けることである。
35 自己開示では、自分のことを適切伝えられると、相手もそれに応えて思っていることを語りはじめることから人現関係が深まっていく。


解答

1:○自分の考え方の傾向を知ることで価値観の違う方とも冷静に接することができます。

2:○自己覚知できることにより利用者の感情に左右されることなく冷静に問題の把握や判断が出来るようになるので、自己覚知は必要なことです。

3:○

4:○

5:×

6:○

7:○あるがままに受け入れるには、相手に対する先入観や偏見を捨てなければいけません。

8:○相手に受け入れられるように共感的な態度で接することが大切です。

9:○

10:×

11:×

12:○

13:×

14:○

15:×

16:○一人一人かけがえのない個性をもった存在として接します

17:○

18:○利用者の情緒に反応することを意識することで、援助職種者自身の個人的感情を統制することにつながります。

19:○

20:○

21:○あくまでも物事を決定する主人公は利用者自身であるということです。

22:○

23:○

24:○ラポールとは心理学で、人と人との間がなごやかな心の通い合った状態であること。親密な信頼関係にあることをいいます。

25:○ラポール形成には受容と共感意外に「傾聴」も必要ですね。

26:×行動観察から・というのが間違いです。まずはコミュニケーションからはじめると行動観察以上の情報が得られます。

27:×実際の介護現場ではフレンドリーな話し方が多いかと思います。でも試験対策としては節度ある丁寧な言い方をすることが原則です。

28:○まずは相手の希望や要望を聞くことからはじまります。

29:×緊急時に対処しなければならないときは指導や助言は必要な行為です。

30:×信頼関係の確立は介護技法の効果とともに人格的ふれあいの結果でもあります。どちらも欠けてはダメだということです。
31:○ボーエンは家族療法の開拓者として有名です。

32:○ファミリーマップがあることでどこに介入したら家族は良い方向へ動き出すことができるかわかってくることがあります。
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33:○エコマップは、福祉サービスを合理的かつ効率的に提供するために、利用者や家族の人間関係やさまざまな社会資源の状況を、一見して理解できるように、図式化したものです。
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34:○ 自己開示は、相手との関係を深めていくために、自分の中にある思いや、感情、秘密などを他者に打ち明ける方法です。単に本音を出すというのではなく、自分の弱さを尊いものとして語ることであり、人として対等な関係を築くための最も基本的な自己表現です。
35:○上記参照。

2コミュニケーションの基礎1)対人関係とコミュニケーション→○対人関係・コミュニケーションの意義○対人関係・コミュニケーションの概要2)コミュニケーションを促す環境3)コミュニケーションの技法→○対人距離4)道具を用いた言語的コミュニケーション→○機器を用いたコミュニケーション○記述によるコミュニケーション〇手話等
問題

