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障害の理解

⑩障害の理解  大項目 中項目 小項目(例示)

1: 障害の基礎的理解

1)障害の概念 →○障害の捉え方、ICIDH(国際障害分類)からICF(国際生活機能分類)への変遷、その他 (第24回筆記試験)

2)障害者福祉の基本理念→○ ノーマライゼーション、リハビリテーション、国際障害者年の理念、その他 (第24回筆記試験)

2:障害の医学的側面の基礎的知識

1)身体障害 →○視覚障害の種類と原因と特性 ○聴覚障害、言語機能障害の種類と原因と特性 ○肢体不自由の種類と原因と特性 ○内部障害の種類と原因と特性

                              (第24回筆記試験) (第24回筆記試験)

2)精神障害→○ 精神障害の種類と原因と特性 ○高次脳機能障害の種類と原因と特性(第24回筆記試験) (第24回筆記試験)

3)知的障害→○ 知的障害の種類と原因と特性 (第24回筆記試験)

4)発達障害→○ 発達障害の種類と原因と特性  (第24回筆記試験)

5)難病→○ 難病の種類と原因と特性

6)障害のある人の心理→○ 障害が及ぼす心理的影響 ○障害の受容 ○適応と適応機制、その他

7)障害に伴う機能の変化と日常生活への影響→○ 障害のある人の特性を踏まえたアセスメント(保たれている能力と低下している能力の把握、家族との関係の把握)  (第24回筆記試験)

3:連携と協働

1)地域におけるサポート体制 →○行政・関係機関との連携 ○地域自立支援協議会との連携 (第24回筆記試験)

2)チームアプローチ→○ 他の福祉職種との連携 ○保健医療職種との連携

4:家族への支援

1)家族への支援 →○家族の障害の受容の過程での援助 ○家族の介護力の評価 ○家族のレスパイト

 

 

1障害の基礎的理解 1)障害の概念 →○障害の捉え方、ICIDH(国際障害分類)からICF(国際生活機能分類)への変遷

問題

1 WHOは2001年の国際保健会議(WHO総会)で国際障害分類(ICIDH)の改定版を採択し、これに代わるものとして国際生活機能分類(ICF)を決定した。

2 国際障害分類(ICIDH)のモデルは疾患・変調が原因となって「機能・形態障害」が起こり、それから「能力障害」が生じ、それが「社会的不利」を起こすというものである。

3 国際障害分類(ICIDH)に代わる国際生活機能分類(ICF)は、機能障害でなく「心身機能・構造」、能力障害でなく「活動制限」、社会的不利でなく「参加制約」をというように、マイナスよりもプラスを重視する立場から、プラスの用語を用いることとなった。

4 障害者基本法では障害者の定義を、「障害者」とは、身体障害、知的障害又は精神障害があるため長期にわたり日常生活又は社会生活に相当な制限を受ける者としている。

5 身体障害者福祉法では身体障害者の定義を、「身体障害者」とは、別表に掲げる身体上の障害を抱える十八歳以上の者であって、都道府県知事から身体障害者手帳の交付を受けたものとしている。

6 身体障害者手帳は1級から6級までの人に交付されるが7級のみでの手帳交付はない。

7 精神保健福祉法(精神保健及び精神障害者福祉に関する法)では精神障害者の定義を「精神障害者」とは、精神分裂病、精神作用物質による急性中毒又はその依存症、知的障害、精神病質その他の精神疾患を有する者としている。

8 精神障害者保健福祉手帳は1級から3級まである。

9 知的障害者福祉法にでは知的障害者の定義が示されていない。

10 知的障害者(児)については療育手帳A,療育手帳Bが交付される。

11 障害者自立支援法における障害者の定義は、「障害者」とは、身体障害者福祉法第四条に規定する身体障害者、知的障害者福祉法にいう知的障害者のうち十八歳以上である者及び精神保健及び精神障害者福祉に関する法律第五条に規定する精神障害者(知的障害者福祉法にいう知的障害者を除く。以下「精神障害者」という。)のうち十八歳以上である者としている。

12 発達障害者支援法における発達障害者の定義は、「発達障害者」とは、発達障害を有するために日常生活又は社会生活に制限を受ける者としている。

 

解答

1:○英語の頭文字の最初の3字をとってICFの略称で呼ぶことになりました。

2:○

3:○

4:○

5:○

6:○身体障害者(児)については1~7級までの等級があることは覚えておきましょう。

7:○

8:○1級は日常生活不能の者、2級は日常生活に著しい制限を受ける者、3級は日常生活に制限を受ける者となっています。

9:○

10:○療育手帳Aは重度の者が対象で,療育手帳Bは重度以外のものが対象となります。

11:○

12:○

 

1障害の基礎的理解 2)障害者福祉の基本理念→○ ノーマライゼーション、リハビリテーション、国際障害者年の理念

問題

1 国際障害者年(1981年)は、国際連合が指定した国際年の一つでありテーマは「完全参加と平等」であった。

2 インテグレーションと、障害者であっても健常者と分けることをしないで、同じ環境で生活する過程のことをいう。

3 リハビリテーションの概念は障害をおっても人間としての当たり前の権利を取り戻すことができること、つまり「全人間的復権」にある。

4 全米リハビリテーション協議会が定義するリハビリテーションとは、「障害者が可能な限り身体的、精神的、社会的及び経済的に最高限度の有用性を獲得するよう回復させることである」している。

5 国連・障害者世界行動計画(1982年)では、「リハビリテーションとは、身体的、精神的、かつまた社会的に最も適した機能水準の達成を可能とすることによって、各個人が自らの人生を変革していくための手段を提供していくことをめざし、かつ、時間を限定したプロセスである。」と定義している。

6 自立生活運動(IL運動)は1970年代に、アメリカで医療的リハビリテーションが障害者を一生患者扱いし、自己決定権や自己選択権を与えていなかったことに反対して、障害者の権利回復を目指した運動である。

7 ノーマライゼーションとは「障害者を排除するのではなく、障害を持っていても健常者と均等に当たり前に生活できるような社会こそがノーマルな社会である」という考え方である

8 ノーマライゼーションはデンマークのバンク=ミケルセンにより初めて提唱され、スウェーデンのニイリエにより世界中に広められた。

9 デンマークではノーマライゼーション思想の普及の中で、国が運営していた大規模な障害者施設が解体された。

 

10 エンパワメントとは障害を持った人が内発的な力を持ち、自らの生活を自らコントロールできること、または、自立する力を得ることである。

11 エンパワメントとは、本来持っている能力を十分に発揮できない状態にある利用者、利用者集団に対して、自身の強さを自覚して行動できるような援助を行うことをいう。

 

