第28回用心と体のしくみノンストップ問題

第30回試験用出題基準別ノンストップ問題
予告なく変更する場合がありますのでご了承ください。

こころとからだのしくみ

出題基準

Jこころとからだのしくみ  大項目 中項目 小項目(例示)

1: こころのしくみの理解

1)人間の欲求の基本的理解→○ 基本的欲求○社会的欲求(第24回)(第26回)(第28回:マズローの欲求段階) 

2)自己概念と尊厳 →○自己概念に影響する要因 ○自立への意欲と自己概念 ○自己実現といきがい

3)こころのしくみの基礎→○ こころのしくみに関する諸理論 ○思考のしくみ ○学習・記憶・思考のしくみ(第25回)(第27回)(第29回:記憶の部位) ○感情のしくみ(第25回) ○意欲・動機づけのしくみ ○適応のしくみ (第24回)○その他(第28回:心的外傷後ストレス障害(PTSD))

 

2:からだのしくみの理解

1)からだのしくみの基礎→○ 生命の維持・恒常のしくみ(体温、呼吸、脈拍、血圧、その他)(第25回)(第29回:副交感神経) ○人体部位の機能・名称(心臓・肝臓・膵臓・脾臓・肝臓) (第26回)○ボディメカニクス(第29回:立位・筋肉の役割り)○関節の可動域 ○その他 (第24回)(第27回:関節運動と筋肉)(第28回:日常生活動作)(第29回:骨の強化)(第29回;必要エネルギー量)

 

3:身じたくに関連したこころとからだのしくみ

1)身じたくに関連したこころとからだの基礎知識 →○身じたくの行為の生理的意味 ○口腔の構造と機能(第26回) ○爪の構造と機能(第29回:白濁・肥厚)○毛髪の構造と機能 ○その他 (第29回:皮膚の機能)

2)身じたくに関連したこころとからだのしくみ→○ 口腔の清潔○更衣に関連したこころとからだのしくみ ○整髪に関連したこころとからだのしくみ ○洗面に関連したこころとからだのしくみ

3)機能の低下・障害が及ぼす整容行動への影響→○ 口腔の清潔に関する機能の低下・障害の原因 ○機能の低下・障害が及ぼす整容行動への影響(口腔の清潔、更衣、整髪、洗面、その他)  (第24回)(第28回:口内炎)(第29回:皮膚の創傷治療)

4)生活場面におけるこころとからだの変化の気づきと医療職との連携  

 

4:移動に関連したこころとからだのしくみ

1)移動に関連したこころとからだの基礎知識→○ 移動行為の生理的意味 ○重心の移動、バランス ○良肢位 ○その他

2)移動に関連したこころとからだのしくみ→○ 安全・安楽な移動、姿勢・体位の保持のしくみ ○立位・座位保持のしくみ ○歩行のしくみ ○筋力・骨の強化のしくみ ○その他

3)機能の低下・障害が及ぼす移動への影響 →○移動に関する機能の低下・障害の原因 ○機能の低下・障害が及ぼす移動への影響(骨折、廃用症候群、褥瘡、その他)(第25回)(第26回)(第26回)(第26回)(第27回:廃用症候群)(第28回:廃用症候群)

 ○運動が及ぼす身体への負担 ○その他 (第24回)(第24回)(第24回)

4)生活場面におけるこころとからだの変化の気づきと医療職との連携  

 

5:食事に関連したこころとからだのしくみ

1)食事に関連したこころとからだの基礎知識→○ 身体をつくる栄養素(第26回)(第28回)1日に必要な栄養量 ○1日に必要な水分量 ○その他 (第29回: 摂食・嚥下のプロセス)

2)食べることに関連したこころとからだのしくみ→○ 食べることの生理的意味 ○食欲・おいしさを感じるしくみ(空腹・満腹、食欲に影響する因子、視覚・味覚・嗅覚、その他) (第28回:小腸→栄養分の吸収)

○のどが渇くしくみ ○食べるしくみ ○食物を口まで運ぶ(視覚の情報、手の機能、姿勢と運動)

○食物の性質の判断(視覚、嗅覚からの情報、過去の記憶) ○食物にあった口の準備(筋肉、神経、唾液の分泌)

○咀嚼運動 ○嚥下運動・嚥下反射○消化 ○その他 (第24回)

3)機能の低下・障害が及ぼす食事への影響→○ 食べることに関する機能の低下・障害の原因 (第25回)(第27回:タンパク質制限)

○機能の低下・障害が及ぼす食事への影響(低血糖・高血糖、嚥下障害、誤嚥のある人の食行動、食欲不振のある人の食行動(第25回)(第27回:糖尿病)(第27回:誤嚥)

4)生活場面におけるこころとからだの変化の気づきと医療職との連携→○ 誤嚥を予防するための日常生活での留意点 ○嚥下障害に気づく観察のポイント

 ○脱水に気づく観察のポイント (第28回)

 

6:入浴、清潔保持に関連したこころとからだのしくみ

1)入浴、清潔保持に関連したこころとからだの基礎知識→○ 清潔保持の生理的意味 ○清潔保持に関連した身体の器官 ○その他

2)清潔保持に関連したこころとからだのしくみ→○ リラックス、爽快感を感じるしくみ○皮膚の汚れのしくみ ○発汗のしくみ ○その他  (第27回)

3)機能の低下・障害が及ぼす入浴、清潔保持への影響→○ 入浴、清潔保持に関する機能の低下・障害の原因 ○機能の低下・障害が及ぼす入浴、清潔保持への影響(かゆみ、かぶれ、褥瘡、その他)(第25回) (第25回)○入浴が及ぼす身体への負担 (第24回)(第26回)(第28回)

4)生活場面におけるこころとからだの変化の気づきと医療職との連携  

 

7:排泄に関連したこころとからだのしくみ

1)排泄に関連したこころとからだの基礎知識→○ 排泄の生理的意味 ○尿の性状、量、回数 ○便の性状、量、回数 ○尿の生成のしくみ ○便の生成(消化・吸収)のしくみ ○その他

2)排泄に関連したこころとからだのしくみ→○ 排尿のしくみ ○排便のしくみ ○その他

3)機能の低下・障害が及ぼす排泄への影響→○ 排泄に関連する機能の低下・障害の原因 ○機能の低下・障害が及ぼす排泄への影響(認知症、便秘、下痢、失禁、その他) (第25回)(第25回) (第26回)(第27回:便秘の原因)(第27回:多尿の原因)(第28回:失禁)(第29回:失禁)

4)生活場面におけるこころとからだの変化の気づきと医療職との連携→○ 日常生活で便秘・下痢に気づくための観察のポイント

 

8:睡眠に関連したこころとからだのしくみ

1)睡眠に関連したこころとからだの基礎知識 →○睡眠の生理的意味 ○睡眠時間 ○睡眠のリズム ○睡眠に関連した身体の器官 ○その他 (第24回)

2)睡眠に関連したこころとからだのしくみ→○ 睡眠のしくみ ○その他  (第27回)(第28回:睡眠とホルモン)

3)機能の低下・障害が及ぼす睡眠への影響→○ 睡眠に関連する機能の低下・障害の原因 ○機能の低下・障害が及ぼす睡眠への影響 ○その他 (第25回) (第26回)(第27回)(第29回:高齢者の睡眠)

4)生活場面におけるこころとからだの変化の気づきと医療職との連携  

 

9:死にゆく人のこころとからだのしくみ

1)「死」の捉え方→○ 生物学的な死 ○法律的な死 ○臨床的な死 ○その他

2)終末期から危篤、死亡時のからだの理解→○ 身体の機能の低下の特徴 ○死後の身体的変化 ○その他 (第26回)

3)「死」に対するこころの理解 →○死に対する恐怖・不安 ○「死」を受容する段階 ○家族の「死」を受容する段階 ○その他 (第24回)(第26回)(第27回:キューブラー・ロス心理過程)

4)医療職との連携 →○呼吸困難時に行なわれる医療の実際と介護の連携 ○疼痛緩和のために行なわれる医療の実際と介護の連携 ○その他 (第28回:看取り・連絡先)(第29回:事前指示書)


1こころのしくみの理解

1)人間の欲求の基本的理解→○ 基本的欲求 ○社会的欲求

2)自己概念と尊厳 →○自己概念に影響する要因 ○自立への意欲と自己概念 ○自己実現といきがい

3)こころのしくみの基礎→○ こころのしくみに関する諸理論 ○思考のしくみ ○学習・記憶・思考のしくみ ○感情のしくみ ○意欲・動機づけのしくみ

 ○適応のしくみ

問題

1 生活の質(QOL)とは、「生きているだけ」ではなく「どう生きているか」という質が大事であるという考え方のことである。

2 健康寿命(けんこうじゅみょう)とは日常的に介護を必要としないで、自立した生活ができる生存期間のことである。

3 防衛機制とは不安・葛藤・フラストレーションなどから自己を守ろうとして働くさまざまな心の仕組みである

4 防衛機制(適応機制)とは人間の緊張や不安などの不快な感情をやわらげ、心理的な安定を保とうとする心の働きである。

5 防衛機制(適応機制)の抑圧とは意識すると不快や不安を覚えてしまうような記憶や観念を意識外へ押し出そうとする。忘却の形をとることが多い。意識的に行われる場合は「制止」あるいは「禁止」と呼ばれる。過度の抑圧は神経症の原因の一つとされている。

6 防衛機制(適応機制)の抑圧とは、実現困難な欲求を心の中におさえこんでしまう機制である。

7 防衛機制(適応機制)の反動形成とは内心抱いている感情や欲求とは正反対の態度や発言をする。

8 防衛機制(適応機制)の代償とは当初の目標と機能的に類似した目標を達成することによって満足を得る。「補償」ともいう。

9 防衛機制(適応機制)の昇華とはエネルギーの対象になっている目標を社会的・文化的に承認されたものへと転換して満足を得る。

10 防衛機制(適応機制)の合理化とは本来の欲求や動機を隠して,自分に都合のよい理屈で正当化する。

11 防衛機制(適応機制)の合理化とは、一見もっともらしい理由をつけて、自分を正当化しようとする機制である。

12 防衛機制(適応機制)の投影とは他人も自分の態度,感情などと同じものをもつと決めてかかる傾向。自分が持っていることを認めると自分を傷つけるような衝動や感情を無意識に他の人や物に転換する。

13 防衛機制(適応機制)の退行とは欲求不満によって生じた緊張を,自分の生活史の前段階へ,あるいは生活史とは無関係の原始的行動へ戻ることで緩和する。

14 防衛機制(適応機制)の退行とは、たえがたい事態に直面したとき、発達の未熟な段階にあともどりして自分を守ろうとする機制である。

15 防衛機制(適応機制)の逃避とは苦痛や不安などから逃れるために,他の現実または空想へと逃げる。

16 防衛機制(適応機制)の逃避とは、直面している苦しくつらい現実から逃避することにより、一時的に心の安定を求める機制である。

17 防衛機制(適応機制)の同一視とは自分以外のものに自分の姿を重ねることによって,自分にできないことを達成しようとする。

18 防衛機制(適応機制)の同一化とは、自分にない名声や権威に自分を近づけることによって、自らの価値を高めようとする機制である。

19 防衛機制(適応機制)の転移とはある特定の対象に向けられていた感情や態度を,別の対象に向け変える。人から人への感情転移が一般的。

20 防衛機制(適応機制)の攻撃とは、他人や物を傷つけるなどして、欲求不満を解消しようとする機制で、直接的なものと間接的なものとがある。

21 うつ病とは、気分障害の一種であり、抑うつ気分や不安・焦燥(しょうそう)、精神活動の低下、食欲低下、不眠症などを特徴とする精神疾患である。

22 抑うつ状態になると、ふさぎ込んだり、自分を責めたり、悲観的な話をしたりする。

23 不安神経症は漠然とした恐怖感を持つもので、 落ち着かない心理状態となり; 脱力感・ふるえ・めまい・動悸・呼吸困難・不眠・尿意頻数などが起こる。

24 認知症の中心となる症状とは「記憶障害」や「判断力の低下」などで、必ずみられる症状である。

25 記憶には、記銘と保持と想起の3つの過程がある。

26 記憶はいったん脳の奥の海馬という部位に保存される。

27 手続き記憶は比較的保たれる長期記憶の一種で、技能や手続き、ノウハウなどを保持する記憶である。
28 手続き記憶は思考を介さずに獲得され再現される、物事の手順についての記憶である。

29 意味記憶」は 長期記憶の中でも、言葉とその意味を結びつけている記憶のことをいう。
30 エピソード記憶とは、「昨日、2時間も図書館で勉強した」というように特定の時間的・空間的文脈(いつ・どこで)のなかに位置づけることのできる出来事(エピソード)に関する記憶である。
31 エピソード記憶は、個々の経験・体験の記憶を指す。

32 短期記憶とは短期間保持される記憶である。
33 感覚記憶とは視覚、聴覚、触覚、嗅覚の感覚などの感覚体験の記憶である。
34 感覚記憶は感覚刺激を感情情報の「まま保持する記憶のことをいう。

35 生理的欲求の中には、食欲、性欲、睡眠、生命維持などがある。

36 社会的欲求には、家族、友人、所属、人間関係などがある。

37 マズローの欲求階層説では、人間の持つ欲求は、生理的欲求−安全への欲求−社会的欲求−自我欲求−自己実現欲求といった形で低次元の欲求から高次元の欲求へと5つの階層をなしているとしている。
38 認知症とフラッシュバックには関連性がある。
39 心的外傷後ストレス障害(PTSD)では不安や恐怖、睡眠障害、幻覚様症状、フラッシュバック、悪夢、フラッシュバック、頭痛、腹痛、吐き気等様々な身体症状等がある。

(参考) 適応機制のその他の過去問題    ←クリック

解答

1:○

2:○WHO2000年にこの言葉を公表しました。平均寿命から介護(自立した生活ができない)を引いた数が健康寿命になります。

3:○

4:○

5:○

6:○

7:○

8:○

9:○

10:○

11:○

12:○

13:○

14:○

15:○

16:○

17:○

18:○

19:○

20:○

21:○

22:○

23:○

24:○周辺の症状は人によって差があり、怒りっぽくなったり、不安になったり、異常な行動がみられます。

25:○

26:○

27:○

28:○

29:○

30:○

31:○

32:○

33:○

34:○加齢に伴い、感覚器官が衰えてくるので感覚記憶の情報量は減ってきます

35:○

36:○

37:○人間の持つ欲求は、生理的欲求−安全への欲求−社会的欲求−自我欲求−自己実現欲求といった形で低次元の欲求から高次元の欲求へと5つの階層をなしており、低次元の欲求が満たされてはじめて高次元の欲求へと移行するというものです。
38:×フラッシュバックは強いトラウマ体験(心的外傷)をうけた場合に、後になってその出来事が鮮明に思い出されたり、夢にみたりする現象です。一般的に認知症や知的障害等で理解力に障害がある場合にはフラッシュバックはおこりにくいとされています。

39:○

2からだのしくみの理解

1)からだのしくみの基礎→○ 生命の維持・恒常のしくみ(体温、呼吸、脈拍、血圧、その他) ○人体部位の名称 ○ボディメカニクス ○関節の可動域 ○その他 日常生活動作

問題

1 自律神経には交感神経と副交感神経があり、この二つの神経が逆方向に働くことにより、身体のバランスがとれた状態を保つ。

2 ホメオスタシスとは生体の内部や外部の環境が変化しても、その生体の状態が一定に保たれるようにする状態のことである。

3 バイタルサインとは人間の生命の基本的な徴候のことで、一般的には脈拍、呼吸、体温、血圧の4つをさす。

4 神経系を分類すると脊髄と脳からなる中枢神経と、脳脊髄神経と自律神経からなる末梢神経がある。

5 脳は左・右大脳半球からなる終脳と間脳・中脳・橋(きょう)・小脳・延髄に分類される。

6 中脳・橋(きょう)・延髄を脳幹といい、脳幹は生命維持に重要な機能を担っている。

7 脳神経は脳に出入りする神経で12対ある。

8 造血作用は骨内の骨髄で行われ、赤血球、白血球、血小板がつくられる。

9 通常は人体には、対称・非対称含めて約200個の骨が存在する。

10 平衡聴覚器はからだの平衡感覚をつかさどる器官で、外耳、中耳、内耳からなる。

11 嗅覚器は鼻腔上部の粘膜・嗅覚膜にある嗅細胞が受容器である。

12 呼吸器とは鼻腔から気管支までの気道と空気と血液との間のガス交換をする肺をいう。

13 肺は左右両葉からなり、右葉は3葉、左葉は2葉からなる。

14 消化器系とは、食物の摂取、消化、消化された食物からの栄養素の吸収、排泄、および、それらを行うための運搬、といった働きを担う器官群のことである。

15 泌尿器は尿を生成する腎臓と、尿を体外に排泄する尿路からなる。

16 膀胱は尿管によって送られてきた尿を蓄えるおよそ500mlの容量をもつ筋性の器官である。

17 尿道は膀胱内の尿を体外に排泄する管で尿道の長さは男女で異なる。

18 ホルモンは特定の臓器で微量に産生される特殊な化学物質で、目的とする組織や器官の働きの調節に関与する。

19 下垂体の前葉からでるホルモンには、乳腺刺激ホルモン(プロラクチン)、成長ホルモン、副腎皮質刺激ホルモン、甲状腺刺激ホルモン、性腺刺激ホルモン、等がある。

20 甲状腺から分泌されるホルモンにはサイロキシン、トリヨードサイロキシンがありエネルギー代謝を調節する機能を持つ。

21 上皮小体から分泌されるホルモンは循環血中のカルシウムイオン濃度を上昇させる

22 膵臓のランゲルハウス島といわれる部分にはアルファ、ベータなどの2細胞からなり、アルファ細胞はグルカゴンを、ベータ細胞はインスリンをつくる。

23 副腎皮質ホルモンには、体内での糖の蓄積と利用を制御する糖質コルチコイド、無機イオンなどの電解質バランスを調節する鉱質コルチコイドがある。

24 副腎髄質からは、アドレナリン、ノルアドレナリン)が分泌され、体のストレス反応などの調節を行っている。

25 性腺は生殖細胞をつくる器官で、男性では精巣、女性では卵巣がその器官となる。

26 循環器系は心臓と血管、リンパ管で構成されている。

27 心臓は上部の心房と下部の心室に分けられ、2心房、2心室からなっている。

28 心臓から肺へ血液を送るのは肺動脈であり、この血液は酸素をあまりふくんでない静脈血が流れている。また肺から心臓へ血液を送るのは肺静脈であり酸素をたっぷり含んでいる動脈血が流れている。