1 コミュニケーションとは複数の人間や動物が意志、感情、情報などの伝達を行うことをいう。

2 伝達媒体には、言語的伝達媒体と非言語的伝達媒体がある。

3 対人援助では聞き上手であることが大切である。

4 コミュニケーションの技法である「動作法」とは、利用者の動作課題を通して、主体的な努力を引き出していく方法である。

5 学齢期以後に聴覚障害となった者とのコミュニケーション手段としては,手話が最もふさわしい。

6 手話を介してのコミュニケーションでは,口の動きや顔の表情は重要な要素とはならない。

7 聴覚障害者とのコミュニケーション手段は,多くの場合手話が用いられるので介護従事者は手話を覚えることが望ましい。

8 認知症老人との対話を深めるには,介護従事者から話題を提供することを極力避けるべきである。

9 認知症のある人には、感性的な納得を助けるコミュニケーションの技法に心掛ける。

10 認知症老人が過去と現実を混同したり,作り話をしたときは,その都度きちんと訂正したほうがよい。

11 認知症老人との対話を深めるには,介護従事者から話題を提供することを避けたほうがよい。

12 認知症高齢者とのコミュニケーションは,高齢者にわかりやすい言葉で,優しいしぐさや暖かいまなざしを加えると効果的である。

13 認知症の高齢者が思い出話をすると,認知が悪化することがあるので,思い出話はさせない方がよい。

14 認知症高齢者との対話が,介護従事者にとって十分理解できない場合は,対話を中断する。

15 認知症高齢者に対しては、誤認や作話など,思い込みの世界に入り込んで会話をする人には,話の内容に同調してはならない。

16 認知症高齢者に対しては、思い出深いことがらに焦点を合わせて話をすると,コミュニケーションがとりやすくなる。

17 視覚障害者の介護ではコミュニケーションと安心感を深めるために,必ず誘導(手引き)を行う。

18 視覚的情報を利用できるロービジョンの人には,文字でのコミュニケーションができる人もいる。

19 点字は視覚障害者のコミュニケーション手段であり,点字で書かれたものは右から左に読んでいく。

20 聴覚障害者とのコミュニケーション手段は,多くの場合手話が用いられるので介護従事者は手話を覚えることが望ましい。

21 感覚訓練によって視覚・聴覚などの重複障害者は,触覚や運動感覚を使ってコミュニケーションを図ることができるようになる。

22 難聴者とのコミュニケーションは,補聴器の感度を高めることが大切な要点である。

23 言語障害に加えて重度まひなどにより,書くことのできない障害者とのコミュニケーションは,家族の助けを借りることが最もよい方法である。

24 シルバーホンは,音量の調節ができるので,老人性難聴に最も適している。

25 ミニファックスは,送信はよいが,受信を知る方法がないのが欠点とされている。

26 読話とは,聴覚障害者に対して発話者の口唇周辺の動きから音声を推測する方法のことをいう。

27 聴覚障害者の読話によるコミュニケーションでは話し相手は,逆光にならないような位置で話しかける。

28 聴覚障害者の読話によるコミュニケーションでは11.5m離れることが読話に最適の距離である。

29 聴覚障害者の読話によるコミュニケーションでは、はっきりと,普通に話してよい。

30 聴覚障害者の読話によるコミュニケーションでは、大きい声を出すと,口唇の変化が明確になり,より分かりやすくなる。

31 聴覚障害者のコミュニケーションでは、読話で話が理解されない場合には,表現を変えずに繰り返す方がよい。

32 聴覚障害者については手話による通常のコミュニケーションの場合も,問題の性質によっては筆談を併用するとよい。
33 面接技法としては、言語的なコミュニケーションとともに、非言語的なコミュニケーションも重視する。

34 介護従事者は,言葉かけやスキンシップなどのコミュニケーションにより,良い人間関係づくりに努力する。

35 利用者のニードは,行動や表情から把握できるので,本人から話してもらわなくても理解できる。

36 介護従事者と利用者との共感は,コミュニケーションの基本である。

37 高齢者とのコミュニケーションでは「なぜ」「どうして」という問いかけは、利用者を混乱に追い込むことがある。

38 介護従事者が利用者に向ける身体の向け方や視線も,コミュニケーションの重要な要素である。

39 利用者の表情や視線は,利用者のメッセージであり,コミュニケーションでの重要な要素である

40 表情、動作、視線などは、コミュニケーションの重要な要素である。

41 コミュニケーションをとるためには、相手を安心させることが必要であり、優しく接することが重要である。

42 コミュニケーション技法では、質問することも重要なポイントであるが、質問に答えるかどうかは、相手が決めることを念頭に置いておく必要がある。

43 「手話」は聴覚障害者がコミュニケーションに用いる視覚的な言語である。

44 触手話とは、話し手が手話を表し、盲ろう者がその手に触れて伝える方法である。
45 トーキングエイドは、主に、会話や筆談が困難な重度の障害者において、他の人に意思を伝えるために作られた機器である。