解答

1:○

2:○

3:○リハビリテーションとは単なる病院でのリハビリのように機能回復を目指すだけのものではなく、人としての権利を取り戻すものであるということになります。

4:○障害にある人の能力を最大限に伸ばして回復するということです。

5:○ここでは特に、障害者の社会生活力を高めるための訓練・指導・援助・支援に重点をおいて、「社会リハビリテーション」を意識しています

6:○この運動により世界ではじめて自立生活センターが創設されました。

7:○

8:○ニイリエはノーマルな社会の条件をノーマライゼーションの八つの原理にまとめました。

9:○

10:○

11:○エンパワメントは、アメリカやイギリスを中心に発展し、最近は日本でも実践されることが増えてきています。

 

2障害の医学的側面の基礎的知識

1)身体障害 →○視覚障害の種類と原因と特性 ○聴覚障害、言語機能障害の種類と原因と特性

問題
1 視力とはものの形や存在を認識する能力のことであり、測定する視票はランドルト環を用いる。

2 視野とは目を動かさないで同時に見える範囲のことをいう。

3 光覚弁とは光に対する感覚の能力のことをいう。

4 手動弁とは眼の「前で手の動きを認識できる能力のことを数値化したものである。

5 指数弁とは目の前で指の数を数えることができる能力を数値化したものである。

6 全盲とは光覚が消失している状態のことをいう。

7 視覚障害を引き起こす眼疾患には白内障、緑内障、網膜色素変性、視神経萎縮、糖尿病性網膜症などがある。

8 中途視覚障害の人の心理的プロセスの第一期は「失明恐怖の時期である。

9 中途視覚障害の人の心理的プロセスの第二期は「葛藤の時期である。

10 中途視覚障害の人の心理的プロセスの第三期は「生活適応の時期である。

11 中途視覚障害の人の心理的プロセスの第四期は「職業決定の時期である。

12 中途視覚障害の人の心理的プロセスの第五期は「職業獲得の時期である。

13 光覚弁の視覚機能(光を感じる能力)のある人は夜と昼を区別することができるが移動能力はかなり制限される。(視覚弁→光覚弁へ変更しました。平成24年10月8日)

14 手動弁の視覚機能(眼の前で手の動きがわかる能力)のある人は1メートル程度の距離で背景と物体の濃淡の差が高い物体を「何かあるな」という程度で判断できる場合がある

15 指数弁の視覚機能(目の前で指の数を数えられる)能力のある人は1メートル程度の距離で背景と物体の濃淡の差が高い物体であれば何があるかを判断できる。

16 視力が0.01以上ある人は、慣れ親しんだ事態区であれば歩行が可能であり屋外の異動もなんとか可能である。

17 視野障害には求心性視野狭窄や中心暗転などのタイプがある。

18 一般的に言語中枢は左側の脳にあるので、失語症の人の身体のまひは右半身が多い。

19 脳の病気やけがなどによって生じる言語障害には、失語症とまひ性構音障害がある

20 失語症者が話そうとしているときは、せかせないでゆっくり聞いたほうがよい。

21 話しかけられたことがよく理解できない失語症者には、短い言葉でゆっくり話しかけたほうがよい。

22 脳血管障害(脳卒中)の失語症は,左大脳半球の障害でおこることが多い。

23 脳梗塞による失語症には思ったことが言葉にならないという「運動性失語」、他人の言うことが理解できなくなる「感覚性失語」などがある。

24 失語症には,五十音表を活用してコミュニケーションを図るようにする。

25 重度の失語症のある人とのコミュニケーションでは,「はい」「いいえ」で答えることができるような質問をする。

26 言語障害は、大脳の右半球の病変によって起こることが多い。

27 感覚性失語では、聞いた話を理解することができる。

28 脳卒中による失語症者とのコミュニケーションでは短い文でゆっくり話しかける。

29 脳卒中による失語症者とのコミュニケーションでは話しかけても1回で理解できない時は,もう一度声を大きくして繰り返す。

30 うまく話せない脳卒中の失語症者に対しては,イエス・ノーで答えられるように質問を工夫する。

31 言語障害者(児)にみられる心理上の問題は,人間関係の中で表れるフラストレーションということもできる。

32 脳性麻痺に伴う言語障害は,その大部分が心理的な原因によって生ずるものである。

33 失語症(成人失語)には,意図したことばが適切に使えないような,いわゆる喚語障害は含まれない。

34 言語発達遅滞とは,言語障害全体を通じて,その障害の程度を表す概念である。

35 言語障害での吃音は,話しことばのリズムあるいは流暢さの障害であるから,その部分を十分に治療すれば治癒する。

36 言語障害者への援助に際しては,言語以外の表情や身ぶり,視線などからも何を伝えたいのかをくみ取るように心掛けることが必要である。

37 言語に障害のある人と話すときに,相手の言うことが聞き取れない場合には,同じことを何回も聞き直すのではなく,他の方法を用いてその内容を確認していく方がよい。


解答

1:○

2:○一般的な視野は耳側95度、鼻側と上方が60度、下方が70度までといわれています。

3:○

4:○

5:○

6:○

7:○白内障、緑内障等については「心とからだのしくみ」を参考にしてください。糖尿病性網膜症は糖尿病による網膜の血管障害により、網膜の血流が低下することが原因でおこる網膜の障害で一度進展してしまうと治りにくく、しばしば失明の原因となります。

8:○この時期は失明に対する恐怖や生活の不安を持っています。

9:○視覚障害という衝撃から自分を守ろうとするために感情の表出がなくなり、自分をとりまく周囲の刺激から逃れようとします。

10:○現実を直視し、いきる意欲を見いだそうとする段階です。

11:○

12:○

13:○

14:○

15:○

16:○

17:○求心性狭窄とは視野の中心部分ははっきりと見えるが、その周辺部分が暗く見えにくい症状をいいます。まるで、筒状のものを通して見ているかのように視野全体が狭くなります。

18:○脳の損傷された側の反対側がまひします。

19:○まひ性構音障害は、話しことばに必要な舌や唇などの器官がまひなどによる運動障害によって発音が上手に言えなくなってしまいます。重度になると声も出せなかったり、「アイウエオ」もはっきり言えなくなります。構音障害は、失語症と違って、言いたいことばが思い出せないということはありません。重度方の場合、コミュニケーションボードも役に立ちます。

20:○

21:○文字や身ぶりなどを併せて使うのも効果的です。

22:○大脳は左右二つの半球にわかれており、左大脳半球には言語野と呼ばれる 領域があります。失語症とはこの言語領域が種々の原因で損傷を受け、それまで正常に働いていた言語活動が障害されます。
23:○

24:×過去問に良く出る問題ですがけっこう間違える人は多いです。失語症とは聴く、話す、読む、書くに支障をきたすものです。ですから五十音表を活用はできません。このほかの手段、例えば身振りや手振りでコミュニケーションを図らなければなりません。
25:○