29 左心房は動脈血が流れ込む部位である。
30 右心房は静脈血が流れ込む部位である。
31 左心房と左心室の間に僧帽弁があり、右心房と右心室の間には三尖弁がある。また右心室と肺動脈の間には肺動脈弁、左心室と大動脈の間にある弁を大動脈弁という。

32 大動脈は左心室から全身に血液を送り出しているが、心臓から一回に送り出される血液量は70〜80ミリリットルである

33 心臓の収縮は,自律神経によって支配される

34 心筋自体に栄養を与えている血管が冠状動脈であるが、ここに動脈硬化が起こると冠状動脈硬化症となる。冠状動脈が細くなると狭心症をおこし、つまると心筋梗塞を起こす。

35 心臓の筋肉への血液の供給が減ることや途絶えることを虚血といい、狭心症と心筋梗塞の2つをまとめて虚血性心疾患という。

36 狭心症と心筋梗塞の違いは、狭心症では心筋壊死せず回復するのに対して、心筋梗塞は心筋が壊死し回復しないことである。

37 狭心症分類として労作性狭心症、安静時狭心症、労作性兼安静時狭心症がある。

38 心不全とは、心臓のポンプとしての機能が衰え、血液を十分に送り出した り、戻ってきた血液をうまく取り入れられなくなった状態をいう。

39 交感神経は、心臓の活動を活発にして心拍数を増やし、血圧を上げる働きがある。

40 交感神経が興奮すると、心拍数が増加したり、心臓の収縮力が強くなり、血圧が上がる。

41 交感神経が興奮すると、血管は収縮力が強くなり、末梢血管抵抗が増加するため、血圧が上がる。

42 副交感神経は、交感神経と反対に、心臓活動を抑えて心拍数を減らし、血圧を下げる働きがある。
43 大腿四頭筋は膝関節の伸展を行う筋である。

44 三角筋は鎖骨と肩甲骨から上腕骨にある筋肉である。

45 上腕三頭筋は上腕の後ろにある筋肉である。

46 横隔膜は胸部と腹部を分けている筋肉で胸郭を広げることで肺に空気を送り込む働きをするものである。

47 腸腰筋は股(こ)関節の屈曲させる働きをする。
48 小腸は十二指腸、空腸、回腸の順で構成されている。また、小腸のはたらきは食物の消化と吸収であり、栄養素の約90%は小腸で吸収される。
49 日常生活動作とは、食事・更衣・移動・排泄・整容・入浴など生活を営む上で不可欠な基本的行動を指す。

 

解答

1:○交感神経がはたらくのは、活動している時、不安・恐怖・怒りなどストレスを感じている時であり、副交感神経が働くのは、睡眠中、リラックスしている時、ゆったりと落ち着いている時です。

2:○簡単に言うと「体の危機管理システム」です。人間の体は取り巻く環境が変わっても、体温維持、血糖値の調節、浸透圧の調節 など、生きていく上で重要な機能を常に正常に保とうとします。

3:○

4:○

5:○
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6:○

7:○

8:○

9:○

10:○特に内耳は平衡感覚器の主要部となります。

11:○

12:○

13:○

14:○

15:○腎臓は左右一対あります。

16:○

17:○

18:○

19:○これらはいずれも生体を維持していく上で大切な働きをしています。

20:○

21:○

22:○インスリンは血糖値を下げる働きがあり、グルカゴンは血糖値を上げる働きをします。

23:○

24:○

25:○

26:○

27:○

28:○

29:○下記図参照

30:○下記図参照

31:○暗記してください。

.右心房と右心室の間にある弁を三尖弁

 .右心室と肺動脈の間にある弁を肺動脈弁

 .左心房と左心室の間にある弁を僧帽弁

 .左心室と大動脈の間にある弁を大動脈弁

32:○血液の流れを図をみながら確認してください。大循環は全身に血液を送り末梢で酸素を消費して,心臓に返ってくる循環です。左心室ー>大動脈ー>小動脈ー>末梢ー>小静脈ー>大静脈ー>右心房

 

図をみながら問題を解いてみてください。

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33:○心臓は自律神経によって支配され、血圧や脈拍等を調節しています

34:○この4大危険因子といわれているものが、高血圧、喫煙、糖尿病、脂質異常症です。糖尿病は4大危険因子から外れますが動脈硬化の危険因子であることには変わりないので覚えておきましょう。

35:○

36:○

37:○労作性狭心症は身体的労作や精神的緊張によって心筋酸素消費量が増えたときに狭心発作がおきます。安静時狭心症は睡眠時や安静時に狭心発作がおきます。労作性兼安静時狭心症は労作性狭心症、安静時狭心症の出現様式を示す狭心症です。

38:○心不全は心臓弁 膜症や高血圧、冠状動脈硬化、心筋梗塞、などあらゆる心臓疾患が最終的 に至る症候群を意味します。

39:○

40:○

41:○

42:○
43:○

44:○上腕の外転を行う筋肉です

45:○肘関節の伸展をつかさどります。

46:○

47:○
48:○
49:○

 

 3身じたくに関連したこころとからだのしくみ

1)身じたくに関連したこころとからだの基礎知識 →○身じたくの行為の生理的意味 ○口腔の構造と機能 ○爪の構造と機能 ○毛髪の構造と機能 ○その他

2)身じたくに関連したこころとからだのしくみ→○ 口腔の清潔 ○更衣に関連したこころとからだのしくみ ○整髪に関連したこころとからだのしくみ ○洗面に関連したこころとからだのしくみ

3)機能の低下・障害が及ぼす整容行動への影響→○ 口腔の清潔に関する機能の低下・障害の原因 ○機能の低下・障害が及ぼす整容行動への影響(口腔の清潔、更衣、整髪、洗面、その他) 

問題

1 身じたくを整えることは、人が人として社会にかかわるうえでの重要な自己表現である。

2 身じたくの効果として、生活にリズムが生まれる、社会生活の維持向上が図られる、生活の楽しみが生まれる、健康な生活ができるなどのメリットがある。

3 爪は指先を外力から保護する、指を支える、手足の動きを助けるという機能を持っている。

4 頭皮は表皮保護作用のあるトリグリセライドを分泌し、常在菌のリパーゼにより分解され遊離脂肪酸になり、炎症やかゆみ、悪臭の原因となる。

5 口腔には食べ物を摂取する入り口、咀嚼(そしゃく)、唾液の分泌、嚥下(えんげ)、呼吸器としての入り口、発音などの機能がある。

6 歯はエナメル質、象牙質、セメント質、歯髄の組織からできている。

7 食べ物をかみ砕く作業に支障をきたす疾患としてむし歯や歯周病がある。

8 舌の表面にある味蕾(みらい)は、味覚を感じる機能をもっている。

9 舌の動きやはたらきには、舌咽神経(ぜついんしんけい)、舌神経、迷走神経などが関与している。

10 舌苔(ぜったい)は、舌に付着する白い苔(こけ)状のもので舌の上皮に細菌や食べカス、粘膜のカスが付着したものである。

11 唾液(だえき)には食べ物の残渣(ざんさ)を洗い流す作用、消化作用、緩衝作用、潤滑作用、薬物排泄作用、抗菌作用などがある。

12 口臭とは口から吐く息に嫌な臭いがあるものをいうが、その多くの原因は口腔内にある。

13 唾液分泌の中枢は延髄にある。

14 唾液の中には、消化酵素のアミラーゼが含まれている。

 

解答

1:○

2:○

3:○

4:○

5:○

6:○歯髄には血管や神経が入り込み、象牙質に栄養を与えています。また神経もあることから冷たい、温かいなどの刺激を感じます。

7:○これらの病気で歯が欠落することで食べ物の消化が不完全になったりするので注意が必要です。

8:○味蕾は舌の表面の小さなプチプチの中にある味覚の受容器のことで味覚信号をキャッチし、その信号が脳に伝わることで“味”を感じることができます。

9:○

10:○これは通常でも見られますが、唾液が少なかったり、不十分は口腔ケアなどが要因となって口臭の原因になります。

11:○唾液は唾液腺から分泌されますがそこから消化酵素やホルモンも分泌されます。・

12:○むし歯や歯周病、義歯の汚れ、舌苔などには要注意です。

13:○

14:○アミラーゼは、糖質を分解し、体内に吸収しやすい状態にする酵素です。

 

4移動に関連したこころとからだのしくみ

1)移動に関連したこころとからだの基礎知識→○ 移動行為の生理的意味 ○重心の移動、バランス ○良肢位 ○その他

2)移動に関連したこころとからだのしくみ→○ 安全・安楽な移動、姿勢・体位の保持のしくみ ○立位・座位保持のしくみ ○歩行のしくみ ○筋力・骨の強化のしくみ

3)機能の低下・障害が及ぼす移動への影響 →○移動に関する機能の低下・障害の原因 ○機能の低下・障害が及ぼす移動への影響(骨折、廃用症候群、褥瘡、その他)

 ○運動が及ぼす身体への負担

4)生活場面におけるこころとからだの変化の気づきと医療職との連携  

問題

1 関節拘縮とは長期にわたる寝たきり生活などで関節が固まり動かなくなることをいう

2 関節可動域(Range Of MotionROM)は、関節における異常を発見するための検査法である。

3 良肢位とは日常生活で支障の少ない関節角度をとった肢位のことをいう。

4 橈骨(とうこつ)末端骨折は手をついて転倒したときにおこりやすい。

5 高齢者におこりやすい骨折として上腕骨頸部骨折、橈骨(とうこつ)遠位端骨折、大腿骨頸部骨折、脊椎圧迫骨折などがある。 大腿骨頸部骨折は転倒して腰部をうったときにおこりやすい。脊椎圧迫骨折は重いものを持ち上げたときにおこりやすく、この骨折は寝たきりの原因、になることが多い。

6 高齢者がつまづいて転倒し立つことができなくなった。大腿骨頸部等の骨折が疑われる場合があるので,介護者は痛まない姿勢で寝かせたまま,医師の指示を待つ。

7 高齢者がつまづいて転倒し立つことができなくなったので、介護者は転倒時に打った部位の確認,痛み等の自覚症状や出血などを観察する。

8 寝たきりになると尿路感染、起立性低血圧、足のむくみ等の合併症を起こしやすくなる

9 長期間の臥床(がしょう)によって,関節の拘縮が生じると,動きに痛みが伴うためにますます動かさなくなるといった悪循環が生じる。

10 寝たきりから回復させるために,足底を床につけた端座位を保持することは効果的である。また寝たきりを防止するためには,メリハリのある生活を心がけることが大切で,寝食分離が基本である。

11 寝たきりでは脳への剌激が少なくなり,思考力も衰えてくるので,体位を変え,視界を広げることも重要である。また体位変換は褥瘡や肺炎の予防効果もある。体位を変える場合には、皮膚に摩擦を起こさないように配慮することが大切である。

12 寝たきりになると消化や吸収の機能の低下があるので便秘になりがちになる。  

13 寝たままの状態で排泄を続けた場合,尿路感染症を引き起こしやすくなることを,介護従事者は,常に念頭に置く必要がある。その尿路感染症の対策としては水分摂取は有効である。

14 寝たきり高齢者は,無気力な状態やうつ的な状態となり,睡眠障害をきたすなど精神活動が低下する傾向がある。

15 廃用症候群(生活不活発病)とは、安静状態が長期に続く事によって起こる心身のさまざまな低下等を指すものをいうが、静脈血栓症(深部静脈血栓症、筋萎縮、関節拘縮 、褥瘡(床ずれ) 、骨粗鬆症 、起立性低血圧 、精神的合併症 、括約筋障害(便秘・尿便失禁) などが挙げられる。
16 廃用症候群を防ぐためには,早期からのりハビリテーションに加えて,臥床時間の短縮,適当な運動,環境の改善による感覚器官も含めた生活
全体の活性化が必要である。
17 廃用性症候群は、治療を必要とする疾患によって安静臥床を余儀なくされている状況で、運動をしないこと、寝ていることで長時間を過ごすことにより生じる。

18 筋委縮性側索硬化症は筋肉を動かしにくくなったり、筋肉がやせてくる病気である。

19 脊柱管狭窄症が進むと、歩き続けると足のしびれや痛みが増して動けなくなる間欠跛行という歩行障害が起こる。

20 変形性膝関節症は、中高年の人の膝(ひざ)の痛みの原因としてもっとも多いもので、膝の関節の軟骨がすり減ったために、痛みがおこるものである。

 

解答

1:○四肢全体、とくに股関節や膝関節が固くなってしまい、動かすと痛みをともなうようになります。

2:○この検査では関節を動かすときの可能範囲を測定します。

3:○

4:○橈骨が体の遠方の端(手首に近い方)で骨折するので橈骨遠位端骨折(または橈骨末端骨折ともいう)といいます。転んで地面などに手をついた際におこる骨折でお年寄の骨折に多いです

5:○
6:○骨折の疑いがあるので、安楽な姿勢にしたのち医師に連絡し処置について指示をうけたほうがよい。

7:○

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8:○

9:○

10:○

11:○寝たきり高齢者は,無気力な状態やうつ的な状態となり,睡眠障害をきたすなど精神活動が低下する傾向があるので注意が必要です。

12:○

13:○尿路感染症を防ぐには、適度な水分摂取を行うことと、尿意を感じたら我慢せずに排尿することとが大切です。

14:○

15:○廃用症候群を一つにまとめるとこんな感じになります。しっかり覚えておけば廃用症候群にかんする問題は大丈夫です。

16:○

17:○

18:○

19:○脊柱管狭窄症は、先天的または後天的に脊柱管が狭くなって、脊髄や神経根が圧迫される病気です。頸椎および腰椎に起こることが多く、腰椎の場合は馬尾神経が圧迫されて症状が出ます。間欠跛行 とは、歩行などで下肢に負荷をかけると、次第に下肢の疼痛・しびれ・冷えを感じ、一時 休息することにより症状が軽減し、再び運動が可能となることです。

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20:○

 

5食事に関連したこころとからだのしくみ

1)食事に関連したこころとからだの基礎知識→○ 身体をつくる栄養素 ○1日に必要な栄養量 ○1日に必要な水分量 ○その他

2)食べることに関連したこころとからだのしくみ→○ 食べることの生理的意味

 ○食欲・おいしさを感じるしくみ(空腹・満腹、食欲に影響する因子、視覚・味覚・嗅覚、その他)

○のどが渇くしくみ ○食べるしくみ ○食物を口まで運ぶ(視覚の情報、手の機能、姿勢と運動)

○食物の性質の判断(視覚、嗅覚からの情報、過去の記憶) ○食物にあった口の準備(筋肉、神経、唾液の分泌)

○咀嚼運動 ○嚥下運動・嚥下反射 ○消化 

3)機能の低下・障害が及ぼす食事への影響→○ 食べることに関する機能の低下・障害の原因

○機能の低下・障害が及ぼす食事への影響(低血糖・高血糖、嚥下障害、誤嚥のある人の食行動、食欲不振のある人の食行動

4)生活場面におけるこころとからだの変化の気づきと医療職との連携→○ 誤嚥を予防するための日常生活での留意点 ○嚥下障害に気づく観察のポイント

      ○脱水に気づく観察のポイント

問題

1 アミノ酸はたんぱく質の基本的成分であるが,そのうち体内で合成されないものを必須アミノ酸という。

2 ビタミンDは消化管からのカルシウムの吸収を助け,骨の形成を促す作用がある。ビタミンC,アスコルビン酸とも呼ばれ,水に溶け,熱に弱い。欠乏すると壊血病や皮下出血のほか骨形成機能の低下を来しやすい。ビタミンAは不足すると夜盲症や角膜乾燥症などにかかりやすい。

3 ビタミンB1,糖質が体内で燃焼してエネルギーを発生する過程で重要な働きをしている。このため,糖質の摂取量が多いときは,特に不足しないよう注意が必要である。

4 ビタミンA,D,Eは油に溶けやすい脂溶性ビタミンと言われており ビタミン B,Cは水に溶けやすい水溶性ビタミンと言われている

5 ビタミンB1は主として糖質を分解する酵素を助け、エネルギーにかえていく働きがある。ビタミンB1が不足すると疲れやすくなったり、さらには手足のしびれ、むくみ、動悸などといった症状が出てくる

6 獣鳥肉類の中で,豚肉には,特にビタミンB1が多く含まれている。

7 果実類は,糖分,ビタミンCの給源であり,有機酸などに富み,快美な色と香りと味を持っている。

8 きのこ類のうち,しいたけには,ビタミンE効果を持つエルゴステリンが多量に含まれている。

9 五大栄養素とは,たんぱく質,炭水化物(=糖質),脂質,無機質,ビタミンである。

10 栄養素のうち,エネルギー源になるのは,糖質,脂質,無機質である。

11 牛乳,乳製品,骨ごと食べられる魚は,特にカルシウムの給源として重要である。

12 淡色野菜,果物は,主としてカロチンの給源となるものである。

13 糖質性エネルギー源となる食品は,,パン,めん,いもである。

14 貧血の防止は,鉄分の吸収をよくするためにたんぱく質やビタミンCを多く含む食事を十分にとることが必要である。

15 歯の欠損などで咀嚼能力の減退している人は,繊維成分の多い食事の摂取を禁止することが望ましい。

16 高血圧の予防では,調味料だけでなく,加工食品から摂取するナトリウムのコントロールについても注意する必要がある。

17 平成20年6月よりこれまで表示が必要なアレルギー物質は5品目(卵・乳・小麦・そば・落花生)だったが、20年6月よりえび・かにの二品目増え7品目になった。

18 鉄は,血液のヘモグロビンの成分であり,不足すると貧血になる。所要量は成人男子の方が成人女子より多い。

19 豆類のうち,あずきやえんどうは脂肪を多量に含み,大豆,落花生は炭水化物を多量に含む。

20 牛乳のエネルギーは高く,1本当たり(200 ml)約300kcalの熱量をもっている。

21 魚介類のうち,特にいわしやさばの油には,多価不飽和脂肪酸であるイコサペンタエン酸(エイコサペンタエン酸)が多く含まれている。

22 1g当たり、炭水化物は4kcal、脂肪は9kcal蛋白質は4kcalの熱量を供給する

23 糖質はエネルギー源として重要であるが,余分にとりすぎると水に変えられて肥満の原因となる。

24 体たんぱく質は合成される一方で,少しずつ分解され,尿素として尿中に排泄される。

25 たんぱく質は,消化酵素の作用により,アミノ酸に分解され吸収される。

26 脂質は,胆汁酸の働きにより,分解・消化が促進され吸収される。

27 厚生労働省が提唱している「六つの基礎食品」では1群は魚,肉,卵,大豆及びその製品であり主に含む栄養素はたんぱく質である

28 厚生労働省が提唱している「六つの基礎食品」では3群は緑黄色野菜であり主に含む栄養素はカロテン(カロチン)である

29 たんぱく質は,生体組織を構成し,エネルギーの生産や生体機能の調節をしている。脂質は,エネルギーを生産し,生体組織を構成している。無機質は,生体組織を構成し,生体機能の調節をしている。