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46 CAPP(コンパニオン・アニマル・パートナーシップ・ プログラムの略称)は人と動物のきずなを大切にするという理念に基づき、動物が施設等におもむき人間と動物の友情を深める活動のことをいう。

47 カウンセリング技法である「受容」とは相手の話を「あいづち」を打ちながら聴くことである。

48 カウンセリング技法である「繰り返し」とは事実関係、事柄に関する部分のカウンセラーによる繰り返し「おうむ返し」と言われるものである。

49 カウンセリング技法である「感情の反射」とはクライエントの言葉や、非言語的表現に込められている「感情」「気持ち」に応じた繰り返しを行うことである。(第25回)

50 カウンセリング技法である「明確化」とはクライエントの「感情」または「考え方」についての「不明確な表現」を、カウンセラーがより適切と思われる表現に直して言い換える技法である。

51 カウンセリング技法である「質問」とは開かれた質問を使って、クライエントに多くのことを話させるようにする技法である。

52 カウンセリング技法である「場面構成」とはコミュニケーションをスタートさせたり、気持ちの転換を促したり、話のこう着状態から離れる試みとして、場面の特性を説明したり、沈黙を脱するために言葉をかけることである。
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解答

1:○

2:○手話はどちらにはいるでしょう。言語の一つになるので注意してください。ジェスチャーやしぐさは非言語的伝達媒体となります。

3:○自分の会話を優先しないで利用者の話に耳を傾けることを優先しなければいけません。

4:○現在ではあらゆる精神障害者や認知症高齢者へもこの方法が適用されています。

5:×

6:×

7:○

8:○認知症のかたはいろんなかたちで感情表現をします。それらを受け止めながらコミュニケーションを円滑にしていく技法を身につけることは大事です。

9:×認知症では記憶障害、見当識障害、判断力の低下などがおきます。過去と現実を混同しても否定や訂正しないようにしましょう。また、「作話」は本人の不安からくるものですからこれも訂正などせず受け止めることが望ましいです。

10:×一方的に介護者が話しまくるのは問題ですが、話題を提供してコミュニケーションを円滑にすることは望ましいことです。

11:×話題を提供することで人間関係が築かれてコミュニケーションもスムーズになります。

12:○

13:×認知症のお年寄りにこの回想法(思い出話などをする)というのは有効です。

14:×十分に理解できなくても中断をしないで受け止めることが大切です。

15:×否定するのではなく、むしろ同調してあげることにより症状が安定します

16:○認知症のお年寄りは、昔懐かしい思い出話などしたり、昔のものに触れたりすることでコミュニケーションが取りやすくなります。

17:×視覚障害者の介護ではコミュニケーションと安心感を深めるために,必ず誘導(手引き)を行う。・・「必ず」という言葉がはいった問題のほとんどは間違いです。何事にも「絶対に」「必ず」しなければならないということはありません。コミュニケーションを深めるには、誘導しなくとも言葉の力で深まることもあるはずです。

18:○ロービジョンとは弱視のことです。文字が見えますので文字でもコミュニケーションは可能です

19:×左から右に読んでいくのが正解です。

20:○「手話を覚えることが望ましい」と柔らかい表現になっています。これが「必ず手話を・・覚えなければならない」とかですときっと×扱いになるのでしょう。視覚障害者のケアでは手話はコミュニケーションの大きな役割を担います。

21:○感覚訓練とは人が感じ取れることができるあらゆる感覚器官の機能を最大限鍛えることによってコミュニケーションの拡大を図ろうとするものです。

22:×補聴器の感度を上げすぎることにより周囲の音をひろってしまい聞きづらくなることもあるので間違いです。

23:×「家族の助けが最も必要」というのが間違い・・コミュニケーションは家族以外にもケアスタッフやリハビリスタッフなどとの協力をえながらチームで取り組むことが大切です。