26:×言語障害は左半球の障害です。
27:×音声による言語理解、書字による言語理解のいずれも障害されているのが感覚性失語です。
     感覚性失語→言葉はたくさん出るけれど、周りのひとはそれを理解することができません。
     運動性失語→声はでるものの、物の名前が言えません。

28:○失語症者とのコミュニケーションでは短い文でゆっくりはなす、聞くときはゆっくり話してもらうのが原則です。

29:×再度話を繰り返すことはいいにしても、大きな声を出す必要はありません。従って間違い。

30:○失語症者に対しては「はい」「いいえ」で答えられる質問がコミュニケーションをスムーズにします。

31:○言語障害者は自分の意思を十分に伝えられないことからフラストレーションに陥りやすいです。接する場合には、言語以外の表情や身振り、視線などからも汲み取るように心掛けることが大切です。

32:×脳性麻痺は、受精から生後4週までに何らかの原因で受けた脳の損傷によって引き起こされる運動機能の障害をさす症候群です。この障害により不随意運動や言語障害を起こします。従って心理的な原因によって生ずるものではありません。

33:×喚語障害とは事物の名称を思い出す能力の障害ですが、これは失語症者に見られる障害です。

34:×「言語発達遅滞」の定義は何らかの理由で同年代の子供に比べ言葉が遅れている状態を言います。ですから障害の程度を述べたものではありません。

35:×別名「どもり」といいます。これは発語時に言葉が連続して発せられたり、瞬間あるいは一時的に無音状態が続くなどの言葉が円滑に話せない状態のことです。これの対処方法は治療ではなく安定した話し方の習慣作りを目指すカウンセリングが最も効果です。

36:○言語障害者に対してはあらゆるコミュニケーション方法がありますから、それらを駆使して援助する必要があります。

37:○同じ事を繰り返されて問われると自尊心を傷つけられて自信を失うことにつながりますから注意しなければなりません。

 

2障害の医学的側面の基礎的知識

1)身体障害 →○聴覚障害、言語機能障害の種類と原因と特性

問題

1 聴覚障害のある人は、難聴者、中途失聴者、ろう者に分類される。

2 難聴者とは補聴器等を用いて言葉が少し聞こえ言葉でのコミュニケーションが可能な人のことをいう。

3 中途失聴者とは、人生の途中で耳が聞こえなくなった人で話し言葉は明瞭であるが、ほとんど聞こえない者をいう。

4 ろう者とは、話し言葉が不明瞭な場合が多く手話によるコミュニケーションが中心である。

5 聴覚障害は損傷の部位によって、伝音性難聴、感音性難聴、混合性難聴にわけられる。

6 伝音性難聴とは外耳と鼓膜及び中耳、つまり音を伝える器官の障害による難聴である。

7 感音性難聴は内耳か又は聴覚神経に障害がある難聴で医学的な治療が困難である。

8 混合性難聴は伝音性難聴と感音性難聴の両方の特徴を併せ持った難聴である。

9 言語障害とは、発音が不明瞭であったり、普通のリズムで話せないために話し言葉が不明瞭であったりする状態をいいます。

10 言語障害の原因として、進行性筋ジストロフィー、筋萎縮性側索硬化症、喉頭がん、脳性麻痺、脳血管障害によるものなどがある。

11 発話が困難な言語障害のあつ人については、コミュニケーションエイドなどを用いてコミュニケーションを図ることが可能である。

12 難聴者の介護を行う場合は、明るい静かな場所でゆっくり反し、介護者の意志が十分に伝わったのか確認する必要がある。

 

解答

1:○

2:○

3:○中途失聴者とのコミュニケーションで一番好まれるのが筆談ですが、手話がわかる中途失聴者では手話も有効です。

4:○

5:○

6:○これは音を聞くための神経には異常がないので治療できる可能性があり補聴器で音を大きくすることによりかなり聞こえるようになります。中耳炎などによる難聴はこれに当たります。

7:○この難聴は、大きな音は健聴者並に煩く感じるのに、小さな音はあまり聞こえません。そのため、補聴器には高度な機能が要求されます。

8:○老人性難聴は多くの場合 混合性難聴ですが、どちらの度合いが強いかは個人差が大変大きいと言えます。

9:○

10:○

11:○コミュニケーションエイドとは : 言語障害者の“声”となる発声代行器や、パソコン通信などの機器を、重度肢体不自由者にも利用できるよう機能補助をした福祉機器のことをいいます。

12:○

 

2障害の医学的側面の基礎的知識

1)身体障害 →○肢体不自由の種類と原因と特性

問題

1 全国の身体障害者数は約348万人であり、このうちの役半数が肢体不自由である。

2 肢体不自由者の約61%が65歳以上であり高齢化が進んでいる。

3 肢体不自由者の障害種別の割合は多い順に下肢機能障害、上肢機能障害、全身性運動機能障害、体幹機能障害、上肢切断、下肢切断である。

4 肢体不自由の原因となる疾患は脳血管障害が最も多い。

5 麻痺には運動麻痺、感覚麻痺、知覚麻痺がある。

6 感覚麻痺、知覚麻痺とは触覚、痛覚、温冷覚などの感覚が消失する麻痺である。

7 片麻痺は右側、左側の半身のどちらかに麻痺があるものである。

8 対麻痺とは、両方の上肢、または両方の下肢に麻痺があるものである。

9 四肢麻痺とは両方の上下肢に麻痺があるものである。

10 脳性麻痺による麻痺の種類には痙直型(けいちょくがた)、アテトーゼ型、強直型、失調型、混合型がある。

11 中途障害者の典型的な障害受容課程は1:ショック期2:否認期3:混乱期4:受容期がある。

 

解答

1:○

2:○

3:○

4:○次に多い順番は骨関節疾患、リウマチ性疾患、その他の脳神経疾患、脳性麻痺の順番となっている。

5:○運動麻痺とは自らの意志で行う運動が困難な麻痺です。

6:○

7:○

8:○

9:○

10:○

痙直型(けいちょくがた)→筋肉の緊張が強く、四肢の突っ張りが強くあらわれ、外部から動かそうとしても動かせないことがあります。

アテトーゼ型→自分の意志では運動がコントロールできない勝手な動き(不随意運

動)がみられます。

強直型→関節の動きが硬くなります。

失調型→動作のバランスが悪く、不安定な運動になり、歩行などのふらつきがみられます。

混合型→様々な型が混じった麻痺のことを言います。

11:○ショック期は受傷してすぐの段階で障害が残る可能性などまだわからないことから比較的平穏な心理状態にあります。否認期は治療が一段落し障害について気がつき始めますが自分に障害が残ることを認めない時期です。混乱期は主治医などから障害がのこることを告知され、心理的に混乱する時期です。受容期は同じ障害者がいることもわかり現状を受け止めていく時期です。

 