30 「第六次改定 日本人の栄養所要量」によれば,70歳以上の人のカルシウムと鉄の所要量(1日当たり)は,男女共にカルシウムは600mg,鉄は10mgである。望ましいとされている脂肪所要量は,脂肪エネルギー比率で20〜25%,食塩の摂取量は一日10g未満を目標とする。

31 コレステロールは卵黄、レバーなどの食品に多く含まれ、血中でリポたんぱく質として存在している。

32 植物に多いリノール酸とリノレン酸や、魚油にEPADHAは、血中コレステロール低下作用がある。

33 高血圧症の予防のために食塩の過剰摂取を避け,1l0g以下にすることが望ましい。

34 人間に必要不可欠な栄養素は、糖質、タンパク質、脂質、無機質、ビタミンの五つでありこれを五大栄養素という。

35 エネルギー源になる栄養素は糖質、タンパク、脂質でこれを三大栄養素という。

36 脂質はエネルギー源となるほか、細胞膜などの構成成分や血液の成分となったり、ステロイドホルモンを合成したりする。

37 糖質は、エネルギー源になる。そして中性脂肪に変えられて体内に貯められる。体の構成成分となる。

38 カリウムには血圧を下げる効果があり、ナトリウムには血圧をあげる効果がある。

39 食事の動作には先行期、準備期、口腔期、咽頭期、食道期がありこれを「摂食・嚥下の5分類」という。

40 「先行期」は食物の形や色、臭いなどを認知する時期のことである。

41 「準備期」は食物を摂りこみ、唾液とともに咀嚼(そしゃく)し食塊を形成する時期である。

42 口腔期から食道期び三つの時期は「嚥下3期」という。

43 消化器官は全長約9メートルで口腔、咽頭、食道、胃、肝臓、胆嚢(たんのう)、膵臓(すいぞう)、小腸、大腸、直腸、肛門からなっている。

44 消化とは、取り込んだ食物などを栄養素の状態で吸収することをいい、吸収とはこの栄養素を小腸の粘膜などから取り入れ、血液やリンパ液の中に送り込むことをいう。

45 経管栄養法などの栄養摂取法は、機能障害、狭窄や炎症などで経口からの食物摂取が困難な場合に筆よな栄養や水分の摂取を代償的に行う方法である。

46 経管栄養法には経鼻胃管栄養法、胃瘻(いろう)、腸瘻、気管瘻、食道瘻などがある。

47 胃瘻(いろう)は腹部に小さな穴をあけ、直接胃に栄養を入れる栄養素である。

48 間歇(かんけつ)的口腔食道経管栄養法はチューブを栄養補給時にだけ経口的に挿入し、チューブの先端を食道に留置する方法である。

49 食事の形態を調整したものにはブレンダー食、トロミ食、ゼリー食などがある。

50 治療食とは、食事の課リリーや塩分、脂質、タンパク質、糖類などが医師の処方によって規定、制限されている食事のことである。

51 エネルギーコントロール食とはカロリー制限されている食事のことである。

52 誤嚥(ごえん)とは誤って食べ物や液体が肺に入ることである。

53 誤嚥(ごえん)を防止している部位は喉(こう)頭蓋(とうがい)である。

54 脱水症状の観察のポイントは、口渇、口唇の乾燥、脇の下の乾燥、肌荒れなどである。

55 脱水の種類には高張性脱水、低張性脱水、等張性脱水などがある。

56 低栄養になると血清アルブミンの低下や体重の減少がみられる。

57 摂食・嚥下障害の症状として、流涎(りゅうせん)=よだれが出る、咀嚼(そしゃく)ができない、嚥下開始が困難などのがみられる。

58 胃ろうでは開腹手術が必要である。
59 胃ろうは終生使用しなければならない。
60 胃ろうのボタン型は自己抜去しにくい。
61 胃ろう造設でも口からの食物摂取はできる。
62 慢性腎不全は、腎機能が低下し始めた頃から栄養管理が必要となってくる。
63 糖尿病により神経の障害があると 足趾(指)のしびれや痛みを生じる。

64 胃潰瘍で注意が必要なことは @過食過飲。 A酒の飲みすぎ。 B甘い菓子のとりすぎ。 C刺激性食品のとりすぎなどである。 

65 尿毒症を防止するにはタンパク質の制限が必要となる。

66 痛風の予防にはプリン体を多く含む食品などの制限や、水分を取ること、体重を減らすなどの対策が必要である。

67 狭心症の予防としてタンパク質、ビタミン、ミネラルなどを不足させないことが大切である。

 

解答

1:○必須アミノ酸とは、タンパク質を形成している20種類のアミノ酸のうち、体内で合成する事ができない9種類のアミノ酸のことを指し、食べ物から摂取する必要があるアミノ酸のことで、どれか1つが欠けても筋肉や血液、骨などの合成ができなくなります

2:○ビタミンDには、カルシウムやリンの吸収を促すなど、丈夫な骨や歯を作るために必要な働きがあります。発育期の子供はもちろん、妊娠・授乳期、更年期の女性は特に、カルシウムと共にしっかりと摂取する必要があります。ビタミンC=アスコルビン酸は覚えておきましょう。これが不足すると壊血病になるというのは有名ですね。これが流行したとき、ビタミンcがたっぷり含まれているジャガイモを食べていた人は壊血病にならずにすんだそうです。ビタミンAが不足して起こる目の病気に夜盲症、角膜軟化症、 角膜乾燥症などがあります 。 夜盲症とは、夜になると、視力が著しく衰えて目がよく見えなくなる病気です。

3:○ビタミンB1の働きは、ご飯やパン、砂糖などの糖質を分解する酵素の活動を助け、エネルギーに変えることです。ビタミンB1が不足すると、糖質のエネルギー代謝が悪くなり、疲れやすくなります。

4:○ビタミンA,D,Eは油に溶けやすい脂溶性ビタミンと言われており ビタミン B,Cは水に溶けやすい水溶性ビタミンと言われています。

5:○ビタミンB1は糖質を分解する酵素を助け、エネルギーにかえていく働きがあります。

6:○豚肉にはビタミンB1が豊富に含まれています。

7:○

8:×間違いです。ビタミンE効果を持つではなくビタミンDの効果が正解です。エルゴステリンはきのこに含まれる成分で、光に当たるとビタミンDに変化します。 体内では、カルシウムの吸収を良くする働きがあります。 エルゴステリンを多く含むしいたけを食べる前に日に干しておくと、ビタミンDが増えて体内での効能が高まります。

ビタミン

ストレス社会の現代には特に、なくてはならないビタミンです。ビタミンB1のはたらきは、ごはんやパン、砂糖などの糖質を分解する酵素を助け、エネルギーにかえていくことです。ビタミンB1が不足すると、糖質のエネルギー代謝が悪くなり、疲れやすくなったり、さらには手足のしびれ、むくみ、動悸などといった症状が出てきます。また糖質は身体だけではなく脳や神経のエネルギー源でもあるために、ビタミンB1が不足することで、集中力がなくなったり、イライラが起こったりします。

9:○たんぱく質,炭水化物(=糖質),脂質,無機質,ビタミン・・・・この5大栄養素は必ず暗記してください。

10:×無機質は間違いです。私たちがエネルギー源として摂っている栄養素は 糖質と脂肪と蛋白質です。 これらは 体内に入ると エネルギーを生み出します。 糖質と蛋白質は 1gあたり4kcal 脂肪は 9kcalのエネルギーを生み出します。

11:○

12:×淡色野菜,果物は,主としてビタミンCの給源となるものですから間違いです。緑黄色野菜にカロチンは含まれるますが、代表的な野菜としては「にんじん」があります。

13:○糖質性エネルギー源となるものはタンパク質を多く含む穀物類に多いですね。

14:○貧血だからといって鉄分の多いものばかり食べても意味はありません。鉄分を吸収してくれるたんぱく質やビタミンCを多く含む食事を十分にとることが必要です。

15:×咀嚼(そしゃく)能力が落ちているからといって制限してはいけません。食物繊維にはおなかの調子を整え便秘予防にも作用がありますからね。

16:○高血圧の予防はナトリウムの摂取を控えることです。塩は塩化ナトリウムですから当然注意が必要ですが、加工食品もナトリウムを含む多くの調味料が使われていますから注意が必要です。

17:○食品衛生法改正により「アレルギー物質を含む食品に係る表示」が平成20年に改正されました。問題文のまま覚えてください。

18:×男性のほうが平均的にヘモグロビンの濃度が高いです。でも鉄の所要量(必要量)は女性のほうが高いと言うことになりますから間違いということになります。(平成22年11月15日解説を変更しました。)

19:×あずきやえんどうや大豆はタンパク質や炭水化物が多いですね。落花生は脂肪分が多いです。ですから間違い!

20:×牛乳200mlに含まれるエネルギーは140kcalです。ですから間違い・・

21:○さば、さんま、いわしなどの青い背の魚にはイコサペンタエン酸、ドコサヘキサエン酸などの多価不飽和脂肪酸が多く含まれています。この多価不飽和脂肪酸は血中のコレステロールを下げる働きがあります。

22:○この数値は覚えておいてください。脂肪が一番の高カロリーということはわかりますね。炭水化物、タンパク質の2倍以上です。

23:×糖質=炭水化物は余分にとると、水ではなく脂肪に変化します。ですから間違い

24:○人が体たんぱく質合成に利用できる量には限界があり、過剰となったアミノ酸は、主として糖新生をしてエネルギーになります。そしてその時に発生するアンモニアは肝臓で解毒され、尿素として尿中に排泄されるのです。そしてその他一部は脂肪に変換され蓄積されます。

25:○たんぱく質は20種類のアミノ酸が集まってできています。たんぱく質が摂取されると体の中でアミノ酸に分解され、体に吸収されます

26:○別な言い方をすると、脂質は、肝汁の中に含まれる、胆汁酸という物質に因って乳化され分解・消化し体に吸収されます。

27:○6つの基礎食品群とは. 毎日の献立を考えるときに、難しい栄養素のことなど考えなくても、食品の組み合わせだけを注意していれば、栄養素のバランスのとれた食事ができるというものです。まとめると下記のようになります。

 

1群→良質のタンパク質(魚・肉・卵・大豆等)

2群→カルシウム(牛乳、海藻、小魚)

3群→カロチン(緑黄色野菜)

4群→ビタミンc(淡色野菜・果物)

5群→糖質(穀類・芋類・砂糖)

6群→脂肪(油脂類)

28:○上記の資料のように緑黄色野菜であり主に含む栄養素カロテン(カロチン)は3群です。

29:○そのまま覚えましょう。タンパク質はエネルギー源もあり生体組織を構成するものでもあります。ミネラルの働きは、生体組織の構成と、生体機能の調節(pH・浸透圧の調整、筋肉・神経等への刺激など)をします。

30:○正解です。第六次改定 日本人の栄養所要量の大事な部分です。暗記するのは大変だけれど・・試験の間際に集中して覚えましょうか

31:○血液中のリポたんぱく質は全身に脂質が運ばれやすくする働きをします。

32:○魚や植物油は動物性脂肪に比べ体にいいということですね。

33:○塩分の一日量は10g以内です。

34:○

35:○

36:○

37:○

38:○ナトリウムは血圧をあげる効果があります。従ってナトリウムが含まれる塩分や化学調味料を控えることが大切です。

39:○

40:○

41:○

42:○この3期はいわゆる嚥下運動をする時期です。

43:○

44:○

45:○

46:○経鼻胃管栄養法は鼻から細い管を胃まで挿入し、流動食や水分を流入する方法です。

47:○胃瘻(いろう)の利点は少量で栄養バランスのとれている高カロリーの栄養がえられ、消化吸収がよく副作用も少ないことがあげられます。

48:○間歇(かんけつ)的口腔食道経管栄養法はOE法ともいいます。

49:○ブレンダー食とは食事をミキサーにかけて均一の形状にした食事のことです。トロミ食にはいくつかの種類がありハチミツ状、ポタージュ状、ネクター状のものなどがあります。

50:○

51:○

52:○誤嚥が繰り返されると誤嚥性肺炎を引き起こし高齢者などは死に至ることがあるので注意が必要です。

53:○食べ物が通る際には喉頭蓋というフタのようなもので気管の入り口が閉じられます。呼吸する際には気管に空気を通すためにこのフタは開いていますが、食べ物が通る際には肺へ落ちないようにフタをします。

54:○

55:○高張性脱水は水分が多く失われる水欠乏性の脱水です。低張性脱水はナトリウムが多く失われる塩類欠乏性の脱水です。
脱水症は、血液の電解質組成によって以下のように分類されます。
低張性脱水

o    ナトリウムが多く失われる電解質欠乏性の脱水をいう。下痢・嘔吐などにより水分の喪失以上に電解質(ナトリウム)の喪失が著しい状態。

o     発汗や下痢嘔吐などの体液喪失に対し水のみを補充し続けることで容易に陥る。 発熱や口渇感を伴ことはすくなく、皮膚・粘膜の乾燥も少ないため、初期には自覚症状が少ないが、進行すると全身倦怠感や眠気がみられ、 手足は冷たく脈拍が弱くなる。

2.   等張性脱水

o    水分とNa欠乏とがほぼ同じ割合で起こっている混合性の脱水をいう。口渇感がある。そのため水分を摂取し、低張性脱水に変化しやすい。

高張性脱水

o    水分が多く失われる水欠乏性の脱水をいう。発汗の亢進、水分摂取の極端な低下などにより、専ら水分が不足した状態である。発熱と著しい口渇感を伴い、口腔などの粘膜が乾燥する。意識は保たれるが不隠・興奮の状態となる。手足は冷たくならず、脈拍もしっかりと触れる。

56:○

57:○

58:×必要としません。
59:×胃ろうの必要性がなくなれば取り外し可能です。
60:○

61:○

62:○栄養管理のポイントは、カロリーを十分とる、蛋白質の制限、塩分制限、カリウム・リンの制限、適切な水分量をとるなどです。
63:○
64:○

65:○腎臓から排泄される老廃物(尿毒素)が体内にたまると、全身に様々な症状が出てきます。これらを総合したものが尿毒症で、慢性腎臓病、腎不全の終末像です。体を守り、しかも腎臓のはたらきを保持するにはタンパク質を抑え、エネルギーを確保するための工夫が必要となります。

66:○

67:○

 

6入浴、清潔保持に関連したこころとからだのしくみ

1)入浴、清潔保持に関連したこころとからだの基礎知識→○ 清潔保持の生理的意味 ○清潔保持に関連した身体の器官 ○その他

2)清潔保持に関連したこころとからだのしくみ→○ リラックス、爽快感を感じるしくみ ○皮膚の汚れのしくみ ○発汗のしくみ ○その他

3)機能の低下・障害が及ぼす入浴、清潔保持への影響→○ 入浴、清潔保持に関する機能の低下・障害の原因

○機能の低下・障害が及ぼす入浴、かぶれ、褥瘡、その他) ○入浴が及ぼす身体への負担

問題

1 入浴の三大作用は温熱作用、静水圧作用、浮力作用である。 

2 発汗には、温熱性発汗、精神的発汗、味覚性発汗がある。

3 精神性発汗は緊張したときにでるものである。

4 味覚性発汗とは刺激の強いものを食べた時にでるものである。

5 汗腺にはエクリン線とアポクリン腺の2種類がある。

6 普段「汗をかく」というのはエクリン腺からの汗で体熱を放散したり体温を調節するなどの働きをする。

7 アポクリン腺の役割は、体温の調節ではなく体臭の原因となる汗を生産することである。

8 疥癬はヒゼンダニによっておこる感染症である。
9 帯状疱疹は帯状疱疹ウイルスによって起こる病気である。
10 膿痂疹(のうほうしん)のほとんどが黄色ブ菌が原因である。
11 白癬(水虫)は水虫を白癬菌(はくせんきん)というかび(真菌の一種)が原因となっている。

12 老人性掻痒症は皮膚の乾燥によりかゆみがでる病気である。
13 入浴は血行をよくするので褥瘡予防となる。
14 入浴での浄水圧は血液やリンパの流れを良くして循環器系の働きを活発する。