24:×老人性難聴=感音性難聴は神経系の難聴なので音量の調節は意味がありません。

25:×送信、受信も可能です。

26:○読話とは相手の唇の動きを読み取ることにより、言葉を理解する方法です

27:○逆光だと、話し手の顔や表情が見えにくいので不安になってしまいます。いいコミュニケーションをとろうと思ったら逆光になるのは避けたほうがいいです。

28:○いいコミュニケーションをとるには最適な距離があります。近づきすぎては圧迫感があるし、離れすぎてもなんとなく疎外感が生まれます。11.5m離れることが読話に最適の距離といわれています。

29:○

30:×ことさら大きい声でなくてもいいです。大事なのはやや大きく口をあけて話すことです。

31:×健常者同士の会話でも、話が理解されないときは、表現をいろいろかえて伝えようと努力しますが、読話で理解されないときも同様に表現を変えたほうが伝わりやすいはずです。

32:○手話では説明しきれないこともあります。その時に役立つのが筆談です。
33:○

34:×

35:×

36:○

37:○

38:○

39:○

40:○

41:○

42:○

43:○

44:○
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45:○

46:○簡単にいうとCAPP活動は動物を媒体とした人と人との関係をより良くする活動です。

47:○受容とは、相手のありのままを肯定的に受け入れることです。

48:○「わたしはあなたの話をこういうふうに理解しましたが、間違いないでしょうか」と確認する気持ちを込めて、ポイントを復唱します。それによってクライエントは、自分の気持ちや受け取り方に対して自問自答を進めることになり、今までぼんやりしていた自分がはっきりと見えてきます。

49:○カウンセラーが主訴を掴むことにより、クライエントが自分の本当の気持ちに気づき始めます。

50:○クライエントが薄々気づいてはいるけれど、まだはっきりと意識していないところを先取りして、これを言語化(意識化)することを明確化といいます。

51:○イエス、ノーで答えられないような質問(何故・・・どうして・・・)。自分で言って自分で答えを出して行く方法をとります。

52:○

第29回筆記試験
人間関係とコミュニケーション】(2問) 3〜4問題 【人間関係とコミュニケーション】、【コミュニケーション技術】は同一科目試験群です。
問題3 自己開示に関する次の記述のうち,最も適切なものを1つ選びなさい。(新出問題)

1 相手に自分のことを良く思ってもらうために行う。

2 初対面の人には,できるだけ多くの情報を開示しながら行う。

3 相手の情報を強制的に引き出すために行う。

4 良好な人間関係を築くために行う。

5 ジョハリの窓(Johari Window)の開放された部分(open area)を狭くするために行う。

解答

1:×

2:×

3:×

4:○自己開示は、相手との関係を深めていくために、自分の中にある思いや、感情、秘密などを他者に打ち明ける方法です。単に本音を出すというのではなく、自分の弱さを尊いものとして語ることであり、人として対等な関係を築くための最も基本的な自己表現です。

5:×
参考:自己開示の機能
自己開示には次のような機能があります。

1:感情表出

自分が抱えている葛藤を開示することによって、不安や緊張が解消されます。

2:自己明確化

自己開示の相手の存在によって、自分の意見・態度がはっきり自覚させるようになり、その一貫性・統合性が保たれます。

3:社会的妥当化

反応を見ながら、社会的・周囲の人は自分の考えをどう思っているのかをしることができます。

問題4 Bさん(60歳,男性)は,先天的に耳が聞こえないろう者である。ろう学校入学以後,同じ障害のある仲間とのコミュニケーションが心の支えになってきた。数年前に緑内障(glaucoma)を発症して視覚障害が残り,両眼とも外界の明暗が分かる程度の視力となった。

Bさんと円滑なコミュニケーションをとるときの手段として,最も適切なものを1つ選びなさい。(新出問題)

1 触手話

2 筆談

3 点字

4 透明文字盤

5 携帯用会話補助装置

解答

1:○触手話とは、話し手が手話を表し、盲ろう者がその手に触れて伝える方法です。画像参照

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2:×問題文に「両眼とも外界の明暗が分かる程度の視力となった」とあるので、筆談は難しいと思われます。