2障害の医学的側面の基礎的知識

1)身体障害 →○内部障害の種類と原因と特性

問題

1 内部障害は内臓機能の障害であり、身体障害者福祉法では6種類の機能障害が定められている。

2 内部障害で最も多いのは心臓機能障害(46.3万人)であり、じん臓機能障害(20.2万人)、ぼうこう・直腸機能障害(9.1万人)、呼吸器機能障害(8.9万人)、小腸機能障害(0.3万人)、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)による免疫機能障害(0.2万人)の順となっている。

3 慢性閉塞性肺疾患(chronic obstructive pulmonary disease)では、透析療法が必要となる場合がある
4 慢性腎不全(chronic renal failure)では、在宅酸素療法が必要となる場合がある
5 大腸がん(colorectal cancer)では、消化管ストーマが必要となる場合がある
6 ヒト免疫不全ウィルス(HIV)病(human immunodeficiency virusHIVdisease)では、尿路ストーマが必要となる場合がある
7 肝硬変(liver cirrhosis)では、埋(植)込式心臓ペースメーカーが必要となる場合がある
8  エイズ(AIDS)は、 ヒト免疫不全ウイルス (HIV)が免疫細胞に感染し、免疫細胞を破壊して後天的に免疫不全を起こす免疫不全症のことである。

9 HIVに感染した場合は、身体障害者福祉法に定められた基準により免疫機能障害者として「身体障害者手帳」が交付される。

10 HIVに感染した場合は、障害者自立支援法に基づく自立支援医用費の給付の対象になる。

11 HIVに感染している利用者のみならず感染症などの利用者の介護の場でスタンダードプリコーションを採用することが大切である。

12 B型肝炎、C型肝炎については抗ウイルス療法の医療費助成が受けられる。

13 肝機能障害については平成22年4月から身体障害者に含まれた。

14 肝機能障害者は障害者自立支援法による更生医療をうけることができる。

15 ストーマ(stoma、ストマとも)とは、消化管や尿路の疾患などにより、腹部に便又は尿を排泄するために増設された排泄口のことである。

16 ストーマを持つ人を「仲間」という意味合いで「オストメイト」と呼ぶ。

17 ストーマには肛門括約筋に代わるものがないので、便や排ガスを我慢することができない。

18 泌尿器系ストーマは排尿括約筋に代わるものがないので排尿を我慢することができない。

 

解答

1:○

2:○

3:×

4:×

5:○

6:×

7:×

8:○AIDSとHIVは違うので注意してください。HIVに感染して免疫機能が低下し厚生労働省が定めた23の合併症のいずれかを発症した場合エイズ(AIDS)と診断されます。ですからHIVに感染したからといってエイズになったというわけではありません。

9:○

10:○

11:○ 誰が感染しているかを見分けることは容易ではないため、すべての患者を対象に次のものに接する可能性がある場合に手洗いをきちんとしたり、血液、体液、分泌液などをさわるときには手袋などを着用するなどして予防策を講じることをいいます。

12:○

13:○肝機能障害者は身体障害者手帳の交付がされることになりました。等級は1級から4級までです。

14:○肝機能障害に認められている自立支援医療は肝臓移植と移植後抗免疫療法です。

15:○

16:○

17:○

18:○

 

2障害の医学的側面の基礎的知識

2)精神障害→○ 精神障害の種類と原因と特性

問題

1 統合失調症の陽性症状には幻覚(幻聴、幻視など)、妄想、思考の障害(洞察力の欠如、支離滅裂な言語など)、強いイライラ、激しい興奮などがある。

2 統合失調症の陰性症状には感情の鈍磨、興味の喪失、引きこもり、意欲の低下、身だしなみ、衛生面にかまわない、食事に無関心、気分の落ち込みなどがある。

3 統合失調症の基本治療薬は抗精神病薬、抗不安薬、睡眠薬が、抗うつ薬などが使われる。

4 統合失調症のリハビリテーションとしては、レクリエーション、作業療法、日常生活技能、疾病管理技能の訓練、社会生活技能訓練などがある。

5 鬱病は気分が沈み、行動や動作が緩慢になり、食欲低下や不眠や頭痛などの身体状況も現れ日常生活に支障をきたすものである。

6 躁うつ病(双極性障害)は躁状態とうつ状態が繰り返すものである。

7 躁(そう)状態とは、考えが次から次へとわきおこり、気分が高揚していらいらしたり誇大妄想を抱いたり、疲れをみせず不眠不休で活動したりするものである。

8 外因性精神障害には薬物乱用やアルコールによる障害が相当する。

9 心因性精神障害とは環境やストレスが原因と推定されるもの いわゆる神経症、適応障害などをいう。

10 幻覚とは実際には感覚刺激がないのに知覚することである。

11 幻聴とは、あるはずのないことが聞こえてくる体験のことである。

12 悪性症候群とは抗精神病薬治療中に、原因不明の発熱、意識障害、筋強剛、振戦および発汗、尿閉などの自律神経症状を呈し、死亡することもある疾患のことをいう。

13 日本では約31万人の精神科病棟の入院患者がいるが、約4.9万人が退院可能であると推計されている。

 

解答

1:○

2:○

3:○統合失調症の基本治療薬は抗精神病薬です。その他に、軽度のいらいらや不安を取り除くときには抗不安薬が、不眠の治療には睡眠薬が、うつ状態など気分を安定させるときには抗うつ薬などが使われます。

4:○

5:○鬱病の初期と回復期には自殺のリスクが高まるので注意が必要です。

6:○この治療には薬物療法のほか家族療法や精神療法が用いられます。

7:○

8:○外因性精神障害とは遺伝や、環境的、社会的、心理的なものの精神的影響によるもの(心因性)ではなく、その精神病が脳血管障害、脳腫瘍、頭部外傷、中枢神経の感染症など脳の器質性変化によるもの(脳器質性精神病)、脳以外の身体疾患が原因で生じるものを総称していったものです。

9:○

10:○

11:○

12:○簡単にいうと抗精神病薬の副作用によっておこる良くない症状のことですね。
13:○このことから社会的入院の解消が課題となっています。

 

2障害の医学的側面の基礎的知識

2)精神障害→ ○高次脳機能障害の種類と原因と特性

問題

1 高次脳機障害は器質精神病として精神障害者保健福祉手帳の対象になる。

2 高次脳機能障害の具体的症状として記憶障害、注意生涯、逆行機能障害、社会的行動障害などがある。

3 高直脳障害の社会的行動障害とは、すぐに人に頼ったり子供っぽくなったり、欲求のコントロールができなくなったり、感情コントロールができないなどの障害のことをいう。

