カウンターホームページ素材 新着情報ウェブアーキテクトアクセスアップ

予告なく内容を変更することがありますのでご容赦ください。

人間の尊厳と自立

@人間の尊厳と自立 大項目 中項目 小項目(例示)

1:人間の尊厳と自立
1)人間理解と尊厳→○人間の多面的理解
(第24回筆記試験)

2:介護における尊厳の保持・自立支援
1)人権と尊厳→○権利擁護・アドボガシー○人権尊重○身体的・精神的・社会的な自立支援
(第24回筆記試験)

 

1人間の尊厳と自立1)人間理解と尊厳→○人間の多面的理解

問題

1 障害者基本法の第3条では「すべて障害者は、個人の尊厳が重んぜられ、その尊厳にふさわしい生活を保障される権利を有する」とし人間の尊厳についての理念を示したものになっている。

2 「自立」とは心身の障害等によって生活支障を生じている人の生活自立のことをいう。

3 介護保険法の第2条では「保険給付の内容及び水準は、被保険者が要介護状態となった場合においても、可能な限り、その居宅において、その有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるように配慮されなければならない」としている。

4 世界史のうえで、最初に生存権を憲法に掲げたのは、ドイツのワイマール憲法であるといわれている。

5 日本国憲法では第25条で生存権を規定している。

6 アメリカの独立宣言、フランスの人権宣言において人間の尊厳が示されている。

7 世界人権宣言の第22条では「すべての人は社会の一員として、社会保障を受ける権利を有し、かつ、国家的努力及び国際的協力により、また、各国の組織及び資源に応じて、自己の尊厳と自己の人格の自由な発展とに欠くことのできない経済的、社会的及び文化的権利を実現する権利を有する」と規定している。

8 社会福祉法の第3条では福祉サービスの基本理念が、また第5条では社会福祉サービス提供の原則が示されている。

 

解答

1:○人間の尊厳とは人間が個人として尊重されることを意味していますが、この理念が障害者基本法の条項の中にも反映されています。

2:○高齢、病、障害等によって体が不自由になり、日常生活に支障を生じている人々の自立のことをいいます。

3:○

4:○

5:○日本国憲法第25条には以下のことが書かれています。「すべての国民は、健康で文化的な最低限の生活を営む権利を有する。国はすべての生活部面については、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない」・・ここで書かれている「健康で文化的」とはいわゆる生存権を示しています。

6:○

7:○世界人権宣言の「自己の尊厳と自己の人格の自由な発展」は社会生活において人間の尊厳が保持されるためには、一人一人の人間が社会的に自己の能力を十分に活かす機会とそのための環境が用意されるべきであることを意味します。

8:○

第三条  福祉サービスは、個人の尊厳の保持を旨とし、その内容は、福祉サービスの利用者が心身ともに健やかに育成され、又はその有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるように支援するものとして、良質かつ適切なものでなければならない。

第五条  社会福祉を目的とする事業を経営する者は、その提供する多様な福祉サービスについて、利用者の意向を十分に尊重し、かつ、保健医療サービスその他の関連するサービスとの有機的な連携を図るよう創意工夫を行いつつ、これを総合的に提供することができるようにその事業の実施に努めなければならない。

 

2介護における尊厳の保持・自立支援1)人権と尊厳→○権利擁護・アドボガシー○人権尊重○身体的・精神的・社会的な自立支援

問題

1 「高齢者虐待防止法」(平成18年4月施行)では養護者による高齢者虐待防止、養護者に対する支援を定めるとともに介護施設従事者等による高齢者虐待防止についても定められている。

2 介護保険法の施行にあわせ、身体拘束が禁止された。

2 アドボガシーとは援助過程において援助者が、利用者の権利を擁護するための活動である。

3 アドボガシーとは代弁や権利擁護の意味で用いられる。

4 エンパワメントとは利用者やその集団、コミュニティなどが自らの力を自覚して行動できるよう、サポートすることをいう。

 