15 仙骨部の皮膚が赤くなるのは褥瘡の前触れである。

16 汗腺は皮膚の 深い部分、脂肪組織からなる皮下組織に位置する。

17 エクリン腺から出る汗の成分は99%以上が水分なのでサラッとしていて、ほとんどにおいがしない。

18 アポクリン腺からの汗は、栄養たっぷりな上、塩分をほとんど含まないので、皮膚の常駐菌が繁殖しやすく、その発酵臭が独特の匂いやワキガ臭となる。

19 褥瘡は仙尾骨・踵骨部などに好発する。この他に肘や踵(かかと)、肩甲骨周辺などにも褥瘡(じょくそう)ができるので、注意して観察する。

20 褥瘡の発生が疑われるような発赤があるときは,その部位のマッサージは禁止する。

21 褥瘡を予防するためには,除圧,清潔,栄養(高カロリー食)、体位変換などが大切である。体位変換は約2時間おきを目安とすると有効である。

22 胃瘻カテーテルを保護する必要はなく、そのまま入浴・シャワーをしてかまわない。

23 食事の前後は、30分以上あけての入浴が望ましい。

解答

1:○温熱作用とは身体を温める作用のことで血行がよくなり体の老廃物や疲労物質などが排泄されやすくなります。静水圧作用とは下半身に水の重さがかかる作用のことで血液循環がよくなり、むくみの除去や心臓の働きを活発にします。浮力作用とは身体が軽くなる作用のことで腰や膝などへの負担が軽減され動きやすくなります。

2:○温熱性発汗は運動したり気温が上昇するときにでるものである。

3:○

4:○

5:○

6:○

7:○アポクリン腺は腋窩部(えきかぶ)、乳房、陰部などに分布しています。

8:○

9:○

10:○

11:○この菌は湿度70%以上、温度15℃以上になると活発に増殖を開始します。

12:○

13:○
14:○長時間、立ち仕事や座り仕事を続けていると、足が疲れてだるくなり、特にひざから下がむくむことがありますが、これは下半身に血液が下がって、流れが悪くなっているためです。このときは入浴時の静水圧が有効です。静水圧とは、水中の全方向から等しく水の重さがかかる圧力のことで、皮下の血管にも働く静水圧により、血液やリンパの流れを良くして循環器系の働きを活発にします。

15:○この皮膚部分をこすると皮膚を痛め悪化するので洗い流すだけにしたほうがいいです。

16:○

17:○

18:○

19:○

20:○褥瘡のない健常部分をマッサージすることには全く問題ありませんが褥瘡のできている部分はマッサージにより再生中の皮膚がダメージを受けますのでマッサージは控えましょう。

21:○

22:○

23:○

 

7排泄に関連したこころとからだのしくみ

1)排泄に関連したこころとからだの基礎知識→○ 排泄の生理的意味 ○尿の性状、量、回数 ○便の性状、量、回数 ○尿の生成のしくみ

 ○便の生成(消化・吸収)のしくみ

2)排泄に関連したこころとからだのしくみ→○ 排尿のしくみ ○排便のしくみ ○その他

3)機能の低下・障害が及ぼす排泄への影響→○ 排泄に関連する機能の低下・障害の原因 ○機能の低下・障害が及ぼす排泄への影響(便秘、下痢、失禁、その他)

4)生活場面におけるこころとからだの変化の気づきと医療職との連携→○ 日常生活で便秘・下痢に気づくための観察のポイント

問題
1 腎臓は血液中の老廃物をろ過し、尿として排泄する働きをする。この老廃物が体に蓄積すると尿毒症をおこすので、その原因となるタンパク質を制限しなければならない。

2 尿が漏れることを「尿失禁」、尿が出しにくいことを「排尿困難」という。

3 夜の排尿回数が2回以上の状態を「夜間頻尿」という。

4 腹圧性尿失禁とは、急に腹圧が高くなった時に尿が漏れてしまう状態をいう。

5 腹圧性尿失禁は、「骨盤底筋」のゆるみにより生じるので骨盤底筋のトレーニングにより改善が有効である。

6 切迫性尿失禁とは、抑えられない強い尿意が急に起こり、コントロールできずに尿が漏れてしまう状態である。

7 切迫性尿失禁の治療は膀胱の収縮を抑える薬物療法が有効である。

8 溢流性尿失禁(いつりゅうせいにょうしっきん)は、尿道が開きにくいか、膀胱の筋肉の収縮力低下が原因で少量の尿が漏れ出てしまう状態である。

9 人工膀胱(じんこうぼうこう)とは、負傷や膀胱癌の治療のために膀胱を摘出した際に、膀胱に代わって作られる代用膀胱のことである。

10 人口膀胱には回腸導管と蓄尿型人工膀胱、自排尿型人工膀胱の3種類、或いは尿管をそのまま腹部皮膚に開口する尿管皮膚瘻を含めて4種類が存在する。

11 人工肛門(ストーマ)とは、腸管の一部をお腹の壁を通して外(皮膚)に出して、肛門に代わって便の出口としたものである。

12 鎮痛剤、抗うつ剤なども便秘の原因となります。

13 機能性便秘には弛緩性便秘。痙攣性便秘、直腸性便秘などがある。

14 弛緩性便秘とは、主に腹筋力の低下により、全体的に便を送り出す力が弱まり、腸の動きが悪くなることが原因の便秘である。
15 弛緩性(しかんせい)便秘(べんぴ)の原因は大腸の蠕動(ぜんどう)運動の低下にある。

16 痙攣性便秘は、日頃のストレスや睡眠不足等により、腸が過敏に反応し、痙攣した状態になって便の通りが悪くなることで起こる便秘である。

17 直腸性便秘は、便意があるのに排便を我慢することを繰り返すうちに、直腸が鈍感になり便が肛門の近くまで来ているのに出せない便秘のことである。

18 下痢には急性下痢と慢性下痢がある。

19 便失禁はがまんできずに出てしまったり、知らずに漏れてしまう状態をいう。

20 腹圧性便失禁は腹圧が急激にかかった時にもれるタイプのものである。

21 切迫性便失禁は急に便意を感じたとき、我慢できずに漏れるタイプのものである。

22 溢流性便失禁は便がたくさんつまっているために溢れ出てくるタイプの失禁である。

23 急に強い尿意を感じて我慢できなくなる排尿障害を「過活動膀胱」という。

24 機能性尿失禁は膀胱や尿道などの排尿器官、排泄をコントロールする脳・神経系統には問題がないが、心身の障害によって、トイレでの排泄動作ができないためにモレてしまうものである。

25 心因性頻尿とは、心理的緊張により尿意を催し、そのことに強くこだわってしまう病態である。
26 多尿の原因として糖尿病があり、血中ブドウ糖が増加し尿に漏れ出し、尿の浸透圧が上昇することで尿量が増える。

 

解答

1:○身体で作られた老廃物をろ過して、尿として. 身体に不要となった老廃物を尿として排泄し、血液をきれいな状態に保つのが腎臓のはたらきです。これらの働きができなくなると老廃物がたまり危険な状態となります。

2:○

3:○

4:○女性に多く、とくに中高年の女性に頻度の高い病気です。

5:○
6:○突然強い尿意を覚えることはあっても普通はこれを抑えることができますが、切迫性尿失禁の人はトイレまで我慢できず尿が漏れてしまいます。

7:○抗コリン剤や平滑筋弛緩剤などの薬物が使用されます。

8:○尿の流れが妨げられたり膀胱の筋肉が収縮できなくなったりすると、膀胱はいっぱいになって拡張します。そのため膀胱内の圧力が高まり、少量の尿が外に出てしまいます。

9:○

10:○

11:○

12:○

13:○機能性便秘とは大腸の運動機能や反射の異常による便秘です。

14:○高齢者や妊娠経験者に多くあらわれる症状ですが、もっとも多い便秘のタイプです。

15:○弛緩性便秘は「腸が動かない」タイプの便秘です。蠕動(ぜんどう)運動とは、腸が伸縮を繰り返し、便を肛門へと運ぶ動きのことです。 一般的な便秘の原因は、 この蠕動運動が弱くなっていることにあるといっても過言ではありません。

16:○便意があってもなかなか出すことができず、でても少量のコロコロとした硬い便という症状が特徴です。

17:○

18:○急性の下痢は一時的なもので原因がはっきりしており、腸内の刺激物が排除されればおさまります。慢性の下痢はだらだらと下痢が続き再発を繰り返すものです。

19:○

20:○加齢で肛門括約筋が衰えていたり、事故や出産などによって損傷したりするためにおこり女性に多く見られます。

21:○下痢を伴っていることが多い失禁です。

22:○ 便秘を伴っていることが多いです。

23:○膀胱には、腎臓で集められた水分と体内の老廃物を尿として保持する機能があり、膀胱が一定の大きさに達すると、尿意を脳に伝えて排尿を行うはたらきがあります。過活動膀胱では、尿をためる機能の障害のために、膀胱が大きさに関係なく尿意を発生しやすくなり、頻尿が起こります。

24:○

25:○
26:○

 

8睡眠に関連したこころとからだのしくみ

1)睡眠に関連したこころとからだの基礎知識 →○睡眠の生理的意味 ○睡眠時間 ○睡眠のリズム ○睡眠に関連した身体の器官

2)睡眠に関連したこころとからだのしくみ→○ 睡眠のしくみ ○その他

3)機能の低下・障害が及ぼす睡眠への影響→○ 睡眠に関連する機能の低下・障害の原因 ○機能の低下・障害が及ぼす睡眠への影響 ○その他

4)生活場面におけるこころとからだの変化の気づきと医療職との連携  

問題

1 概日リズム(がいじつりずむ)とは約24時間周期で変動する生理現象で、動物、植物、菌類、藻類などほとんどの生物に存在している。

2 必要な睡眠の量を「睡眠負荷」という。
3 人の体内時計の中心は、脳の「視交叉(さ)上核」という部位にある。
4 睡眠は長さよりも深さが重要となる。

5 眠りに落ちると、まずレム睡眠が始まり、しばらくすると深いノンレム睡眠のステージに入る。
6 ノンレム睡眠はぐっすりと熟睡した状態の眠りである。
7 レム睡眠とは、身体は休息状態なのに、脳は覚醒に近い状態で活動している睡眠のことをいう。

8 レム睡眠にはおよそ90分ごとに出現する周期がある。
9 レム睡眠とノンレム睡眠の周期は90分から110分と言われている。

10 睡眠比率は年齢が高くなるにしたがい低下していく。

11 不眠のためにおきる障害に「レストレスレッグス症候群」があるが、夕方以降に下肢を中心とした「むずむず」「痛がゆい」という異常感覚のために下肢をうごかしたいという強い衝動がおきることをいう。

12 不眠のためにおきる障害に「周期性四肢運動障害」があるが、これはよるになると下肢や上肢がピクピクと周期的に勝手に動くために睡眠が浅くなる障害のことである。

13 睡眠時無呼吸症候群(すいみんじむこきゅうしょうこうぐん)とは、睡眠時に呼吸停止または低呼吸になる病気である。
14 肥満は、睡眠時無呼吸症候群の原因の1つである。

15 過眠(かみん)とは日中に目覚め続けていられないほどの強い眠気が出現することである。

16 高齢者に過眠(かみん)の多くは「レストレスレッグス症候群」、「周期性四肢運動障害」、「睡眠時無呼吸症候群」によるものである。

17 「レム睡眠行動障害」とは、夢の中の行動が実際の寝言や睡眠中の異常行動として現れてしまう病気である。

18 昼夜逆転生活(ちゅうやぎゃくてんせいかつ)とは、主に深夜帯を活動の中心とし、朝から昼にかけて睡眠時間を当てている生活のことである。

19 コーヒーやお茶などカフェインの含まれる飲み物は不眠の原因となることがある。

20 高齢者は睡眠が浅くなり、中途覚醒や早朝覚醒が増加する。
21 レストレスレッグス症候群(むずむず脚症候群)は、夜になると出現する下肢を中心とした異常感覚により不眠、過眠を引き起こす病気である。
22 周期性四肢運動障害は、睡眠中に手や脚の筋肉に瞬間的にけいれんが起こり、眠りが中断されるという睡眠障害である。

 

解答

1:○昼間の時間帯に眠らざるを得ない人々が増え、約1日周期の身体リズムが変調し、体内時計がずれて睡眠障害をおこしている人が増えていますね。

2:○
3:○
4:○
5:○レム睡眠とノンレム睡眠はセットで発生し、平均的には約90分サイクルで繰り返すといわれています。

6:○

7:○

8:○
9:○

10:○布団に入っていた時間のうち実際に眠っていた割合を睡眠効率といいますが80代になると70〜80%まで低下します。

11:○下肢を動かすことで異常感覚が消えます。

12:○このために不眠や日中の眠気が出現してきます。

13:○夜間に繰り返し起こる無呼吸により、血液中の酸素が低下したり、頻繁に中途覚醒が発生し身体に悪影響をおよぼすとともに睡眠を妨げ日中の眠気を増加させます。

14:○このほかに酒、タバコ、高血圧、糖尿病、高脂血症なども原因となります。

15:○

16:○

17:○簡単にいうと、夢で見ていることを行動に移してしまう…ということになります。

18:○昼夜逆転生活では強い光を浴びないために体内時計の時刻あわせが困難になります。

19:○眠くなったらコーヒーやお茶を呑んで眠気をさますことができるのは、カフェインのおかげですね。でも、眠気が覚めると不眠の原因にもなってしまいます。

20:○
21:○
22:○

 

9死にゆく人のこころとからだのしくみ

1)「死」の捉え方→○ 生物学的な死 ○法律的な死 ○臨床的な死 ○その他

2)終末期から危篤、死亡時のからだの理解→○ 身体の機能の低下の特徴 ○死後の身体的変化 ○その他

3)「死」に対するこころの理解 →○死に対する恐怖・不安 ○「死」を受容する段階 ○家族の「死」を受容する段階

4)医療職との連携 →○呼吸困難時に行なわれる医療の実際と介護の連携 ○疼痛緩和のために行なわれる医療の実際と介護の連携

問題
1 脳死とは、脳の機能がほぼ完全に失われ回復不可能な状態のことである。

2 「臓器の移植に関する法律」が1997年に施行され、この中で脳死の判定基準が満たされ、臓器提供の意志が確認できれば脳死を人の死と認めることが可能となった。

3 尊厳死とは、人間が人間としての尊厳を保って死に臨むことである。

4 終末期とは、治療しても治る見込みがなく死が避けられない状態のことである。

5 終末期にある人は、身体機能が低下していても感性が研ぎ澄まされ敏感なので常に安心感を与えていくようにかかわっていくことが大切である。

6 ターミナルケアでは家族に対する援助も必要であり、家族の不安や悲嘆に寄り添いながら、痛みを共感し信頼関係を築いていくことが重要である。

7 「死亡」とは医師が臨終の診断をした時点のことをいう。

8 死亡にさいし、医師が立ち会っていなくても死亡24時間以内に医師が診察していれば死亡診断書を発行できる。

9 キュブラー・ロスの終末期患者の5段階のモデルの第1段階は「否認」である。

10 キュブラー・ロスの終末期患者の5段階のモデルの第2段階は「怒り」である。

11 キュブラー・ロスの終末期患者の5段階のモデルの第3段階は「取引」である。

12 キュブラー・ロスの終末期患者の5段階のモデルの第4段階は「抑うつ」である。

13 キュブラー・ロスの終末期患者の5段階のモデルの第5段は「受容」である。

14 キュブラー・ロスの「受容」までの5段階は一方向ではなく、必ずしもこの順番の経過をたどるものではない。

15 グリーフケアとは別名「悲嘆ケア」と訳されているもので、大切な人を亡くし大きな悲嘆に襲われている家族などにたいしてのねぎらうなどのサポートのことである。

16 脂肪直前の身体の変化は一般的には尿が出にくくなり、手足がむくんでくる。むくみは、やがて全身におよび、そして呼吸はだんだん浅くなり、下顎呼吸となる。
17 かかりつけ医とは、病気になったとき、真っ先に相談できる地域の医師のことである。
18 事前指示書とは、意識疎通が困難になったときのために、希望する医療ケアを記載した書類のことである。

 

解答

1:○

2:○この法律により、本人の拒否がないかぎり家族の同意があれば15歳未満のこどもかrなお臓器移植も可能となりました。

3:○尊厳死と安楽死は混同しがちですが、安楽死は第三者が苦痛を訴えている患者に同情して、その患者を「死なせる行為」です。それに対して尊厳死は不治かつ末期の患者本人の「死に方」のことで、「死なせる」こととは違います。

4:○終末期は一般的に6ヶ月といわれていますが、実際には数ヶ月や数週間のこともあります。

5:○

6:○

7:○医師が死亡診断をするまでは、死亡していると認められないので医師への連絡が必要となります。

8:○最後の診察後24時間以上を経過している場合は改めて診察を行い生前に診察していた傷病が死因であると判定した上で死亡診断書を発行することになります。
9:○そんな病気のはずはないと否定し、やがて自分だけがなぜそうなるのかと孤独になることです。

10:○何で私がこうなるんだ!と怒りをぶつけ問いかけます。

11:○具体的には、なんでもするから助けてほしいと神や医師に頼むような気持ちを表します。

12:○絶望感から落ち込みます。

13:○自分の状態を受け入れることです。

14:○

15:○
16:○
17:○
日頃の診察で病状や治療法についての詳しい説明を受ける他に、健康相談をしたり、各種保健・医療・福祉のサービスの提供や、必要に応じて適切な専門医や病院・医院の紹介をしてくれます。
18:○事前指示書とは、終末期に受けたい医療、受けたくない医療、そして、最後は延命か尊厳死かの意思決定を明確にして、事前指示書にないことに対応する為の代理人を選任した書面のことです。


第29回筆記試験
【こころとからだのしくみ】12問 97〜108問題
問題97 脳の中で記憶をつかさどる部位として、正しいものを1つ選びなさい。(過去に類似問題あり)
1 延髄
2 海馬
3 視床
4 松果体
5 小脳
 
解答

1:×延髄は呼吸運動や血管の収縮・拡張や唾液分泌や嚥下などの中枢があります。

2:○海馬は、脳の中にあって、唯一細胞分裂を繰り返す神経細胞が集まる器官です。 入力された情報の整理、および、記憶を司っています。

3:×視床は全身の感覚、視覚、聴覚などの感覚入力知覚刺激情報を認識し、大脳皮質、大脳基底核に伝達する働きを持っています。    

4:×概日リズムを調節するホルモン、メラトニンを分泌します。

5:×小脳は、体の運動を調整する役割をもっています。

問題98 副交感神経の作用として、正しいものを1つ選びなさい。(過去に類似問題あり)
1 気道の弛緩(しかん)