4 高次脳機能障害の注意障害とは、注意を向けること、維持することの障害である。

5 高次脳機能障害の記憶障害とは、新しいことを記憶することが困難になる障害である

6 高次脳機能障害の行動と感情の障害とは、行動や感情をコントロールすることの障害である

7 高次脳機能障害の遂行機能障害とは、日常生活や仕事の内容を整理・計画・処理・実行することの障害である。

8 高次脳機能障害の失語症とは、話す・聞く・書くことの障害である。

9 高次脳機能障害の半側空間無視とは、目の前の空間の半分(多く左側)に注意が向かない障害である。

10 高次脳機能障害の失行症とは、麻痺はないのに意図した動作や指示された動作ができなくなる障害である。

11 高次脳機能障害の地誌的障害とは、地理や場所についてわからなくなる障害である。

12 高次脳機能障害の失認症とは、見ているもの・聞いているもの・触っているものがわからなくなる障害である。

13 高次脳機能障害の半側身体失認とは、身体の片側(主に麻痺側)に対する認識が低下してしまう障害である。

 

解答

1:○平成17年に手帳交付がきまりました。

2:○逆行機能障害とは自分で計画をたてても実行することができなかったり、人に指示してもらわないと何もできなかったりする障害です。

3:○

4:○

5:○

6:○

7:○

8:○

9:○

10:○

11:○

12:○

13:○

 

2障害の医学的側面の基礎的知識

3)知的障害→○ 知的障害の種類と原因と特性

問題

1 国際疾病分類では、知能テストによって測定した知能の状態によって、軽度、中度、重度、最重度に分けられている。

2 ダウン症候群は突然変異が原因で21番目の常染色体異常により発症します。

 

解答

1:○軽度は自立ができ、中度はおおむね自立可能、重度は部分的に可能、最重度は出来ないとされています。

2:○21番目の常染色体は通常2本ですが、ダウン症では3本あるためにおきます。

 

2障害の医学的側面の基礎的知識

4)発達障害→○ 発達障害の種類と原因と特性 

問題

1 発達障害支援法は平成16年に成立し平成17年度から施行された。

2 発達障害者支援法で、「発達障害」の定義を「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能の障害であってその症状が通常低年齢において発現するものとして政令で定めるもの」と定義されている。

3 発達障害の一つである「学習障害」とは、基本的には全般的な知的発達に遅れはないが、聞く、話す、読む、書く、計算する又は推論する能力のうち特定のものの習得と使用に著しい困難を示す様々な状態を指すものである。

4 発達障害の一つである「注意欠陥多動性障害」とは、年齢あるいは発達に不釣り合いな注意力、衝動性、多動性を特徴とする行動の障害で、社会的な活動や学業の機能に支障をきたすものである。

5 発達障害の一つである「広汎性発達障害」(こうはんせいはったつしょうがい)は、社会性の獲得やコミュニケーション能力の獲得といった、人間の基本的な機能の発達遅滞を特徴としている。

6 「広汎性発達障害」は、「自閉症」「アスペルガー症候群」「レッド症候群」「小児期崩壊性障害」「その他の自閉症」という5つ障害の総称である。

解答

1:○この法律は発達障害者(児)の地域における一貫した支援を行うことを目的につくられました。

2:○

3:○

4:○

5:○高機能自閉症やアスペルガー症候群は、広汎性発達障害に分類されるものです。アスペルガー症候群とは、知的発達の遅れを伴わず、かつ、自閉症の特徴のうち言葉の発達の遅れを伴わないものです。

6:○この障害では、人と関わることが苦手、会話が苦手で自分の言いたいことだけを一方的に話してしまうという特徴があります。「社会性の障害」「コミュニケーションの障害」「想像力とそれに基づく行動の障害」が、3歳までに6ヶ月以上見られた場合、広汎性発達障害の診断を考慮します。

 

2障害の医学的側面の基礎的知識

5)難病→○ 難病の種類と原因と特性

問題

1 難病とは、原因不明で確かな治療法がないため、徐々に進行し重い身体の障害や後遺症のある疾患の総称である。

2 難病の一つである脊髄小脳変性症(せきずいしょうのうへんせいしょう)は、運動失調を主な症状とする神経疾患の総称である。

3 難病の一つである多発性硬化症(たはつせいこうかしょう)は中枢性脱髄疾患の一つで、脳、脊髄、視神経などに病変が起こり、多彩な神経症状が再発と寛解を繰り返す疾患である。

4 難病の一つである筋萎縮性側索硬化症(きんいしゅくせいそくさくこうかしょう、通称ALS)は、重篤な筋肉の萎縮と筋力低下をきたす神経変性疾患である。

5 難病の一つであるスモン病は整腸剤のキノホルムが原因とされる神経系疾患である。

6 難病の一つであるパーキンソン病は、脳内のドーパミン不足とアセチルコリンの相対的増加とを病態とし、錐体外路系徴候を示す疾患である。

7 難病の一つであるベーチェット病は再発・寛解を繰り返す原因不明の慢性疾患で、自己免疫疾患の一つである。

8 難病の一つである悪性関節リウマチは既存の慢性関節リウマチ(RA)に、血管炎をはじめとする関節外症状を認め、難治性もしくは重篤な臨床病態を伴うものである。

9 難病の一つである全身性エリテマトーデスは、全身の臓器に原因不明の炎症が起こる、自己免疫疾患の一種である。

10 難病のある人は、終末期になると疾患の進行による多臓器不全などが原因で死亡することが多くなる。

 

解答

1:○

2:○これは小脳および脳幹から脊髄にかけての神経細胞が徐々に破壊、消失していく病気です。

3:○

4:○この難病は1年間に人口10万人当たり1~2人程度が発症し、好発年齢は40代から60代で、男性が女性の2倍ほどを占めます。

5:○薬害被害者としての心理的支援が必要となります。

6:○パーキンソン病は振戦、無動、固縮が特に3主徴として知られています。

7:○膠原病類縁疾患と呼ばれています。

8:○

9:○膠原病の1つとして分類されています。

10:○多臓器不全とは重要な臓器が次々と機能不全をおこし死にいたるものです。

 

2障害の医学的側面の基礎的知識

5)その他

問題

1 盲ろう重複障害には「全盲ろう」、「弱視ろう」、「盲難聴」、「弱視難聴」の四タイプがある。

2 視覚と難聴の活用がむずかしい、盲ろう者は触手話や指点字、手書き文字などの触覚を使用してコミュニケーションをとる。

3 重症心身障害者(児)の発症時期は、出生前の原因が29%、出生児及び出生後1週間以内の原因が37%であり、出産前後の疾患が6割以上を占めている。

4 重症心身障害者(児)の推定数は全国で約4万人である。

 

解答

1:○「全盲ろう」とは全く見えない、聞こえないという状態。「弱視ろう」は見えにくく聞こえない状態。「盲難聴」とは全く見えず聞こえにくい状態。「弱視難聴」とは見えにくく聞こえにく状態のことをいいます。

2:○もう少し見える盲ろう者は筆談や手話、少し聞こえる盲ろう者は補聴器などを使用します。

3:○

4:○

 