解答

1:○

2:○原則禁止されました。具体的には車いすやベッドに身体をひもで縛るなどの行為などです。

2:○

3:○介護職にも利用者の権利を代弁する役割があります。

4:○言い換えれば、その人が本来持っている力を内から引き出せるように援助することです。


第24回筆記試験 
【人間の尊厳と自立】2問
問題1 左大腿骨頸部骨折で入院していた軽度の認知症のあるAさんが、介護老人保健施設に入所し2週間が経過した。入所時は、環境の変化によるせん妄が見られ、日常生活の不活発による食欲低下から食事摂取量が少なかった。また転倒の恐れもあった。現在はせん妄がなくなり趣味のカラオケをしたいとの要望が出るほどになってきたが、日常の金銭管理は出来ない状態である。
介護職の支援のあり方として、適切なものを一つ選びなさい。
出題基準:人間の尊厳と自立:1:人間の尊厳と自立1)人間理解と尊厳→○人間の多面的理解
1 提供する食事の量が多いと判断して減らす。
2 安全性を考慮し、ベッドを柵で囲む。
3 移動の際は全介助で行う。
4 他の利用者と一緒にカラオケをする場を設ける。
5 家族に対し預金通帳の名義を変更するよう助言する。

解答
1:×問題に「日常生活の不活発による食欲低下から食事摂取量が少なかった。」とあるのに、食事の量が多いと判断して減らすのは矛盾があるのではないでしょうか。
2:×ベッドを柵で囲むことは身体拘束という虐待にあたります。このことにより精神的な苦痛を与えて人間としての尊厳を侵すものであり好ましくありません。
3:×全介助では残存機能の活用にはなりません。
4:○問題文に「カラオケをしたいとの要望」とあるので介護職の支援として適切です。
5::×あくまでも預金通帳はAさんが所有するものであり、家族の一員でもない介護職が名義変更の助言をするのは不適切です。

問題2 利用者の尊厳を保持し、自立支援を行うために介護福祉士に求められるものとして、適切でないものを一つ選びなさい
出題基準:人間の尊厳と自立:2:介護における尊厳の保持・自立支援
出題基準:介護の基本:8:介護従事者の倫理 1)職業倫理→○ 介護福祉士の倫理 ○介護実践の場で求められる倫理 ○その他

1 知り得た情報の保持
2 信用失墜行為の禁止
3 介護に関する知識の向上
4 福祉サービス関係者等との連携
5 介護福祉士の主導による方針決定

解答
1:○「社会福祉士及び介護福祉士法」では「秘密保持」の義務を規定しています。
2:○「社会福祉士及び介護福祉士法」では「信用失墜行為の禁止」を規定しています。
3:○社会福祉士及び介護福祉士法の第47条では「社会福祉士又は介護福祉士は、社会福祉及び介護を取り巻く環境の変化による業務の内容の変化に適応するため、相談援助又は介護等に関する知識及び技能の向上に努めなければならない。」と「資質向上の責務」を規定しています。

4:○「社会福祉士及び介護福祉士法」では「社会福祉士及び介護福祉士は、その業務を行うに当たつては、医師その他の医療関係者との連携を保たなければならない。」と規定しています。
5:×日本介護福祉士会の倫理綱領にもありますが、利用者本位の立場から自己決定を最大限尊重し、自立に向けた介護福祉 サービスを提供していくとうたっています。(利用者本位、自立支援) 従って介護福祉士が主導して方針を決めてはいけません。



内容について変更することが多々ありますのでご注意ください。
誤字、脱字等のまちがいについては管理人まで連絡お願いいたします。  xxgxsd@yahoo.co.jp

web介護福祉士会ホームページトップへ戻る

Copyright © Web Care Workers All Rights Reserved.
当サイト掲載の情報については、特に明示がない限り、その著作権をweb介護福祉士会が保有します。

inserted by FC2 system