3:×

4:×透明文字盤は視線を利用して文字を確定しコミュニケーションを行うものです。画像参照

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5:×携帯用会話補助装置 は入力した言葉を音声または文章に交換する携帯式の装置です。電話での応答や、外出時の会話など、自立を助けるコミュニケーションツールとして使用されています。Bさんは聴者と全く同様のレベルでしゃべる事は出来ない状態であるのでこの装置使用は不適と思われます。
参考:ろう者とは、聴覚障害者の一区分で、音声言語獲得前に失聴した人が多い。

*口話法・高性能の補聴器・早期訓練などによって、訓練すればある程度はしゃべれます。ただし、聴者と全く同様のレベルでしゃべる事は出来ない状態です。

*「音声言語」ではなく「手話」でなら意思疎通が図れます。


第28回筆記試験
人間関係とコミュニケーション】(2問) 3〜4問題 【人間関係とコミュニケーション】、【コミュニケーション技術】は同一科目試験群です。

問題3 共感的態度に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。(共感・共感的理解・共感的態度等については過去に出題)
1 利用者に対して審判的態度で関わる。
2 利用者の感情をその人の立場になって理解して関わる。
3 利用者と自分の感情を区別せず、同調して関わる。
4 利用者の感情に共鳴して、同情的に関わる。
5 利用者が示す否定的な感情は避けて関わる。

解答
1:×利用者に対して、その現在や過去の行為を非難したり裁いたりする態度のことです。
2:○その人の立場にたって物事を考えることです。
3:×
4:×共感は相手の立場・目線から物事を見ることですが、同情的に関わることは、自分よりも不遇な立場にあるという前提で、憐れみや悲しみの感情を向けることになるので、相手と同じ立場に立ちにくい側面があります。
5:×相手の否定的な感情にも逃げることなく関わることが大切です。
参考:(web介護福祉士会ノンストップ問題)
 次の記述のうち,適切なものを一つ選びなさい。

1 傾聴には,相互の円滑な対話関係が必要である。したがって,痴呆性老人や言語

 障害者に対しては,傾聴による心理的効果は期待できない。

2 傾聴ということには,話し手が他者を批判することまでも聴くことを含んではい

 ない。

3 「洞察」や「心理的支持」を期待するコミュニケーションは,特別の場所と時間

 を取って行うべきである。

4 共感は,傾聴から生ずるものであるが,その人の心身の状態や生活の状況を知る

 ことによって,より深い共感が得られる。

5 共感は,利用者の立場に立って共に感ずるのであるから,その人の生きていく努

 力に対して尊敬の念を感ずるのは共感ではない。
正解2

問題4 Bさんは、パーキンソン病で、要介護3である。車いすを利用しているが、自分では移動できない。声が小さく、聞き取りにくい。難聴はない。食堂にいたBさんが、10mほど離れた窓の方向を指して何か言ったが、少し離れた場所にいた介護福祉職には聞こえなかった。
その時の介護職の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。(コミュニケーションに関する介護福祉職の対応については過去に出題済)
1 Bさんのそばに行き、何も言わずにBさんの口元に耳を近づける。
2 Bさんのそばに行き、もう一度話すように依頼する。
3 その場所からBさんに、大きな声で話すように促す。
4 その場所からBさんに、聞こえないと伝える。
5 Bさんを窓のところに案内する。

解答
1:×難聴がないのにBさんの口元に耳を近づける行為は不自然です。
2:○
3:×Bさんの近くまで普通に話していただきます。
4:×
5:×何故、窓の方向を指していたのか、まずその確認をすることが必要です。

第27回筆記試験
人間関係とコミュニケーション】(2問) 3〜4問題 【人間関係とコミュニケーション】、【コミュニケーション技術】は同一科目試験群です。

問題3 ラポール形成の初期段階のかかわりとして、最も適切なものを1つ選びなさい。  (類似過去問で出題済み)