2障害の医学的側面の基礎的知識

6)障害のある人の心理→○ 障害が及ぼす心理的影響 ○障害の受容 ○適応と適応機制、その他

7)障害に伴う機能の変化と日常生活への影響→○ 障害のある人の特性を踏まえたアセスメント(保たれている能力と低下している能力の把握、家族との関係の把握) 

問題
1 障害者の心理的特性で「バーバリズム」とは言語使用の頻度が少ない状態のことをいう。

2 障害者の心理的特性で「ブラインディズム」とは盲人が盲人として生き抜くという固い信念のこと

3 障害者に対しての共感は,簡単な受容,内容の繰り返し,同一化,投射などの方法をとおして表現される。

4 障害者に対しての共感していることを表現する形式として,感情の受容,感情の明確化などがある。

5 障害者のレクリエーションの実施に当たっては,活動の成果はもとより,途中の経過を重視する姿勢が大切である。

6 失語症とは正常な言語を習得した成人の言語の理解や表出が障害された状態をいう。

7 身体障害者の発生は,一般に深刻な不安や悩みの原因となるが,その程度は本人の境遇や性格とは無関係である。
8 強い劣等感を抱いている障害者は,人の中に出ることをためらう傾向がある。

9 障害が発生したとき、劣等感はいかなる場合にも障害克服の阻害要因となるので,最初からそれを抱かせないような指導が大切である。

10 中途障害は,一般に心理的な衝撃となってその個人に重い負担を強いることになる。

11 中途障害者は、受傷の直後からしばらくの間は,自己評価を下げる気持が強くはたらくが,自分のプラスの面を自覚するにつれてそのような気持は後退する。

12 中途障害では、障害の種類によって障害者個人への心理的な影響は異なるが,一時的にせよ不運とか不幸という気持は共通に存在する。

13 先天性の視覚障害者は,続話や手話によってコミュニケーションを行うことが多いが,手話への依存度は,大人よりも子供の方が大きい。

14 中枢神経系障害者の中には,転導性,統合困難というような行動特徴を呈する者がいる。

15 言語障害は,主として構音器官の障害であるので,それに対する積極的な治療・訓練を行うことが大切である。 
16 肢体不自由者の幻肢というのは,夢の中に出てくる切断肢の幻影である。

17 重度障害の人に接して,その外見から性格までを推測してしまうことを心理学的には「独断」と呼んでいる。

18 身体障害の発生は,一般に本人や家族にストレスをもたらすが,その強さや性質は,その本人の発達段階を追って変動し,また個人差も大きい。

19 障害過大視の傾向は中途障害者において顕著であるが,発達する力の旺盛な幼児や児童では,なおさらその傾向が大きい。

20 身体障害者の身体像とは,身体に障害のある人びとの心の中に形成されるイメージで,健常な人びとの心理的体験にはみられないものである。

21 よく適応している障害者は,欲求不満の耐性が弱いので,物事に柔軟に対応でき,人間関係も良好である。

22 一般に,重度の障害をもつ児童の場合,経験的背景が片寄る傾向があるので,考え方が抽象的,観念的に流れないよう直接経験の指導原理が尊重される。

23 感覚系機能障害ではいろいろな感覚は,互いに独立しているから,一つの感覚が障害を受けた場合でも,他の感覚が,それを補完する方向に働くことはない。

24 感覚機能の障害は,主として生理レベルの問題であるから,それが人格形成や概念形成などの分野に影響することは少ない。

25 感覚機能の障害は,外界からの情報収集の障害であるから,自分の意思や意欲などとは無関係に取り込む情報量が制限される。

26 感覚系機能障害者への対応は,物理的,地理的な行動制限だけでなく,広く人間関係までも含めた社会的行動を視野に収める必要がある。

27 下肢重度障害者の生活空間の拡大には,物理的条件の改善が不可欠で,それが実現すれば,社会復帰にさしたる困難はない。

28 視覚障害のある幼児が失明を自覚するのは,一般的には成長して集団の中に入り,周囲の自分に対する対応が違うことを意識したときだと言われている。

29 進行性の疾患にもとづく障害者の場合には,非進行性の疾患による者に比べて,障害の進行とともに情緒不安定などの心理的変化が生じるので,長期の心理的なサポートが必要になる。

30 高齢になって聞こえなくなった場合には,生活の経験もあり,読話や筆記,補聴器の使用などの代替のコミュニケーション手段が使えるので,困ることは少ない。

31 障害者が外出したときにじろじろと見られたり,無視されたりすると疎外感や孤独感が生じる。このような周囲の態度によって生じるバリアを心理的バリアという。

32 障害者が資格や免許の取得,就学,就労などにおいて障害を理由に受ける差別を物理的バリアといい,障害者の人権や尊厳を損ないかねない。

33 障害者への情報的バリアは,障害者の社会参加の機会を制限し,社会からの隔絶感をもたらしやすい。

34 薬物依存症者のセルフヘルプグループが運営するダルク(DARC)では,グループミーティングなどを行いながら,傷ついた心と身体を癒して日常生活への回復を目指している。

35 軽度障害の子供に対しては、学習上のつまずきを早く発見し、その努力不足を指摘して本人の自覚を促すことが重要である。

36 学習障害の子供は、知的な発達が全般的に遅れているために、読み書きや計算が苦手である。

37 高機能自閉症とは、自閉症のうち知的障害を伴わない状態を言う。

38 注意欠陥・多動障害の子どもは、中度・重度の知的障害や自閉症が認められないにもかかわらず、「不注意」、「多動症」、「衝動性」などによって日常生活に困難を伴う。

39 音声言語習得の中途失明者の場合、時間が経つと発音の明瞭度は低下することが多い。

40 発声障害には、咽頭(いんとう)摘出により食道発声が必要になるような場合のほかに、心理的な原因によるものも含まれる。

41 吃音(きつおん)では、構音は明瞭でも話し言葉の流れに障害があり、場面や相手によってその状態は左右されやすい。

42 失語症は脳の言語機能が損傷された結果生じるものであるが、理解面より発話面での障害が大きい方がコミュニケーションの困難性が増す。

43 構音障害のある脳性麻痺者の場合、コミュニケーションの代替手段として携帯型対話装置やワープロなどが、しばしば用いられる。

44 ピック病は、不安を生じるような心的問題やストレスが主な原因であり、原因の除去により対応することが可能である。

 

解答
1:×バーバリズム(Barbarism)視覚障害分野では、適切な観念やイメージの伴わない言語のみの理解をいうので言語使用の頻度が少ないことではありません。

2:×ブラインディズムとは、先天性視覚障害児によく見られ、指を眼に押し当てたり、口に入れたり、身体をゆすったりする特徴的な行動のこと。

3:×共感とは、お年寄りや障害者の感情を共有することをいいます。この問題にある同一化とは「障害者の気持ちになりきることで、自分の中に生じた不安を解消すること」、また投射とは、障害などを他人のせいにしたりして心の安定をはかることですから共感とはほど遠いものです。