2 血糖値の上昇

3 消化の促進
4 心拍数の増加
5 瞳孔の拡大

解答

1:×交感神経

2:×交感神経

3:○副交感神経

4:×交感神経
5:×交感神経

参考:交感神経と副交感神経
交感神経
交感神経は「闘争と逃走の神経」と呼ばれています。
闘争として相手と戦う時、体は緊張して心臓の鼓動は早くなり、血圧が上がります。相手をよく見るために瞳孔は散大し、呼吸は激しくなります。同じように、自分を狙う相手から本気で逃げる時も体は興奮した状態となります。
副交感神経
「副交感神経は交感神経の逆の働きをする」と考えれば良いです。交感神経は運動時などの興奮した時に活発となるのに対して、副交感神経は体がゆったりとしている時に強く働きます。例えば、食事中は気分を落ち着かせて食べるのが基本です。睡眠中も同じように体を休めている状態です。このように、食事中や睡眠時など体を落ち着かせている時に強く働く神経が副交感神経です。これら体を休めている時の状態を想像すれば、副交感神経がどのような働きをするかを容易に理解することができます。
例えば食事をしている時、胃酸がたくさん分泌されて腸の運動は活発になります。副交感神経が興奮することにより、食物の消化に関わる機能が活発になります。また、副交感神経は交感神経と逆の働きをするため、心臓の機能は抑制されます。

問題99 身体の症状とその原因となる疾患の組合せのうち、最も適切なものを1つ選びなさい。(既出問題)

1 爪の白濁・肥厚  ━白癬(はくせん)
2 皮膚の黄染    ━腎疾患
3 水晶体の白濁   ━緑内障

4 舌苔(ぜったい)  ━脳梗塞

5 鼻出血       ━糖尿病

解答

1:○

2:×肝疾患

3:×白内障

4:×舌苔の異常の原因は(1)唾液量分泌不足による口の渇き、(2)免疫力の低下、(3)口呼吸、(4)食べ残しが多い歯みがき、(5)喫煙、(6)加齢、(7)ストレス、(8)全身的疾患(熱性疾患、糖尿病等)、(9)薬の副作用があります。

5:×鼻出血の原因には、鼻粘膜の血管に原因がある場合、鼻のなかに腫瘍がある場合、首から上の血圧に原因がある場合、血液に原因がある場合があります。

問題100 立位姿勢を維持するための筋肉(抗重力筋)として、正しいものを1つ選びなさい。
(過去に類似問題あり:一部)
1 大腿四頭筋

2 胸鎖乳突筋

3 僧帽筋

4 三角筋
5 大胸筋

解答
1:○大腿四頭筋は文字通り四つ頭(筋頭のこと)を持っており、表層部より大腿直筋、外側広筋、内側広筋、そして深層部にある中間広筋と呼ばれる4つの筋肉で構成されています。

この筋肉は立位姿勢を維持する働きを持っていますが、これ以外にも股関節の屈曲動作にも貢献します。またランニング中にスピードを減速させるときなどにも働きます。
2:×頸部にある筋肉の一つで首を曲げ、回転させる働きを持ちます。
3:×僧帽筋は背部の一番表層部にある筋肉でそれぞれ上部僧帽筋、中部僧帽筋、下部僧帽筋に分類することができます。
4:×肩の関節を大きく覆うように付いているのが、三角筋という筋肉です。
5:×大胸筋は、胸の筋肉です。

問題101 骨の強化に役立つこととして、適切なものを1つ選びなさい。
(過去に類似問題あり)
1 日光を避ける。

2 食物繊維を多く摂取する。
3 ビタミンEを摂取する。

4 適度な運動をする。

5 炭水化物を制限する。

解答

1:×骨の強化に日光は必要です。日光浴をすると、日光に含まれる紫外線によって皮下脂肪からビタミンDが作られます。ビタミンDは腸管からのカルシウムの吸収を促進させ、かつカルシウムの骨へ附加を促進します。

2:×食物繊維には、便秘解消、腸内環境を整える(美容効果)、肥満の予防(ダイエット効果)、高血圧の予防、コレステロール値を下げるなどの効果がありますが、骨の強化とは関係がありません。

3:×ビタミンEには抗酸化作用、細胞膜を守る作用、血行を正常に保つ作用などがありますが、骨の強化とは関係がありません。

4:○骨に適度な負荷をかける運動が不可欠です。運動の刺激によって骨の中の細胞の働きが活発になり、骨量が増えて、骨折しにくくなるといわれています。

5:×炭水化物(糖質)制限により、骨密度や筋肉の減少につながるといわれています。

問題102 身長151cm、体重39kg、寝たきりで侵襲がない70歳の女性の基礎代謝量が980kcalと算出された。1日の必要エネルギー量は、基礎代謝量に活動係数を掛けることによって算出できる。
この女性の1日の必要エネルギー量を算出して、最も近い数値を1つ選びなさい。
(新出問題)

http://impression1950.web.fc2.com/img/102ga.jpg

1 600kcal
2 900kcal

 1,200kcal

  1,500kcal

  1,800kcal


解答

1:×

2:×

3:○980 kcal×1.2×1.01,176 kcal i一番近い値は3  1,200kcal

  (基礎代謝量)× (臥床生活)× (侵襲なし)=一日のエネルギー量

4:×

5:×

問題103 摂食・嚥下(えんげ)のプロセスで、軟口蓋が拳上して鼻腔と咽頭部が閉じ、次に喉頭が拳上して喉頭蓋が閉じ、食塊が食道に運ばれる時期として、正しいものを1つ選びなさい。(新出問題)
1 先行期

2 準備期
3 口腔期

4 咽頭期
5 食道期

解答

1:×

2:×

3:×

4:○

5:×
参考:摂食・嚥下の5期
@先行期(認知期)→お茶で口を潤してからお菓子を食べる、ご飯、おかず、みそ汁などを交互に食べるなど、食べやすい量やスピードをほぼ無意識に判断します。

A準備期(咀嚼期)→食べ物を細かくしながらだ液と混ぜ合わせて粘りを持たせ、飲み込みやすい形状にまとめ上げる段階です。

ここでまとめ上げたものを「食塊」といいます。

B口腔期→食塊を口から喉に送る段階。主に舌の運動によって行われます。

C咽頭期→喉から食道へ送る、「ゴックン」という段階です。

軟口蓋が反射的に収縮して食塊が鼻に逆流するのを防ぎます。舌骨と甲状軟骨が持ち上がって食道が開き、喉頭蓋が倒れて気管が塞がります。

D食道期→絞り込むような食道の運動により食塊を胃まで運ぶ段階です。

 

問題104 皮膚に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。(新出問題)
1 皮膚の表面は弱アルカリ性に保たれている。
2 皮膚から1日に約500600mlの不感蒸発(ふかんじょうはつ)がある。

3 汗腺が最も多く分布しているのは額である。
4 体温が低下すると、汗腺が活発化する。
5 高齢期になると、皮膚の分泌が増加する。

解答

1:×皮膚から分泌される皮脂に含まれる脂肪酸、皮膚表面に常在している細菌が産生する物質。この二つによって皮膚の表面は弱酸性に保たれています。

2:○不感蒸泄の量は,条件により大きく変動しますが、常温安静時には健常成人で1日に約900ml(皮膚から約600ml,呼気による喪失分が約300ml)程度と言われています。

3:×足からの発汗が最も多い。

4:×体温が低下すると、汗腺が活発化する。つまり、汗が出にくくなります。

5:×


問題105 感染をおこしていない皮膚の創傷治療を促す方法として、最も適切なものを1つ選びなさい。(新出問題)
1 乾燥

2 消毒

3 マッサージ
4 湿潤

5 加圧

解答

1:×

2:×

3:×

4:○解説保留

5:×


問題106 Gさん(81歳、女性)は日常生活は自立していて、活発に活動していたが、最近外出することが少なくなった。理由を尋ねると、「くしゃみや咳(せき)をしたときに、尿が漏れてしまうことが多くなったから」ということだった。(過去に類似問題あり)

Gさんの失禁の原因として、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 神経疾患

2 骨盤底筋群の機能低下

3 水分のとりすぎ

4 膀胱過敏(ぼうこうかびん)

5 精神的な影響

解答

1:×

2:○加齢に伴って、一般的に、女性は尿道の位置の変形や骨盤底の筋肉群の機能低下が起こりやすく、くしゃみをするなど腹圧がかかった時に、尿もれや、トイレまで我慢がきかない尿もれが起こりやすくなります。

3:×

4:×

5:×


問題107 高齢者の睡眠の特徴として、正しいものを1つ選びなさい。(過去に類似問題あり)

1 夜間の睡眠時間が長くなる。

2 眠りが深くなる。

3 早期覚醒が少なくなる。

4 中途覚醒が多くなる。

5 レム睡眠の時間が増える。

 

解答

1:×短くなります。

2:×眠りは浅くなります。
3:×早期覚醒は増えていきます。

4:○

5:×レム睡眠は体は眠って、脳は活動している睡眠状態のことです。これは筋肉などの体は休んでいても、脳が覚醒しているため、急に起こされても行動しやすいレベルの睡眠です。高齢者はこのレム睡眠の時間は減っていきます。

 

問題108 終末期に関する用語の説明として、適切なものを1つ選びなさい。(過去に類似問題あり)

1 尊厳死とは、薬物などを用いて意図的に死期を早めて死に至ることである。

2 積極的安楽死とは、自然な状態で死に至ることである。

3 脳死とは、自発呼吸は保たれているが意識がなく昏睡状態(こんすいじょうたい)にあることである。

4 グリーフケアとは、判断能力が失われたときに本人に代わって決定を行う代理人を指定することである。
5 事前指示書とは、意識疎通が困難になったときのために、希望する医療ケアを記載した書類のことである。

解答

1:×尊厳死とは、手の施しようがなく、回復の見込みがない場合、本人の意思決定により延命措置はせずに自然なままに最期を迎えさせることです。

2:×積極的安楽死とは、患者の. 苦痛を取り除くために、死期を. あえて縮める目的で行われる. 安楽死の方法です。 つまりは、苦痛から解放させるため. 死にいたらしめる安楽死となります。

3:×脳死とは、呼吸・循環機能の調節や意識の伝達など、生きていくために必要な働きを司る脳幹を含む、脳全体の機能が失われた状態です。

4:×グリーフケアとは、身近な人との死別を経験し、悲嘆に暮れる人をそばで支援することで、悲しみから立ち直れるように支援することです。
5:○事前指示書とは、終末期に受けたい医療、受けたくない医療、そして、最後は延命か尊厳死かの意思決定を明確にして、事前指示書にないことに対応する為の代理人を選任した書面のことです。


第28回筆記試験
【こころとからだのしくみ】12問 97〜108問題
問題97 Gさん(84歳、女性)は、訪問介護(ホームヘルプサービス)を受けながら自宅で一人で生活していた。2か月前、在宅中に大雨による土砂崩れで自宅の半分が埋まってしまったので、介護老人保健施設に入所した。入所後のGさんはイライラすることが多くなり、入眠障害が見られるようになった。また、夜間に突然覚醒し、大声で介護福祉職を呼ぶことがたびたびあった。
現在Gさんの状態を表す用語として、最も適切なものを1つ選びなさい。(既出問題)
1 退行
2 見当識障害
3 フラストレーション
4 アルツハイマー型認知症
5 心的外傷後ストレス障害(PTSD

解答
1:×
2:×
3:×
4:×
5:○心的外傷後ストレス障害(PTSD)では不安や恐怖、睡眠障害、幻覚様症状、フラッシュバック、悪夢、フラッシュバック、頭痛、腹痛、吐き気等様々な身体症状等がある
参考:過去問題に類似問題・解説あり(web介護福祉士会)
問題 精神障害とその症状に関する次の組み合わせのうち適切なものの組み合わせを一つ選びなさい。 

A 神経症         ―   幻聴

B 認知症         ―   フラッシュバック

C アルコール依存症  ―   人格変化

D 躁病           ―   観念奔逸

解答

A:×神経症は、以前ノイローゼと言われ、しばしば精神病と混同される誤解があるようですが、神経症は主に心理的原因によって生じる心身の機能障害の総称であり、精神病とは異なります。つまり、神経症は器質的な病気によるものではなく、健康な人が普段から体験するような心や身体に対する感覚や感情が、行き過ぎた状態とも言えます。強い不安や恐怖と共に、動悸、頻脈、胸痛、吐き気、発汗、めまい、呼吸難感など種々の自律神経症状、震え、筋肉の緊張、頭のふらつきなど多彩な身体症状を伴いますが幻聴を引き起こすことはありません。

B:×フラッシュバックは強いトラウマ体験(心的外傷)をうけた場合に、後になってその出来事が鮮明に思い出されたり、夢にみたりする現象です。一般的に認知症や知的障害等で理解力に障害がある場合にはフラッシュバックはおこりにくいとされています。

C:○アルコール依存症での人格障害は重要項目ですね。人格レベルが低下すると、もはや自発的な治療意欲さえ失われることが少なくありません。

D:○躁病の特徴としては、感情や気分は壮快で高揚し、行動が活発で思考過程が早いというのがあります。このほかに、誤った観念がつぎからつぎへとわきあがってまとまりがつかなくなるという観念奔逸(かんねんほんいつ)という思考形式面の障害がおこります。正解

問題98 マズロー(Maslow.A.H.)の欲求階層説における最上層の欲求を表現する発言として、適切なものを1つ選びなさい。(既出問題)
1 「おなかがすいたので食事をしたい」
2 「会社で上司から認められたい」
3 「心の中を打ち明けられる親友がほしい」
4 「平和な社会をつくりた」
5 「家族の待つ家に帰りたい」

解答
1:×生理的欲求
2:×社会的欲求
3:×自我欲求
4:○生理的欲求−>安全への欲求−>社会的欲求−>自我欲求−>自己実現欲求 からすと 平和な社会をつくりたいというのは高次元の欲求となります。
5:×自我欲求
参考:過去問
問題:マズローの欲求階層説では、人間の持つ欲求は、生理的欲求−安全への欲求−社会的欲求−自我欲求−自己実現欲求といった形で低次元の欲求から高次元の欲求へと5つの階層をなしているとしている。解答:○人間の持つ欲求は、生理的欲求−安全への欲求−社会的欲求−自我欲求−自己実現欲求といった形で低次元の欲求から高次元の欲求へと5つの階層をなしており、低次元の欲求が満たされてはじめて高次元の欲求へと移行するというものです。

問題99 口腔の清潔が保てなくなる原因として、最も適切なものを1つ選びなさい。(新出問題)
1 過食
2 口内炎
3 唾液の増加
4 歯垢(しこう)の除去
5 (がい)反射(はんしゃ)亢進(こうしん)(こうしん)

解答
1:×
2:○口内炎や歯肉炎により細菌等が増殖すると口腔の清潔が保てなくなります。
3:×
4:×
5:×

問題100 「日常生活動作(ADL)に分類されるものとして、正しいものを1つ選びなさい。(既出問題:第10回問題に日常生活動作(食事,排泄,入浴,洗面,着脱衣など…の記述があります)
1 買物
2 料理
3 洗濯
4 乗り物利用
5 入浴

(注)「日常生活動作(ADL)は、基本的ADL(BADL)と言われることがある。

解答
1:×日常生活動作(食事,排泄,入浴,洗面,着脱衣)
2:×日常生活動作(食事,排泄,入浴,洗面,着脱衣)
3:×日常生活動作(食事,排泄,入浴,洗面,着脱衣)
4:×日常生活動作(食事,排泄,入浴,洗面,着脱衣)
5:○日常生活動作(食事,排泄,入浴,洗面,着脱衣)

問題101 廃用症候群でおこる可能性のある病態とその対策の組合せとして、最も適切なものを1つ選びなさい。(既出問題)
1 (きん)萎縮(いしゅく)   ----------------------日光浴
2 関節拘縮   --------------------運動制限
3 深部静脈血栓症  ---------------離床
4 (じょく)(そう)    ----------------------安静
5 せん妄   ----------------------入院

解答
1:×
2:×運動制限は拘縮を促進するだけなので不適切
3:○深部静脈血栓症は、静脈、特に大腿静脈などに血栓が生ずる疾患です。足の深部にある静脈は、血液を心臓に届ける太ももやふくらはぎの大静脈です。血栓が出来たとき、静脈内の血液の流れが部分的または完全にブロックされ、痛みや腫れを引き起こします。運動不足により血流が遅くなり血栓を作り易くするので離床するなどの対策が適切です。
4:×安静より体位変換などの措置を
5:×
参考:過去問・web介護福祉士会ノンストップ問題
15 廃用症候群(生活不活発病)とは、安静状態が長期に続く事によって起こる心身のさまざまな低下等を指すものをいうが、
静脈血栓症、筋萎縮、関節拘縮 、褥瘡(床ずれ) 、骨粗鬆症 、起立性低血圧 、精神的合併症 、括約筋障害(便秘・尿便失禁) などが挙げられる。
16 廃用症候群を防ぐためには,早期からのりハビリテーションに加えて,臥床時間の短縮,適当な運動,環境の改善による感覚器官も含めた生活全体の活性化が必要である。
17 廃用性症候群は、治療を必要とする疾患によって安静臥床を余儀なくされている状況で、運動をしないこと、寝ていることで長時間を過ごすことにより生じる。
解答:15〜17 ○

問題102 1a当たりのエネルギー発生量が最も多い栄養素として、正しいものを1つ選びなさい。(既出問題)
1 たんぱく質
2 糖質
3 脂質
4 ビタミン
5 無機質(ミネラル)

解答
1:×
2:×
3:○
4:×
5:×

問題103 脱水に伴う症状として、最も適切なものを1つ選びなさい。web介護福祉士会ノンストップ問題解説参照)
1 浮腫(ふしゅ)
2 活動性の低下
3 低体温
4 多尿
5 皮膚の湿潤

解答
1:×
2:○
3:×発熱症状
4:×
5:×
参考;
脱水症は、血液(細胞外液)の電解質組成によって以下のように分類されます。

1低張性脱水

ナトリウムが多く失われる電解質欠乏性の脱水をいう。下痢・嘔吐などにより水分の喪失以上に電解質(ナトリウム)の喪失が著しい状態で、血漿中のナトリウム濃度と血漿浸透圧の低下を伴う。
発汗や下痢嘔吐などの体液喪失に対し水のみを補充し続けることで容易に陥る。 発熱や口渇感を伴ことはすくなく、皮膚・粘膜の乾燥も少ないため、初期には自覚症状が少ないが、進行すると全身倦怠感や眠気がみられ、手足は冷たく脈拍が弱くなる。