1 利用者の感情に関心を持つ。

2 利用者の家族環境を詳しく聞く。

3 介護福祉職が詳しく自己紹介する。

4 黙って聴くことに徹する。

5 「なぜ」で始まる質問を繰り返す。

 

解答

1:○話し手に対して、受容・共感的態度で、どのように感じているか、考えているかを受け止めるなかで、最も大切な信頼関係が生まれてきます。

2:×家庭内のことよりも、まずは本人に焦点をあてます。

3:×まずは、利用者本人に焦点をあてて接することが大切です。過去問で「利用者と介護者との相互の信頼関係の形成を図るために、介護従事者は簡潔な自己紹介をした上で,利用者がどのような生活を送りたいかを聞く」というのがありましたが、これは○。 詳しく自分の紹介をすることは不適切です。

4:×時にはあいづちをうちながら、傾聴します。

5:×コミュニケーションでは、「なぜ」「どうして」ですと尋問的になってしまい相手が混乱してしまいかねません。

 

問題4 Aさん(83歳、男性)は介護予防通所介護(デイサービス)を利用し始めた。重度の加齢性難聴(presbycusis)がある。これまで補聴器を使った経験はない。コミュニケーション意欲は高く、介護福祉職とやり取りすることを好む。認知症(dementia)はない。

介護福祉職がAさんと日常のやり取りを始めるときの、コミュニケーション方法として、最も適切なものを1つ選びなさい。(類似過去問でい一部出題済み) 

1 Aさんはイラストを多用したコミュニケーションノートを使う。

2 Aさんは挿耳型補聴器を一日じゅう使う。

3 Aさんも介護福祉職も五十音表の文字盤を使う。

4 Aさんは話し、介護福祉職は筆談と併せて発語も行う。

5 Aさんは携帯用会話補助装置を使い、介護福祉職は話す。

 

解答

1:×

2:×これまで補聴器を使った経験はないとのことなので間違い。また、補聴器を使う方でも、就寝される時は補聴器を外すのがいいでしょう。寝返り等により耳を圧迫したり、外耳道(耳穴)を傷つける恐れがあります。

3:×

4:○

5:×

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第26回筆記試験

人間関係とコミュニケーション】(2問) 3〜4問題 【人間関係とコミュニケーション】、【コミュニケーション技術】は同一科目試験群です。

問題3 自己覚知のために、最も重視するものを1つ選びなさい。

1 自分の感情の動きとその背景を洞察する。

2 自分の将来の目標を設定する。

3 自分中心でなく、他者中心に考える。

4 自分を肯定的にとらえる。

5 自分の価値観に基づいて行動する。   

 

解答

1:○よく出題される問題です。自分の考え方の傾向を知ることを「自己覚知」といいます。これによって価値観の違う方を理解して接することができます。

2〜5:×上記解説を参照

 

問題4 Bさん(85歳、女性)は、認知症がある。ショートステイを1週間利用することになった。1日目の夕方、介護職員が忙しい時間帯に、Bさんは何回も、「私はここにいていいの」と繰り返し尋ねた。

 介護職の最初の言葉かけとして、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 「どこに行きたいのですか」

2 「後からゆっくり聞きますね」

3 「同じことを何回も聞かないでください」

4 「ここにいてくださっていいですよ」

5 「ここにじっとしていてください」 

解答

1:×

2:×

3:×

4:○相手の気持ちに寄り添って共感する。これが大切です。「共感」とは、利用者の感情を把握して、その感情に寄り添うことです。

5:×

 

第25回筆記試験

【人間関係とコミュニケーション】(2問【人間関係とコミュニケーション】、【コミュニケーション技術】は同一科目試験群です。

 