4:○「感情の受容」とはお年寄りや障害者の気持ちをあるがままに受け入れるということ・・また「感情の明確化」とはお年寄りや障害者の複雑に入り混じった感情に寄り添いながら、気持に近いことばを捜して言語化したりするなかで共感しあうことです。

5:○レクリエーションでは活動の成果が大事なのではなくそこに行き着く過程が大事だということです。

6:○失語症とは脳損傷によって出現する言葉の障害で、言葉の機能(聞く、読む、話す、書く、計算)のすべての面に何らかの困難が生じる症状です。

7:×本人の性格の違いで受け止め方などもかなり違いがあります。

8:○強い劣等感を持つことにより性格が内向きになりやすい傾向をもちます。

9:×障害が発生した直後は劣等感を抱かない指導よりも共感とか、受容とかのケアのほうが重要です。

10:○ある日突然身体機能が欠落し、その事を受け入れられず、このようになった自分を責める傾向があります。

11:○障害を受け入れられるようになるには壮絶な精神の葛藤があり、ショック、絶望、混乱、現実逃避、希望、挫折を繰り返します。でも少しずつプラス面を発見するにつれてプラス思考へと気持ちが変化することが多いです。

12:○先天性の障害者に比べたら、障害になったことへの不幸感って大きいですね。
13:×先天性の視覚障害者では子供より大人のほうが手話への依存度が高いです。

14:○その通りです。注意持続の困難と多動傾向という表現は難しいですが、ようするに注意持続の困難と多動傾向があるということです。

15:×言語障害には構音器官の障害いがいにも脳出血、脳梗塞等の脳血管障害や交通事故による頭部外傷による失語症もあります。

16:×幻肢と言うのは、肢体不自由者などが失われた手足が未だにあるような感覚を言います。

17:×

18:○たしかに障害の受け止めは発達段階を追って変動し,また個人差も大きいですね。

19:×障害過大視の傾向は先天性の障害者より中途障害者において大きいが、児童にくらべこれまでの人生経験を積んできた成人のほうがこの傾向は強いです。

20:×身体障害のイメージは健常者においても心理的体験としてみられます。

21:×よく適応している障害者は,欲求不満の耐性=欲求不満に耐える力が「弱い」のではなく「強い」ので物事に柔軟に対処でき人間関係も良好です。

22:○児童の場合には、成人に比べ積んできたいろいろな経験も少ないことから、考えかたが抽象的に、また観念的にならないように指導する必要性があります。(つまりバーバリズムに陥らないようにする必要があるということ)バーバリズム(Barbarism) 視覚障害分野では、適切な観念やイメージの伴わない言語のみの理解をいいます。

23:×体の構成は、ある部分が障害を受けても他の感覚器官が一定程度補完できる仕組みになっています。

24:×感覚機能障害(視聴覚障害外等)ではそのハンディがあるがゆえに人格形成においても大きく影響を受けることが多いです。

25:×自分の意志や欲求があれば外界からの情報量について制限をうけることはありません。

26:○抽象的な問題文ですが、ようするに感覚機能障害にたいしてはその機能障害だけに目を向けるのではなく社会生活をしていく上での活動なども視野にいれてケアをする必要があるということですね。

27:×下肢重度障害者の生活空間の拡大がたとえ改善されたといても、それだけで社会復帰への条件が満たされるものではありません。それ以外にも必要な社会復帰メニューはたくさんあります。

28:○

29:○

30:×

31:○じろじろ見られたり、無視されたり・・それ以外にも健常者が障害者を哀れむ態度は、人間としての上下関係を意識させ、それは障害者に対する侮蔑意識と隣合わせであり、障害者に心理的バリアをもたらすことになるので注意しなければなりません。

32:×これは「物理的バリア」ではなく「制度的バリア」といいます。

33:○情報的バリアとは新聞、雑誌等やTV、ラジオ等の情報が得にくいことをいうが、このことにより就労情報、イベント情報などが制限されることから社会からの隔絶感をもたらしやすいです。

34:○ダルクという薬物依存症セルフケアグループの名前を是非覚えてください。ダルクとは、毎日グループセラピーを行いながら、薬物依存症から回復したいと望む仲間の集まる場所です。

35:×努力不足を指摘しては意欲もなくなりますよね。能力に見合った指導ならいいと思います。

36:×この障害では全般的な知能発達には障害は見られません。

37:○その通りで、脳の障害はあるものの、知能の遅れはありません

38:○なかなか、いい問題文です。このまま覚えて損はありません。これらの問題はよく出る問題でもあります。

39:○

40:○器質的障害以外に、心理的要因によるもの(心因性発声障害)もあるので正解です

41:○吃音障害とは、話し言葉でのリズムがうまくはたかない障害です。(構音とは下顎骨・舌・口蓋帆・口唇などの発語器官を動かすことによって、口腔・咽頭・鼻腔の形態を変化させ、言語音として必要な特性を音声波に与える操作のことです。)この問題にもあるように、この障害では場面や相手によってその状態は左右されやすいです。

42:×失語症の分類を理解しましょう。

   運動失語:言語理解は○、しかし言語表出は×

   感覚失語:言語表出は△、しかし言語理解は×

   発話の障害も言語理解障害も共にコミュニケーションの困難性がある

43:○

44:×アルツハイマーと同じように比較的若い老年者に見られる認知症です。原因は不明・・従って間違いですね

 

3連携と協働

1)地域におけるサポート体制 →○行政・関係機関との連携 ○地域自立支援協議会との連携

2)チームアプローチ→○ 他の福祉職種との連携 ○保健医療職種との連携

 準備中

 

4家族への支援

1)家族への支援 →○家族の障害の受容の過程での援助 ○家族の介護力の評価 ○家族のレスパイト

問題

1 レスパイトサービスとは障害のある人とそのご家族が安心してゆったりとした生活が送れるように、障害のある人を一時的に介護する支援サービスである。

2 レスパイトサービスは在宅派遣型のサービスと、ショートステイ型のサービスの組み合わせで行われる。

 

解答

1:○このことにより家族介護者が心身の疲れを回復し一息つけるようにするものです。

2:○

 

第24回 筆記試験

 

問題87 ICFInternational Classification of Functioning, Disability and Health;国際生活機能分類)にしたがって次の状態を定義した場合、正しいものを一つ選びなさい。