2等張性脱水
水分とNa欠乏とがほぼ同じ割合で起こっている混合性の脱水をいう。口渇感がある。そのため水分を摂取し、低張性脱水に変化しやすい。

3高張性脱水

水分が多く失われる水欠乏性の脱水をいう。発汗の亢進、水分摂取の極端な低下などにより、専ら水分が不足した状態である。自分で水分摂取のできない乳幼児や高齢者に多い。 血漿中のナトリウム濃度と血漿浸透圧が高値になる。

発熱と著しい口渇感を伴い、口腔などの粘膜が乾燥する。意識は保たれるが不隠・興奮の状態となる。手足は冷たくならず、脈拍もしっかりと触れる。


問題104 38〜41℃の湯温での入浴が身体に与える影響として、適切なものを1つ選びなさい。(新出問題)
1 血圧の上昇
2 心拍数の増加
3 膀胱(ぼうこう)弛緩(しかん)
4 消化機能の亢進(こうしん)
5 筋緊張の亢進(こうしん)

解答

1:×お湯が40℃以下の適温、室温が20℃以上であれば血圧はほとんど上がらないと言われていますが、高温の湯に入ると血圧も心拍数も上がり、心筋梗塞や脳卒中を起こしやすくなるので注意が必要になります。
2:×お湯が40℃以下の適温、室温が20℃以上であれば血圧はほとんど上がらないと言われていますが、高温の湯に入ると血圧も心拍数も上がり、心筋梗塞や脳卒中を起こしやすくなるので注意が必要になります。
3:×
4:○42度以上の高温湯では胃酸の分泌を抑制すると言われています。38〜41℃では消化機能の亢進(こうしん)
5:×この温度では、律神経の副交感神経が優位に働き体はリラックスし、筋肉も弛緩しだします。

問題105 小腸の一部として、正しいものを1つ選びなさい。(既出問題:web介護福祉士会ノンストップ問題参照)
1 盲腸
2 空腸
3 S状結腸
4 上行結腸
5 直腸

解答

1:×
2:○空腸は小腸の3分の2を占めます。画像参照
3:×
4:×
5:×
http://www.geocities.jp/xxgxsd/img/2016kuu.jpg

問題106 尿意を感じて我慢できずに失禁してしまう排尿障害として、正しいものを1つ選びなさい。(既出問題)
1 切迫性尿失禁
2 腹圧性尿失禁
3 溢流性(いつりゅうせい)尿(にょう)失禁(しっきん)
4 反射性尿失禁
5 完全尿失禁

解答

1:○
2:×
3:×
4:×
5:×
参考1:失禁に関する過去問(web介護福祉士会ノンストップ問題)
問題

2 尿が漏れることを「尿失禁」、尿が出しにくいことを「排尿困難」という。

3 夜の排尿回数が2回以上の状態を「夜間頻尿」という。

4 腹圧性尿失禁とは、急に腹圧が高くなった時に尿が漏れてしまう状態をいう。

5 腹圧性尿失禁は、「骨盤底筋」のゆるみにより生じるので骨盤底筋のトレーニングにより改善が有効である。

6 切迫性尿失禁とは、抑えられない強い尿意が急に起こり、コントロールできずに尿が漏れてしまう状態である。

7 切迫性尿失禁の治療は膀胱の収縮を抑える薬物療法が有効である。

8 溢流性尿失禁(いつりゅうせいにょうしっきん)は、尿道が開きにくいか、膀胱の筋肉の収縮力低下が原因で少量の尿が漏れ出てしまう状態である。

解答

2:○

3:○

4:○女性に多く、とくに中高年の女性に頻度の高い病気です。

5:○

6:○突然強い尿意を覚えることはあっても普通はこれを抑えることができますが、切迫性尿失禁の人はトイレまで我慢できず尿が漏れてしまいます。

7:○抗コリン剤や平滑筋弛緩剤などの薬物が使用されます。

参考2 尿失禁まとめ
(
)腹圧性尿失禁

くしゃみ、せき、笑い、階段の昇降、重い物を持つ、急いで走るなどの、腹部に圧力が加わった場合に尿がもれるものです。その大多数は出産を経験した経産婦に起こります。これは出産により骨盤底筋群が弛緩し(ゆるみ)、膀胱頚部(膀胱の下部)が下垂したために生じます。 

他の原因として、内因性尿道括約筋不全という尿道括約筋自体の機能障害による腹圧性尿失禁も少数にあり、男女を問わず起こるものですが、複雑になるため省略します。腹圧性尿失禁は治療できる病気であるという認識が不十分であり、恥ずかしさも加わって泌尿器科医を受診しない潜在患者は数多いと言われています。放置すると尿もれの頻度や量が増加し、手術的治療法以外に治療法がなくなります。またこの病気は頻尿や後述する切迫性尿失禁を伴なうことが多いのも特徴です。

()切迫性尿失禁

尿意を感じて、トイレで排尿するまでの間に尿がもれてしまうものです。この病気の場合、「オシッコがトイレまでもたない」という表現が聞かれます。高度の膀胱炎、前立腺肥大症、前立腺炎、排尿筋反射亢進型の神経因性膀胱で生じる他に、明らかな膀胱の神経異常がなく膀胱の無抑制収縮が認められる不安定膀胱にも生じます。

()反射性尿失禁

脊髄損傷後などにみられるもので、随意に排尿するという意識下では排尿は全くなく、意志とは無関係に(不随意に)反射性の膀胱収縮により尿がもれるものです。これは損傷された脊髄部より上位(大脳側)の中枢からの排尿反射が遮断されて生じるものです。

()溢流性尿失禁(奇異性尿失禁)

高度の前立腺肥大症、排尿筋反射消失型の神経因性膀胱の末期状態にみられる(これらの病気の不完全な治療や放置した際に生じる)もので、尿をしようとする意志では排尿は全くなく、尿は俗っぽい表現で「たれ流し」の状態を言います。正常人の膀胱容量は約350cc〜500ccで、かなり我慢をしても1000cc以上になることは滅多にないですが、長い年月を経て徐々に排尿困難が進行した場合は、その多くは膀胱容量が2000cc〜3000cc、あるいはそれ以上となります。この際、膀胱に尿が2000cc〜3000cc貯留した場合でも苦痛のないのが一般的です。腎機能は極度に低下し(腎不全)、尿毒症となります。 

()全尿失禁

女性の場合は難産、男性の場合は前立腺の内視鏡的手術で尿道括約筋が損傷された場合に起こります。尿は膀胱内に全く残らず、すべての尿が意志のないままに排尿されている状態です。

()尿道外尿失禁

膀胱外反症、尿道上裂、尿管異所開口などの先天性疾患、婦人科手術後の膀胱腟ろうなどに生じるもので、持続的に尿がもれているものです。膀胱腟ろうとは、膀胱と腟の間に交通ができてしまい、腟から尿がもれるものです。


問題107 睡眠を促進するホルモンとして、正しいものを1つ選びなさい。(新出問題)
1 バソプレッシン
2 エストロゲン
3 メラトニン
4 インスリン
5 コルチゾール

解答

1:×バソプレッシンは下垂体後葉が分泌する神経ホルモンのひとつで 抗利尿ホルモン、血圧上昇ホルモンともいいます。
2:×エストロゲンは 妊娠に備えて子宮内膜を厚くしたり、女性らしい身体をつくったりする、女性にとって大切なホルモンです
3:○メラトニンは体内時計に働きかけ、覚醒と睡眠を切り替えて、自然な眠りを誘う作用がある「睡眠ホルモン」です。
4:×インスリンは、すい臓から出る体内ホルモンの一つで、血糖値を下げる働きをするほぼ唯一のホルモンです。
5:×副腎皮質から分泌されるホルモンで、ストレスに敏感に反応して分泌量が増加しますので、ストレスホルモンとも呼ばれています。

問題108 Hさん(92歳、女性)は、老衰が進行して寝たきり状態にある。ここ1か月間経口摂取はごく少量で著しくやせて、肺炎も併発している。かかりつけの医師から家族に対して予後は1週間以内だろうという説明があり、こんまま自宅で看取(みと)る方針が家族との間で合意された。
介護福祉職がサービスを提供しているとき、Hさんが急変した場合に第一に相談すべき連絡先として、最も適切なものを1つ選びなさい。
1 かかりつけ医
2 警察
3 消防署
4 介護支援専門員(ケアマネジャー)
5 サービス提供責任者

解答

1:○下記参考を参照
2:×医療的相談はできません。
3:×医療的相談はできません。
4:×医療的相談はできません。
5:×医療的相談はできません。

参考:かかりつけ医
かかりつけ医とは、病気になったとき、真っ先に相談できる地域の医師のことです。 日頃の診察で病状や治療法についての詳しい説明を受ける他に、健康相談をしたり、各種保健・医療・福祉のサービスの提供や、必要に応じて適切な専門医や病院・医院の紹介をしてくれます。

第27回筆記試験
【こころとからだのしくみ】12問 97〜108問題

 

問題97  記憶に関する次の記述のうち、正しいものを1選びなさい。(類似過去問で出題済み)

1 短期記憶では、膨大な情報の貯蔵が可能である。

2 記憶には、記銘と保持と想起の3つの過程がある。

3 手続き記憶とは、自分に起こった出来事に関する記憶である。

4 エピソード記憶とは、一般的な知識についての記憶である。

5 記憶の処理は、中脳で行われる。

 

解答

1:×短期記憶とは、短期間保持される記憶です。

2:○

3:×手続き記憶は思考を介さずに獲得され再現される、物事の手順についての記憶です。

4:×エピソード記憶は、個々の経験・体験の記憶を指します。

5:×記憶はいったん脳の奥の海馬という部位に保存されます

(参考)記憶に関する過去問題の一部を掲載
問題

1 記憶は、保持時間の長さの違いから、感覚記憶、短期記憶、長期記憶に分けられる。

2 エピソード記憶とは過去にたいけんした喜怒哀楽や驚きにみちた出来事などを思い出して語ったりする記憶のことである。

3 エピソード記憶は、個々の経験・体験の記憶を指す。

4 短期記憶とは、短期間保持される記憶である、と定義されています。

5 手続き記憶は思考を介さずに獲得され再現される、物事の手順についての記憶。ピアノの弾き方、自転車の乗り方などがその例である。

解答

1:○感覚記憶は感覚刺激を感情情報の「まま保持する記憶のことをいいます。加齢に伴い、感覚器官が衰えてくるので感覚記憶の情報量は減ってきます。

2:○結婚したことや戦争体験を思い出す記憶のことをいいます。

3:○特に覚えておこうと思わなくても、自然に脳に蓄積されているのがこのエピソード記憶です。

4:○

5:○

問題98  関節運動とその主動作筋(主として働く筋肉)の組合せとして、正しいものを1選びなさい。(類似過去問題として出題済み)

1 肩関節外転 ―――――――――――― 上腕二頭筋

2 手関節屈曲 ―――――――――――― 上腕三頭筋

3 ()関節(かんせつ)屈曲(くっきょく) ―――――――――――― 腸腰筋

4 ()関節(かんせつ)伸展(しんてん)――――――――――――― 腹直筋

5 足関節伸展 ―――――――――――― 下腿(かたい)三頭筋(さんとうきん)

 

解答

1:×三角筋(中部)

2:×橈側手根屈筋

3:○主動作筋:腸腰筋(大腰筋、腸骨筋)   補助筋:大腿直筋、縫工筋、大腿筋膜張筋、恥骨筋、長内転筋、短内転筋、薄筋

4:×大殿筋

5:×前脛骨筋
(参考)関節運動と主動作筋に関する過去問題(第16回国家試験)

問題 筋肉の収縮とそれに対応して起こる身体各部の運動に関する次の組み合わせのうち、誤っている者を一つ選びなさい。
1大腿四頭筋  膝関節の伸展
2三角筋     肩関節の外転
3上腕三頭筋  肘(ちゅう)関節の伸展
4横隔膜     胸郭(きょうかく)の縮小
5腸腰筋     股(こ)関節の屈曲
解答 
1:○大腿四頭筋は膝関節の伸展を行う筋です。図のある参考書で確認してください。
2:○これは鎖骨と肩甲骨から上腕骨にある筋肉です。上腕の外転を行う筋肉です
3:○上腕の後ろにある筋肉です。肘関節の伸展をつかさどります。
4:×横隔膜は胸部と腹部を分けている筋肉で胸郭を広げることで肺に空気を送り込む働きをするものである。したがって間違い
5:○腸腰筋は股(こ)関節の屈曲させる働きをもちます。

 

問題99 糖尿病(diabetes mellitus)のある人の身支度の介護で、異変の有無について特に観察すべき部位として、適切なものを1選びなさい。

1 毛髪

2 耳介

3 鼻腔(びくう)

4 手指

5 足趾(そくし)(指) 

解答

1:×

2:×

3:×

4:×

5:○糖尿病により神経の障害があると 足趾(指)のしびれや痛みを生じます。

 

問題100  廃用症候群(disuse syndrome)として、正しいものを1選びなさい。(類似過去問で出題済み)

1 筋肥大

2 高血圧

3 頻脈

4 (じょく)(そう)

5 躁病(そうびょう)(mania)

 

解答

1:×

2:×

3:×

4:○廃用性症候群は、治療を必要とする疾患によって安静臥床を余儀なくされている状況で、運動をしないこと、寝ていることで長時間を過ごすことにより生じます。廃用性症候群では下記の症状がおこります。↓


http://www.marimo.or.jp/~ganba/img/20150203k.jpg

5:×

 

問題101  誤嚥(ごえん)を防止している部位として、正しいものを1選びなさい。

1 甲状軟骨

2 口蓋(こうがい)(すい)

3 (こう)頭蓋(とうがい)

4 口蓋扁(こうがいへん)(とう)

5 食道

 

解答

1:×

2:×

3:○食べ物が通る際には喉頭蓋というフタのようなもので気管の入り口が閉じられます。呼吸する際には気管に空気を通すためにこのフタは開いていますが、食べ物が通る際には肺へ落ちないようにフタをします。図↓参照


http://impression1950.web.fc2.com/img/20150203t.png

4:×

5:×

 

問題102 食事のたんぱく質制限が必要な疾患として、正しいものを1選びなさい。(類似過去問で出題済み)

1 胃潰瘍(いかいよう)(gastric ulcer

2 尿毒症(uremia)

3 痛風(gout)

4 脂質異常症(dyslipidemia)

5 狭心症(angina pectoris)

 

解答

1:×胃潰瘍で注意が必要なことは @過食過飲。 A酒の飲みすぎ。 B甘い菓子のとりすぎ。 C刺激性食品のとりすぎなどです。 

2:○腎臓から排泄される老廃物(尿毒素)が体内にたまると、全身に様々な症状が出てきます。これらを総合したものが尿毒症で、慢性腎臓病、腎不全の終末像です。体を守り、しかも腎臓のはたらきを保持するにはタンパク質を抑え、エネルギーを確保するための工夫が必要となります。

3:×プリン体を多く含む食品などの制限や、水分を取ること、体重を減らすなどの対策が必要です。

4:×たんぱく質の制限は関係ありません。脂質異常の対処法→@偏らず「栄養バランスのよい食事」をとる。A. 摂取総エネルギー量を抑えて、適正な体重を保つ。 B. 飽和脂肪酸(おもに獣肉類の脂肪)1に対して不飽和脂肪酸(おもに植物性脂肪や魚の脂)を1.5〜2の割合でとる。 C. ビタミンやミネラル、食物繊維もしっかりとる。 E. 高コレステロールの人は、コレステロールを多く含む食品を控える。 E. 中性脂肪が高い人は、砂糖や果物などの糖質と、お酒を減らす。

5:×タンパク質、ビタミン、ミネラルなどを不足させないことが大切です。

 

問題103 入浴による静水圧の直接的な作用として、最も適切なものを1選びなさい。(類似過去問・解説等で出題済み)

1 毛細血管の拡張

2 関節への負担の軽減

3 下肢のむくみの軽減

4 体重による負担の軽減

5 老廃物の排泄(はいせつ)の促進

 

解答

1:×

2:×

3:○長時間、立ち仕事や座り仕事を続けていると、足が疲れてだるくなり、特にひざから下がむくむことがありますが、これは下半身に血液が下がって、流れが悪くなっているためです。このときは入浴時の静水圧が有効です。静水圧とは、水中の全方向から等しく水の重さがかかる圧力のことで、皮下の血管にも働く静水圧により、血液やリンパの流れを良くして循環器系の働きを活発にします。

4:×

5:×

 

問題104 弛緩性(しかんせい)便秘(べんぴ)の原因として、正しいものを1選びなさい。(類似過去問・解説で出題済み)

1 大腸の蠕動(ぜんどう)運動(うんどう)の低下

2 過敏性腸病症候群(irritable bowel syndrome)

3 自律神経の失調

4 排便反射の低下

5 大腸がん(colorectal cancer)

 

解答

1:○蠕動(ぜんどう)運動とは、腸が伸縮を繰り返し、便を肛門へと運ぶ動きのことです。 一般的な便秘の原因は、 この蠕動運動が弱くなっていることにあるといっても過言ではありません。

2:×

3:×

4:×

5:×

 

問題105 多尿の原因として、正しいものを1選びなさい。(類似過去問で出題済み)

1 脱水

2 副交感神経優位

3 前立腺(ぜんりつせん)()大症(だいしょう)(prostatic hypertrophy)

4 ビタミンC(vitamin C)の過剰摂取

5 糖尿病(diabetes mellitus)

 

解答

1:×脱水では、尿量が減少します。

2:×副交感神経優位では尿意を感じることはありますが、多尿とは関係ありません。参考→交感神経が緊張すると「かっと目は見開き,喉はからからで血圧や脈拍は上昇し,お腹もすかないし尿意も催さない」というような状態に。副交感神経緊張状態では,その逆で血圧や脈拍は下降し,唾液が出たりお腹が鳴って空腹感を訴えたり尿意を感じたりします。