問題3 介護職と利用者のコミュニケーションを促す場面づくりに関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
1 利用者との関係性をつくる座り方として、直角法より対面法の方が有効である。
2 対面法で座る場合、視線を向けることのできる花瓶などを机の上に置くとよい。
3 利用者に近づけば近づくほど、親密な雰囲気になって利用者は話しやすくなる。
4 利用者が座っているときも、介護職は立ったままで話しかけてよい。
5 介護職が腕や足を組んだ姿勢をとると、利用者はより話しやすくなる。

 

解答
1:×関係性を築くということでは、対面法では 緊張を強いることがあるので、視線を交あわせる必要のない 直角法のほうが効果的です。
2:○きちんと物事を伝える場合には対面する直接法を用います。この場合、花瓶などをおくとその場の雰囲気が和らぐ効果があります。
3:×近づけば近づくほど、緊張感は高まってきます。
4:×立ったままで話されると、利用者は威圧感を感じてしまいます。
5:×腕や足を組んだ姿勢で話されると威圧感を感じて話しにくくなります。

問題4 Bさんの父親は認知症(dementia)があり、同じ話を繰り返す。Bさんが、「同じ話を毎日聞いて疲れる。疲れるのは父親のせいだ。つらいです」と介護職に話した。
 このときの介護職の、感情の反射(reflection of feeling)を用いた返答として、適切なものを1つ選びなさい。
1 「どんなふうにつらいですか」
2 「つらい気持ちなのですね」
3 「うまくいっていないのですね」
4 「つらい気持ちは怒りみたいなものですね」
5 「あなたが話していることは、お父さんに対するつらさですね」

解答
1:×
2:○Bさんは「つらいです」と思っています。感情の反射」というのは利用者が言葉や動作などで述べた感情を、そのまま受け取り、言葉で返すことです。このことでBさんの問題点の明確化、心の整理などがついてきます。
3:×
4:×
5:×


第24回筆記試験
人間関係とコミュニケーション】(2問)  【人間関係とコミュニケーション】、【コミュニケーション技術】は同一科目試験群です。
問題3 対人援助関係におけるコミュニケーションの基本に関する次の記述のうち、最も適切なものを一つ選びなさい。
1 一方的な意思表示ではない。
2 その人の生き方や経験は反映されない。
3 感情の伝達は含まない。
4 情報の伝達を目的としない。
5 人間関係の形成とは関連しない。

解答
1:○コミュニケーションの基本は会話のキャッチボール。一方的な会話となってはいけません。
2:×コミュにケーションは感情 、 意思 、 情報 などを、発信受信応答することです。そういうことで相互連絡関係が保たれます。
3:×コミュにケーションは感情 、 意思 、 情報 などを、発信受信応答することです。そういうことで相互連絡関係が保たれます。
4:×コミュにケーションは感情 、 意思 、 情報 などを、発信受信応答することです。そういうことで相互連絡関係が保たれます。
5:×コミュにケーションは感情 、 意思 、 情報 などを、発信受信応答することです。そういうことで相互連絡関係が保たれます。

問題4 Bさん(75歳、男性)は施設に入所後3日たったが、表情が硬く、まだ誰とも話をしていない様子である。Bさんに対しての介護職の初期のかかわり方として、適切でないものを一つ選びなさい。

1 何に興味を持っているかを把握するため表情や行動を観察する。
2 さりげない会話をして関係の構築を図る。
3 どの場面で、どの場所に座るかなどを観察する。
4 肩に手を回すなど身体への接触を中心にする。
5 言葉だけでなく笑顔やうなずきを交える。

解答
1:○表情や行動を観察することで相手の心理状態に適した対応をすることができます。
2:○さりげなくコミュニケーションを深めることで相手も心が開きやすくなります。
3:○座る位置は重要です。真正面に対峙して座るよりも90度の角度が良いとされています。
4:×施設入所後3日で、まだ表情が硬い利用者に対して身体への接触を中心に関わってはコミュニケーションを深めることにはなりません。
5:○笑顔は大切なコミュニケーションツールです。


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