3:×前立腺肥大症の症状は、尿の勢いがない、尿がすぐ出ない、少ししか出ないなどです。

4:×過剰摂取では、お腹が張ったり、下痢を起こす原因になると考えられていますが、多尿は認められません。

5:○糖尿病では、血中ブドウ糖が増加し尿に漏れ出し、尿の浸透圧が上昇して尿量が増えます。

 

問題106 睡眠に関する次の記述のうち、正しいものを1選びなさい。(類似過去問で出題済み)

1 ヒトは下垂体に体内時計がある。

2 抗ヒスタミン薬は覚醒(かくせい)作用(さよう)がある。

3 睡眠は深さよりも長さが重要となる。

4 レム睡眠は30分ごとに繰り返し出現する。

5 最も深い眠りの段階はノンレム睡眠である。

 

解答

1:×下垂体ではなく、人の体内時計の中心は、脳の「視交叉(さ)上核」という部位にあります。

2:×覚醒作用はありません。抗ヒスタミン薬の副作用は、眠気をはじめとして、抗コリン作用からくる口渇、便秘、排尿困難などがあります。

3:×睡眠は長さよりも深さが重要となります。

4:×レム睡眠にはおよそ90分ごとに出現する周期があります。

5:○ノンレム睡眠はぐっすりと熟睡した状態の眠りです。

 

問題107 睡眠障害に関する次の記述のうち、正しいものを1選びなさい。

1 入眠障害とは、眠りが浅く途中で何度も目が覚めることである。

2 レストレスレッグス症候群(restless legs syndrome)は、早朝(そうちょう)覚醒(かくせい)の原因となる。

3 睡眠が不足すると、副交感神経が活発になる。

4 肥満は、睡眠時無呼吸症候群(sleep apnea syndrome)の原因となる。

5 周期性四肢運動障害は、睡眠中に大声の寝言や激しい動作を伴う。

 

解答

1:×何度も目が覚めるというものではなく、「ベッドに入ってもなかなか寝つくことができない」というのが入眠障害です。

2:×レストレスレッグス症候群(むずむず脚症候群)は、夜になると出現する下肢を中心とした異常感覚により不眠、過眠を引き起こす病気です。

3:×睡眠不足が交感神経を活性化させます。

4:○肥満は、睡眠時無呼吸症候群の1つです。このほかに酒、タバコ、高血圧、糖尿病、高脂血症なども原因となります。

5:×周期性四肢運動障害は、睡眠中に手や脚の筋肉に瞬間的にけいれんが起こり、眠りが中断されるという睡眠障害です。

 

問題108  Fさん(72歳、男性)は数か月前から食欲不振があり、体重も減少した。市内の総合病院を受診したところ、末期の胃がん(gastric cancer)と診断され、緩和医療を受けることを勧められた。

Fさんの今の心情を、キューブラー・ロス(Kubler-Ross,E.)の提唱した心理過程の第一段階に当てはめた表現として、適切なものを1選びなさい。(類似過去問で出題済み)

1 「病気を治すためなら、財産を全部使ってもいい」

2 「なぜ私だけが病気になって、死ななければならないのか」

3 「診断は何かの間違いでとても信じられない」

4 「死は(だれ)にでも訪れる自然なことだから、受け入れよう」

5 末期がんなら、何をしてもどうせ無駄だ」 

 

解答

1:×

2:×

3:○下記参照

4:×

5:×

(参考)

第一段階:「否認と孤立」

病などの理由で、自分の余命があと半年であるとか三か月であるなどと知り、それが事実であると分かっているが、あえて、死の運命の事実を拒否し否定する段階。

それは冗談でしょうとか、何かの間違いだという風に反論し、死の事実を否定するが、否定しきれない事実であることが分かっているがゆえに、事実を拒否し否定し、事実を肯定している周囲から距離を置くことになる。

 

第二段階:「怒り」

拒否し否定しようとして、否定しきれない事実、宿命だと自覚できたとき、「なぜ私が死なねばならないのか」という「死の根拠」を問いかける。このとき、当然、そのような形而上学的な根拠は見つからない。 それゆえ、誰々のような社会の役に立たない人が死ぬのは納得できる、しかし、なぜ自分が死なねばならないのか、その問いの答えの不在に対し、怒りを感じ表明する。

 

第三段階:「取り引き」

しかし、死の事実性・既定性は拒否もできないし、根拠を尋ねて答えがないことに対し怒っても、結局、「死に行く定め」は変化させることができない。死の宿命はどうしようもない、と認識するが、なお何かの救いがないかと模索する。この時、自分は強欲であったから、財産を慈善事業に寄付するので、死を解除してほしいとか、長年会っていない娘がいる、彼女に会えたなら死ねるなど、条件を付けて死を回避の可能性を探ったり、死の受容を考え、取引を試みる。

 

第四段階:「抑うつ」

条件を提示してそれが満たされても、なお死の定めが消えないことが分かると、どのようにしても自分はやがて死ぬのであるという事実が感情的にも理解され、閉塞感が訪れる。 何の希望もなく、何をすることもできない、何を試みても死の事実性は消えない。このようにして深い憂うつと抑うつ状態に落ち込む。

 

第五段階:「受容」

抑うつのなかで、死の事実を反芻している時、死は「無」であり「暗黒の虚無」だという今までの考えは、もしかして違っているのかもしれないという考えに出会うことがある。あるいはそのような明確な考えでなくとも、死を恐怖し、拒否し、回避しうと必死であったが、しかし、死は何か別のことかも知れないという心境が訪れる。 人によって表現は異なるが、死んで行くことは自然なことなのだという認識に達するとき、心にある平安が訪れ「死の受容」へと人は至る。

 

第26回筆記試験(平成26年1月26日)

【こころとからだのしくみ】12問 97〜108問題

 

問題97  生理的欲求に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。

 

1 経験や学習から獲得される欲求のことである。

2 ホメオスタシス(homeostasis)の働きによって制御される。

3 他者からの承認などの欲求である。

4 マズロー(Maslow, A.H)の欲求階層説では上位に位置する。

5 社会的・情緒的満足との関係が深い。   

 

解答

1:×

2:○ホメオスタシス」とは、もともと、生物有機体が常に生理学的にバランスのとれた状態を維持する傾向にあることを示す概念です。ホメオスタシスの制御は、自律神経系、内分泌系、免疫系において行われていますが、心理学において、生得的な1次的動因(生理的欲求)と考えられています。

3:×

4:×

5:×

 

問題98  ランゲルハンス島を有する臓器として、正しいものを1つ選びなさい。

 

1 心臓

2 肝臓

3 腎臓

4 脾臓

5 膵臓   

 

解答

1:×

2:×

3:×

4:×

5:○ランゲルハンス島とは、膵臓の中でグルカゴンを分泌するα細胞(A細胞)、血糖量を低下させるホルモンであるインスリンを分泌するβ細胞(B細胞)、ソマトスタチンを分泌するδ細胞(D細胞)および膵ポリペプチドを分泌するPP細胞およびグレリンを分泌するε細胞の5種の細胞からなる細胞塊です。

 

問題99  心拍数が減少する要因として、正しいものを1つ選びなさい。

 

1 精神的緊張

2 怒り

3 体温の上昇

4 睡眠

5 激しい運動   

 

解答

1:×精神的緊張で心拍数は増加します。

2:×心拍数は増加します。

3:×心拍数は増加します。

4:○

5:×心拍数は増加します。

 

問題100  唾液に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。

 

1日に3Lほど分泌される。

2 小唾液腺には、耳下腺、舌下腺及び顎下腺がある。

3 唾液に含まれる水分は、50%程度である。

4 唾液には、消化酵素が含まれる。

5 唾液分泌中枢は、小脳にある。   

 

解答

1:×1日の分泌量 は 1 1.5L

2:×小唾液腺には ・口唇腺 (口唇粘膜中の混合腺)。 ・頬腺 (頬粘膜中にある混合腺)があります。

3:×99%が水分です。

4:○唾液の中には、消化酵素のアミラーゼが含まれています。アミラーゼは、糖質を分解し、体内に吸収しやすい状態にする酵素です。

5:×唾液分泌の中枢は延髄にあります。

 

問題101  皮膚に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。

 1 表面は無菌である。

2 ビタミンB(Vitamin B)の産生にかかわる。

3 表面は弱酸性である。

4 表皮に汗腺がある。

5 エクリン腺は、体臭の原因となる。   

 

解答

1:×皮膚の表面にはかなり多くの微生物が存在しています。

2:×ビタミンD(ビタミン D3)は,日光(紫外線照射)に暴露することにより皮膚で合成されます。

3:○健全な皮膚表面は通常弱酸性に保たれています。

4:×汗腺は皮膚の 深い部分、脂肪組織からなる皮下組織に位置します。

5:×エクリン腺は、全身至るところに分布しています。エクリン腺から出る汗の成分は99%以上が水分なのでサラッとしていて、ほとんどにおいがしません。一方、アポクリン腺は、わきの下やおへその周り、耳・フ外耳道、乳首や性器、肛門の周りなど、体の一部にだけ分布しており、毛穴と出口を共有している大きな汗腺です。そこから、たんぱく質、脂質、糖質、アンモニア、プルビン酸、色素リポフスチン、鉄分などを含んだ、やや粘り気のある汗が出ます。アポクリン腺からの汗は、このように栄養たっぷりな上、塩分をほとんど含まないので、皮膚の常駐菌が繁殖しやすく、その発酵臭が独特の匂いやワキガ臭となります。

 

問題102  疾患に伴う歩行の特徴として、正しいものを1つ選びなさい。

 

1 パーキンソン病(Parkinson disease)では、小刻み歩行がみられる。

2 筋委縮性側索硬化症(amyotrophic lateral sclerosis : ALS)では、失調性歩行がみられる。

3 アルツハイマー型認知症(dementia of the Alzheimer's type)では、小振り歩行がみられる。

4 変形性膝関節症(knee osteoarthritis)では、間欠性破行がみられる。

5 脊柱管狭窄症(spinal stenosis)では、動揺性歩行がみられる。   

 

解答

1:○パーキンソン病の主な症状は「手足がふるえる(振戦)」「筋肉がこわばる(筋固縮)」「動きが遅い(無動)」「バランスがとりづらい(姿勢反射障害)」の4つです。

2:×筋委縮性側索硬化症は筋肉を動かしにくくなったり、筋肉がやせてくる病気です。失調性歩行(ぎこちなく、まとまりのない歩行)はみられません。

3:×

4:×間欠性跛行は歩いているうちに下肢が痛んで正常に歩けなくなり、休息すると痛みがとれて歩けるようになる状態をいいます。動脈硬化などで下肢の血行障害があるときに起こるものです。変形性膝関節症の進行期では膝を動かしたり立って歩いたりするたびに硬い骨同士が直接ぶつかり合うため強い痛みを生じます。したがって間欠性破行はみられません。

5:×筋肉の病気では主に四肢の体幹に近い部分の障害が強いため、身体を左右に 振り ながら歩行します。この歩行を動揺性歩行といいます。脊柱管狭窄症が進むと、歩き続けると足のしびれや痛みが増して動けなくなる間欠跛行という歩行障害が起こります。

 

問題103  栄養素に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。

 

1 糖質は、細胞質の主成分となる。

2 脂質は、ホルモン(hormone)の原料となる。

3 カリウム(K)は、血圧を上げる。

4 ビタミンA(Vitamin A)は水溶性である。

5 ビタミンE(Vitamin E)は、腸管からのカルシウム(Ca)の吸収を促進する。   

 

解答

1:×エネルギー源になる。中性脂肪に変えられて体内に貯められる。体の構成成分となる。

2:○脂質はエネルギー源となるほか、細胞膜などの構成成分や血液の成分となったり、ステロイドホルモンを合成したりします。

3:×カリウム(K)は血圧を低下させる作用があります。

4:×ビタミンA、ビタミンDビタミンEは脂溶性ビタミンです。

5:×ビタミンEは抗酸化作用で老化を防止。血管を拡張し血流を良くします。カルシウムの吸収を助け、骨を丈夫にするのはビタミンDです。

 

問題104  入浴を避けるべき状態として、最も適切なものを1つ選びなさい。

 

1 胃ろうカテーテル留置

2 全介助

3 褥瘡

4 食事の直後

5 尿道カテーテル留置   

 

解答

1:×瘻孔や胃瘻カテーテルを保護する必要はなく、そのまま入浴・シャワーをしてかまいません。

2:×入浴可能です。全介助用の入浴機器もあります。

3:×褥瘡には皮膚の清潔が必要であり、入浴によって血行促進も期待できます。

4:○食後にすぐ入浴すると、血行が良くなり胃や腸に血液が集まらず消化不良になってしまいます。食事の前後は、30分以上あけての入浴が望ましいです。

5:×浴槽に入れば感染リスクは生じると思いますので入浴はさけるべきと思いますが、消去法により「4 食事の直後」が最も適切と考え5:×、4:○としました。

 

 

問題105  認知症(dementia)の人によくみられる排尿障害として、正しいものを1つ選びなさい。

 

1 溢流性尿失禁

2 腹圧性尿失禁

3 心因性頻尿

4 切迫性尿失禁

5 機能性尿失禁   

 

解答

1:×

2:×

3:×

4:×

5:○機能性尿失禁は膀胱や尿道などの排尿器官、排泄をコントロールする脳・神経系統には問題がありませんが、心身の障害によって、トイレでの排泄動作ができないためにモレてしまうものです。

機能性尿失禁には2つの原因があります。

1) 運動機能の低下により、手足が自由に動かない。→ 脳卒中の後遺症、骨折、関節リウマチなどによるものです。

2) 判断力の低下により、排泄をどこでどのようにしたらいいかわからない。→痴呆症によるものです。

 

問題106  高齢者の睡眠の特徴として、適切なものを1つ選びなさい。

 

1 夜間の睡眠時間が長くなる。

2 ノンレム睡眠の時間が増える。

3 中途覚醒が多くなる。

4 眠りが深くなる。

5 早朝覚醒が少なくなる。   

 

解答

1:×

2:×

3:○高齢者は睡眠が浅くなり、中途覚醒や早朝覚醒が増加します。

4:×

5:×

 

問題107  終末期において、死亡直前にみられる身体の変化として、正しいものを1つ選びなさい。

 

1 筋肉の硬直

2 皮膚の死斑

3 尿量の減少

4 関節の硬直

5 角膜の混濁   

 

解答

1:×

2:×

3:○一般的には尿が出にくくなり、むくんできます。足や手にでやすいのですが、やがて全身にむくみがでます。そして呼吸はだんだん浅くなり、下顎呼吸となります。

4:×

5:×

 

問題108  Hさん(75)は、妻と二人暮らしであったが、最近、妻が亡くなった。その後、Hさんは親戚や知人とも会わずに、自室にこもっていることが多くなった。また、夜間は妻が使っていたタンスの前に座ったり、台所で妻の好きだった食器を出したりして家の中をうろうろしている。妻と死別後のHさんの夜間の行動を説明する悲嘆反応として、適切なものを1つ選びなさい。

 

1 探索行動

2 否認

3 敵意

4 無関心

5 恐怖 

 

解答

1:○「夜間は妻が使っていたタンスの前に座ったり、台所で妻の好きだった食器を出したりして家の中をうろうろしている。」との記述から「探索行動」

2:×

3:×

4:×

5:×

参考

 死 別 

  ↓

心の麻痺 {ショック、死の事実の否認、悲嘆の苦痛発作}

(急性期)

  ↓

切望の段階 {憂うつ感、悲哀感}

 ↓

混乱と絶望の段階 

{憂うつ感、悲哀感、罪悪感、怒り、睡眠障害、悪夢、身体症状、

 社会からの引きこもり、故人の探索行動、追慕、切望}

 

 ↓                        ↓ 

回復の段階             ← 長期慢性化

{故人なしでの人生設計、         {引きこもり、家庭内の不和、

   生きがい、社会的役割の発見}      悲嘆反応の長期化}

                          ↓

                       持 続

 

第25回筆記試験問題

【こころとからだのしくみ】(12問)

 問題97 Fさん(82歳、女性)は、娘夫婦や孫と暮らしていた。もともと穏やかな性格であったが、1年前に夫を亡くしてからは、ふさぎ込むことが多くなった。半年前に自宅で転倒して大腿骨を骨折した。それ以来、自立歩行ができなくなり、介護老人福祉施設に入所した。その後、周囲の人に「死にたい」と、もらすようになった。
 Fさんの精神状態として、最も適切なものを1つ選びなさい。
1 不安神経症(anxiety neurosis
2 ストレス反応(stress reaction
3 認知症(dementia
4 恐怖症(phobia
5 抑うつ状態(depressive state

解答
1:×不安神経症は漠然とした恐怖感を持つもので、 落ち着かない心理状態となり; 脱力感・ふるえ・めまい・動悸・呼吸困難・不眠・尿意頻数などが起こります。
2:×ストレス反応としては、活気のなさ、いらいら、疲労感、不安、気持ちの落ち込みなどが表れやすくなります
3:×認知症の中心となる症状とは「記憶障害」や「判断力の低下」などで、必ずみられる症状です。周辺の症状は人によって差があり、怒りっぽくなったり、不安になったり、異常な行動が

みられます。Fさんの精神状態からすると認知症とはいえません。
4:×恐怖症は、その病名通り、恐怖の対象に接すると、強い不安、恐怖が生じます。Fさんには恐怖の対象となるものがありませんから恐怖症と判断できません。
5:○抑うつ状態になると、ふさぎ込んだり、自分を責めたり、悲観的な話をしたりします。

問題98 若いときに習得した技術や技能の記憶は、高齢になっても長く保存されていることが多い。この記憶として、最も適切なものを1つ選びなさい。
1 手続き記憶
2 意味記憶
3 エピソード記憶
4 短期記憶
5 感覚記憶

解答
1:○手続き記憶は比較的保たれる長期記憶の一種ですが、技能や手続き、ノウハウなどを保持する記憶です。
2:×意味記憶」は 長期記憶の中でも、言葉とその意味を結びつけている記憶のことをいいます。
3:×エピソード記憶とは、「昨日、2時間も図書館で勉強した」というように特定の時間的・空間的文脈(いつ・どこで)のなかに位置づけることのできる出来事(エピソード)に関する記憶です。
4:×短期間保持される記憶のことです。
5:×感覚記憶とは視覚、聴覚、触覚、嗅覚の感覚などの感覚体験の記憶をいいます。

問題99 関節の運動と筋の収縮に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
1 膝関節の伸展は、大腿二頭筋の収縮によって起こる。
2 股関節の伸展は、大腿四頭筋の収縮によって起こる。
3 足関節の背屈は、下腿三頭筋の収縮によって起こる。
4 手関節の背屈は、上腕二頭筋の収縮によって起こる。
5 肘関節の伸展は、上腕三頭筋の収縮によって起こる。

解答
1:×
2:×
3:×
4:×
5:○

問題100 動脈血が流れている部位として、正しいものを1つ選びなさい。
1 右心室
2 右心房
3 三尖弁
4 肺動脈
5 左心房

解答
1:×
2:×
3:×
4:×
5:○下記の図は覚えておきましょう。何度も試験にでています。
http://impression1950.web.fc2.com/img/image003.png
問題101 次の骨折(fracture)のうち、高齢者の転倒による骨折(fracture)として、最も少ないものを1つ選びなさい。
1 上腕骨近位端骨折(fracture of upper end of humerus
2 橈骨遠位端骨折(fracture of lower end of radius
3 脊椎圧迫骨折(compression fracture of spine
4 大腿骨頸部骨折(femoral neck fracture
5 骨盤骨折(pelvic fracture

解答
1:×下記参考参照
2:×橈骨遠位端骨折(とうこつえんいたいこっせつ)は手首部位の骨折です。比較的多い骨折です。
3:×下記参考参照
4:×大腿骨頸部骨折とは、股関節(足の付け根の部分)の中で大腿骨の骨頭を支える頸(くび)の部分の骨折です
5:○転倒による骨折としては稀なものです。

 

参考:高齢者の転倒による骨折は、転倒によって外力を受けやすい部位(股関節・手首・肩関節・脊椎など)に多くみられます。

問題102 胃ろうとその造設に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。
1 開腹手術が必要である。
2 終生使用しなければならない。
3 ボタン型は自己抜去しにくい。
4 バルーン型は壊れにくい。
5 口からの食物摂取はできなくなる。

解答
1:×必要としません。
2:×胃ろうの必要性がなくなれば取り外し可能です。
3:○ボタンタイプの特徴

@栄養投与時にチューブを使用するので、チューブが取り外して洗え衛生的である

A栄養投与時以外にはチューブがついていないため、リハビリなどで邪魔にならない。また洋服の中に隠れるので外からわかりにくい

B栄養投与時にチューブを接続する場合、介護される方には煩雑である
4:×バルーン型の特徴

@交換しやすい

A壊れやすく、交換の時期が短い

B週に1回はバルーン内の蒸留水の入れ替え作業が必要

C事故抜去が起こりやすい
5:×口からの摂取も可能です。

問題103 次の疾患のうち、栄養管理が必須であるものを1つ選びなさい。
1 アルツハイマー型認知症(dementia of the Alzheimer's type
2 関節リウマチ(rheumatoid arthritis
3 慢性胃炎(chronic gastritis
4 慢性腎不全(chronic renal failure
5 うつ病(depression

解答
1:×
2:×
3:×
4:○慢性腎不全は、腎機能が低下し始めた頃から栄養管理が必要となってきます。栄養管理のポイントは、カロリーを十分とる、蛋白質の制限、塩分制限、カリウム・リンの制限、適切な水分量をとるなどです。
5:×

問題104 次の皮膚疾患のうち、真菌(カビ)が原因で起こるものを1つ選びなさい。
1 疥癬(scabies
2 帯状疱疹(herpes zoster
3 膿痂疹(impetigo
4 白癬(tinea
5 老人性掻痒症(pruritus senilis

解答
1:×疥癬はヒゼンダニによっておこる感染症です。
2:×帯状疱疹ウイルスによって起こる病気です

3:×膿痂疹(のうかしん)のほとんどが黄色ブ菌を原因菌としています。

4:○白癬(水虫)は水虫を白癬菌(はくせんきん)というかび(真菌の一種)が原因となります。この菌は湿度70%以上、温度15℃以上になると活発に増殖を開始します。
5:×皮膚の乾燥によりかゆみがでる病気です。

問題105 Gさんは、脳梗塞(cerebral infarction)の後遺症で左上下肢に麻痺があり、車いすで生活している。訪問介護員(ホームヘルパー)がGさんの入浴の介護のために訪問したところ、仙骨部の皮膚が赤くなっていることに気付いた。皮膚にびらんは認められない。痛みも特に感じないという。
 Gさんの入浴の介護の注意点として、適切なものを1つ選びなさい。
1 入浴は中止する。
2 入浴時間を短縮する。
3 入浴は行い、変色した部分をこすらず洗い流す。
4 入浴は行い、変色した部分をマッサージする。
5 入浴は行い、変色した部分に湿布を貼る。

解答
1:×入浴は血行をよくするので褥瘡予防になります。
2:×入浴時間を短縮する意味がありません。
3:○仙骨部の皮膚が赤くなるのは褥瘡の前触れです。こすると皮膚を痛め悪化するので洗い流すのは最も効果的です。
4:×赤くなってる部分をマッサージは皮膚を痛め、褥瘡を悪化させます。マッサージするなら褥瘡ができる前に予防として行うことが大切です。
5:×使用時に発赤があるときはさらに悪化することがあるので使用しないほうがいいです。

問題106 便秘の原因となるものとして、正しいものを1つ選びなさい。
1 スポーツドリンク
2 経管栄養剤
3 レモンジュース
4 麻薬性鎮痛剤
5 インスリン製剤

解答
1:×
2:×
3:×
4:○麻薬系鎮痛剤のほかに一般的な鎮痛剤、抗うつ剤なども便秘の原因となります。
5:×

問題107 「急に強い尿意を感じて我慢できなくなる」という症状の原因として、正しいものを1つ選びなさい。
1 尿を出す機能の障害
2 尿をためる機能の障害
3 腹部の筋収縮の低下
4 下肢の筋力の低下
5 腎臓の機能の障害

解答
1:×
2:○このような障害を「過活動膀胱」といいます。膀胱には、腎臓で集められた水分と体内の老廃物を尿として保持する機能があり、膀胱が一定の大きさに達すると、尿意を脳に伝えて排尿を行うはたらきがあります。過活動膀胱では、尿をためる機能の障害のために、膀胱が大きさに関係なく尿意を発生しやすくなり、頻尿が起こります。
3:×
4:×
5:×

問題108 不眠の原因となるものとして、正しいものを1つ選びなさい。
1 イソフラボン(isoflavone
2 カフェイン(caffeine
3 カルシウム(Ca
4 ビタミンA(vitamin A
5 メラトニン(melatonin

解答
1:×
2:○眠くなったらコーヒーやお茶を呑んで眠気をさますことができるのは、カフェインのおかげですね。でも、眠気が覚めると不眠の原因にもなってしまいます。
3:×
4:×
5:×

 

第24回筆記試験問題

【こころとからだのしくみ】(12問)

 

問題97 マズロー(Maslow,A.H.)の欲求階層説に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。

1 承認欲求は生理的欲求である

2 最下層にあるものは自己実現の欲求である
3 欲求を4段階に分類している
4 所属・愛情の欲求は最上層の欲求である
5 安全欲求は欠乏欲求である

 

解答

1:×

2:×

3:×

4:×

5:○

参考

人間の欲求は,5段階のピラミッドのようになっていて,底辺から始まって,1段階目の欲求が満たされると,2段階、3段階と1段階上の欲求を志すようになるというものです。

人間の欲求の1段階→生理的欲求:人間が生きる上での衣食住等の根源的な欲求

人間の欲求の2段階→安全の欲求:人間が生きる上での衣食住等の根源的な欲求

人間の欲求の3段階→親和の欲求:他人と関りたい,他者と同じようにしたいなどの集団帰属の欲求

人間の欲求の4段階→自我の欲求:自分が集団から価値ある存在と認められ,尊敬されることを求める認知欲求

人間の欲求の5段階→自己実現の欲求:自分の能力,可能性を発揮し,創造的活動や自己の成長を図りたいと思う欲求

 

問題98 介護老人保健施設に入所しているGさん(78,女性)は上品で化粧も上手で、入所している人から関心を持たれていた。訓練の際にも入所者から励まされ、どうにか伝い歩きができるようになっていた。そこへ車いすのHさん(75,女性)が新しく入所してきた。Hさんは裕福な家庭で、家族の来訪の際には入所者へのプレゼントもあり、入所者の関心はHさんに移ってしまった。するとGさんは伝い歩きをしなくなり、失禁までするようになった。

Gさんの適応機制(防衛機制)として、最も適切なものを一つ選びなさい。

1 逃避

2 同一化(同一視)
3 退行
4 昇華
5 抑圧

 

解答

1:×

2:×

3:○防衛機制(適応機制)の退行とは、たえがたい事態に直面したとき、発達の未熟な段階にあともどりして自分を守ろうとする機制です。Gさんはいままで入所者の関心が自分にあったのにHさんに皆の関心が移ったことで耐えられなくなり自分の前生活史の失禁行為をしてしまったと考えられます。

4:×

5:×

 

 

問題99 血液中において酸素の運搬を行っている成分として、正しいものを一つ選びなさい。

1 血しょう

2 血小板

3 赤血球

4 白血球

5 リンパ球

 

解答

1:×血漿(血しょう)は、血液の血球成分を除去したものです。

2:×血小板は血液 に含まれる細胞 成分の一種で血管が損傷した時に集合してその傷口をふさぎ(血小板凝集)、出血を止める作用を持ちます。

3:○ヘモグロビンは、血液中に存在する赤血球の中にあるタンパク質であるが、酸素分子と結合する性質を持ち肺から全身へと酸素を運搬する役割を担っています。

4:×白血球は、体内に細菌や異物が進入すると、それらを自分の中に取り込み、消化分解しています。したがって、体内に細菌や異物が進入して炎症を起こすと白血球が盛んにつくられ、血液中に白血球が増えます。

5:×リンパ球は体内にウイルスなどの異物が侵入してくると、これを「抗原」と認識し、抗原の活動を邪魔する「抗体」を作って捕まえます。

 

 

問題100 老化に伴う口腔・嚥下機能の変化として、正しいものを一つ選びなさい。

1 唾液分泌量が増加する

2 味蕾の数は変わらない

3 嚥下反射が亢進する

4 咀嚼力は変わらない

5 舌の動きが低下する

 

解答

1:×下記の参考を参照してください。

2:×

3:×

4:×

5:○

 

参考

高齢者は、加齢とともに歯が欠損し、舌の運動機能が低下、咀嚼(そしゃく)能力が低下し、唾液の分泌も低下、口腔感覚の鈍化、塩味に対する味覚の低下などが生じて、咽頭への食べものの送り込みが遅れるような口腔での問題が生じます。

 

問題101 I A D L (Instrumental Activities of Daily Living;手段的日常生活動作)に含まれる項目として、正しいものを一つ選びなさい。

 

1 洗面

2 更衣

3 移乗

4 洗濯

5 友人との付き合い

 

解答

1:×

2:×

3:×

4:○手段的日常生活動作には買い物や洗濯、掃除等の家事全般や、金銭管理や服薬管理、外出して乗り物に乗ること等で、最近は、趣味のための活動も含むと考えられるようになってきています。「友人との付き合い」は手段的日常生活動作に含まれません。

5:×

参考
手段的日常生活動作とは、電話の使い方、買い物、洗濯、家事、移動、外出、服薬の管理、金銭の管理など、 日常生活動作 (ADL: activity of daily living)ではとらえられない高次の生活機能の水準を測定するものです。

問題102 脊髄小脳変性症(spinocerebellar degeneration)に見られる歩行として、正しいものを一つ選びなさい。

1 小刻み歩行

2 間欠性跛行

3 失調性歩行

4 すくみ足歩行

5 加速歩行

 

解答

1:×

2:×

3:○脊髄小脳変性症では、歩行時にふらついたり(体幹動揺、失調性歩行)、手足の動きがぎこちなくなり、言葉が不明瞭になります。

4:×

5:×

 

参考

脊髄小脳変性症 (せきずいしょうのうへんせいしょう)は、運動失調を主な症状とする 神経疾患で歩行時のふらつきや、手の震え、ろれつが回らない等を症状をおこします。

 

問題103 長期臥床により生じやすい症状・疾患として、最も適切なものを一つ選びなさい。

1 無尿

2 心機能亢進

3 下痢

4 肺炎(pneumonia)

5 貧血(anemia)

 

解答

1:

2:

3:

4:○長期臥床により廃用症候群になると、摂食・嚥下障害が 引き起こされ誤嚥性肺炎発症の リスクが高まります。

5:

 

 

問題104 Jさん(80,女性)は腰椎圧迫骨折(lumbar compression fracture)のため2週間入院し、10日前に退院した。症状は軽快し現在はコルセットを使用しており、腰痛もない。ほかに持病はなく日常生活は自立している。近所に住む娘から「昼間の様子を見に行くと、いつも横になっている」と相談を受けた。Jさんに対して、特に廃用症候群(disuse syndrome)の予防のために行う介護職のアドバイスとして、最も適切なものを一つ選びなさい。

1 日中の休養は座位でとるようにする

2 食事の量を制限して体重を減らす

3 鎮痛剤を多めに服用する

4 病院に再入院を依頼する

5 ポータブルトイレを利用する

 

解答

解答

1:○寝るばかりでなく日中は座位をとることが褥瘡の予防となります。

2:×褥瘡予防には食べて栄養をとることが大切です。

3:×問題文に「症状は軽快し現在はコルセットを使用しており、腰痛もない」との記述があるので鎮痛剤の服用は必要ないのでは。

4:×問題文に「腰痛もなく、ほかに持病はなく日常生活は自立している」との記述があるので病院への再入院の必要はありません。

5:×

 

問題105 摂食・嚥下に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。

1 先行期は認知機能の影響を受ける。

2 準備期では食塊を咽頭に送り込む。

3 口腔期の食塊の移送は口唇で行う。

4 咽頭期は鼻腔が開放して始まる。

5 食道期は随意的な運動で行われる。

 

解答

1:○先行期は認知期とも言われています。つまり、これから摂食する食物の性状を認知することにより、食べ方・唾液分泌・姿勢といった摂食に必要な準備を整えます。

2:×以下は下記参考を参照のこと。

3:×

4:×

5:×

 

参考

摂食・嚥下の過程は5つに分けられます。

@先行期→何をどのくらい、どのように食べるかを判断する時期。

A準備期→食物を口に取り込み、咀嚼し、唾液と混ぜて飲み込み易いように食塊をつくる時期。

B口腔期→食塊を舌によって口からのどへ送り込む時期。

C咽頭期→食物をのどから食道へ送り込む時期。

D食道期→食塊を食道内から胃へと送り込む時期。

 

問題106 42度以上の高温による入浴が身体に与える影響として、正しいものを一つ選びなさい。

1 心拍数が減少する

2 血圧が低下する

3 筋肉が収縮する

4 腸の動きが活発になる

5 腎臓の働きが促進される

 

解答

1:×心拍数は増加します。

2:×入浴直後は皮膚への温度刺激で交感神経が刺激され、さらに血圧が上がります。

3:○下記参考を参照してください。

4:×下記参考を参照してください。

5:×下記参考を参照してください。

 

参考

42度以上の高温では、熱による刺激によって、交感神経が緊張した状態になります。その結果、心拍が増え、血圧は上昇し、呼吸は促進され、消化管運動は抑制され、発汗が促されます。 逆に、39度以下の低温では、交感神経の緊張が解かれ、副交感神経優位になります。その結果、心拍は減り、血圧は下がり、胃腸の動きが活発となり、体の緊張が解かれ、鎮静効果が得られます。

 

問題107 睡眠に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。

1 睡眠時間が長ければ長いほど健康的である。

2 レム睡眠は30分ごとに繰り返し出現する。

3 抗ヒスタミン薬は覚醒作用がある。

4 最も深い眠りの段階はノンレム睡眠である。

5 ヒトは松果体に体内時計がある。

 

解答

1:×睡眠時間は長くても短くても病気になりやすく、寿命が短くなることが分かっています。大切なのは長さではなく睡眠の質です。

2:×下記参考参照 30分ではなく90分サイクル

3:×抗ヒスタミン薬は中枢神経系に作用して眠気を引き起こします。

4:○下記参考参照

5:×124時間の生活に調節する体内時計はどこにあるのかというと、視交叉上核(しこうさじょうかく)といって視床下部にある神経細胞にあります。ここが光を感じると松果体に信号を送ります。松果体からはメラトニンという睡眠を誘うホルモンが分泌されます。

 

参考

ヒトは眠っている間にレム睡眠とノンレム睡眠を周期的に繰り返していますレム睡眠は浅く呼吸をして、眼球が活発に働いている状態のことをいいます。ノンレム睡眠は深い寝息で眠っている状態のことです。このとき脳は活動を低下させ、休息しています。ノンレム睡眠とレム睡眠がセットになり、おおよそ90分のサイクルを何回か繰り返していることがわかっています。

 

 

問題108 キューブラー・ロス(Kübler-Ross,E.)が示した終末期にある人の心理の過程として、正しいものを一つ選びなさい。

1 悲観

2 怒り

3 卑屈

4 悟り

5 平安

 

解答

1:×

2:○下記の参考を参照してください。

3:×

4:×

5:×

 

参考

キューブラーロスの「死の受容への五段階」

@否認→ A怒り→ B取引→ C抑うつ→ D受容

@否認→自分自身の病を否定する気持ち  

A怒り→病気になった自分や周囲に対して怒りの感情を持つ。「なぜ自分が…」

B取引→神に変わる対象に対して取引を行う。「もし病気が治るなら自分の人生を社会に役立てたい」

C抑うつ→気分の落ち込み、食欲不振、不眠、絶望

D受容→自分自身の死を受け入れる

 

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