出題基準「障害の理解」1: 障害の基礎的理解 1)障害の概念 →○障害の捉え方、ICIDH(国際障害分類)からICF(国際生活機能分類)への変遷、その他

1 片足を切断しても義足を着けて歩くことができるのは「参加」である

2 右片麻痺があるが福祉用具を使って食事を作ることができるのは「活動」である

3 尿失禁が思わぬときに起こるのでゲートボール大会への出場を控えるのは「活動制限」である

4 調理や掃除等の生活行為ができなくなるのは「参加制約」である

5 盲導犬利用者が結婚式への出席を断られるのは「活動制限」である

解答

1:×この説明は「生活機能レベル」です・

2:○下記の参考をご覧ください。

3:×「参加制約」の例です。

4:×「活動制約」の例です。

5:×「参加制約」の例です。

参考

生活機能の3つのレベル

1:「心身機能・構造」(生命レベル)とは、手足の動きなどの体の働き、精神の働き、視覚、聴覚、体の一部分などのことです。

2:「活動」(生活レベル)とは、生きていくために基本的に必要な日常生活行為(ADL)のことで、歩いたり、食事をしたり、トイレに行ったり、お風呂に入るなどの行為のことです。また、家事や仕事、趣味などの余暇活動もこの中に含まれます。

3:「参加」(人生レベル)とは、社会的な出来事に関与したり、役割を果たすことで、家庭内の役割や仕事場での役割、地域活動への参加などのさまざまなものが含まれます。

ICFは生活機能というプラス面を重視するようになりましたが、マイナス面を無視するわけではありません。マイナス面については、プラスを前提としてそこに問題が生じた状態(マイナス)を見ます。「心身機能・構造」の場合「機能障害」、「活動」の場合「活動制限」、「参加」の場合「参加制約」となります。例えば歩行という「活動」において、下肢の筋力が低下したために歩行が不十分になることが「活動制限」です。

by 「うぐいすリハビリ研究所 所長 鴬 春夫氏」を参考としました。

 

問題88 ノーマライゼーションに関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。

出題基準「障害の理解」1: 障害の基礎的理解2)障害者福祉の基本理念→○ ノーマライゼーション、リハビリテーション、国際障害者年の理念、その他

1 大規模入所施設を増加させた。

2 スウェーデンで初めて提唱された。

3 昭和40年代の日本の障害者施策に強い影響を与えた。

4 「統合教育」という意味である。

5 障害者基本計画を支える理念の一つである。

解答

1:×デンマークではノーマライゼーション思想の普及の中で、それまで国が運営していた大規模な障害児・者施設が解体され、地方に分散されました。

2:×ノーマライゼーションはデンマークのバンク=ミケルセンにより初めて提唱され、スウェーデンのニイリエにより世界中に広められました。

3:×

4:×「統合教育」は、予め健常児と障害児を区別した上で、同じ場所で教育するというものでる。ノーマライゼーションは「障害者を特別視せず、普通の人と同じように受け入れ、ともに同じ社会の一員として生活を営んでいこう」という考え方ですから同じ意味とはいえません。

5:○障害者基本計画では「ノーマライゼーション」と「リハビリテーション」を基本理念として、障 害者の「完全参加と平等」の実現を目指しています。

 

問題89 自宅療養中のEさん(76歳、男性)は、他人への意思伝達は筆談で行っている。また、歩行のときには、右手でT字杖を使用し、左足に短下肢装具を装着している。

Eさんの現在の障害の状況として、最も適切なものを一つ選びなさい。

出題基準「障害の理解」2:障害の医学的側面の基礎的知識7)障害に伴う機能の変化と日常生活への影響→○ 障害のある人の特性を踏まえたアセスメント(保たれている能力と低下している能力の把握、家族との関係の把握)

1 失語

2 記憶障害

3 片麻痺

4 失調

5 大腿の切断

 

解答

1:×失語症になると筆談も困難なのが一般的です。

2:×

3:○「右手でT字杖を使用し、左足に短下肢装具を装着」という記述から左片麻痺と推測できます。

4:×

5:×大腿を切断しているとすれば短下肢装具を装着していることはありません。

 

問題90 内部障害に関する次の記述のうち、最も適切なものを一つ選びなさい。
出題基準「障害の理解」2:障害の医学的側面の基礎的知識 1)身体障害 →○視覚障害の種類と原因と特性 ○聴覚障害、言語機能障害の種類と原因と特性 ○肢体不自由の種類と原因と特性 ○内部障害の種類と原因と特性
1
 慢性閉塞性肺疾患(chronic obstructive pulmonary disease)では、透析療法が必要となる場合がある
2
 慢性腎不全(chronic renal failure)では、在宅酸素療法が必要となる場合がある
3
 大腸がん(colorectal cancer)では、消化管ストーマが必要となる場合がある
4
 ヒト免疫不全ウィルス(HIV)病(human immunodeficiency virusHIVdisease)では、尿路ストーマが必要となる場合がある
5
 肝硬変(liver cirrhosis)では、埋(植)込式心臓ペースメーカーが必要となる場合がある

解答

1:×慢性閉塞性肺疾患は代表的な慢性呼吸器疾患の一つで、さまざまな有毒なガスや微粒子の吸入、特に 喫煙がきっかけになり 、肺胞の破壊や気道炎症が起き、緩徐進行性および不可逆的に 息切れ が生じる病気です。透析療法は腎臓 の機能を人工的に代替する治療で慢性閉塞性肺疾患の治療とは関係ありません。

2:×在宅酸素療法は肺の機能が低下し、体に必要な酸素が取り込めない人が、自宅で酸素吸入器を利用して酸素供給をするものです。慢性腎不全は腎臓の機能が低下した状態ですが、酸素療法を行うことはありません。

3:○大腸癌で肛門機能が失われた場合には 人工肛門(ストーマ)を使うことがあります。

4:×

5:×心臓ペースメーカーは心臓の鼓動が途切れたり、一定以上の間隔を超えてしまったりすると、それを察知して電気刺激を心臓に送り、心臓が正常に働くための装置です。従って肝硬変でそれが必要とされることはありません。


問題91 失語症(aphasia)に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。
出題基準「障害の理解」2:障害の医学的側面の基礎的知識 1)身体障害 →○視覚障害の種類と原因と特性 ○聴覚障害、言語機能障害の種類と原因と特性 ○肢体不自由の種類と原因と特性 ○内部障害の種類と原因と特性
1
 あいさつなどの定型化している言葉は障害されやすい。
2
 脳血管障害(cerebrovasucular disorder)による構音障害は失語症に含まれる。
3
 文や文章よりも単語の理解が困難になる。
4
 聴覚障害から生じる音声言語の不正確さは失語症に含まれる。
5
 聴覚的理解を補うためには、はっきりした言葉でゆっくりと話しかける。

解答

1:×挨拶など定型化しているものや感情的な言葉については、言語野が損傷されても残っていることが多いです。

2:×構音障害は、失語症と違って、言いたいことばが思い出せないということがないので構音障害は失語症に含まれません。

3:×失語症では文章などの理解が困難になります。失語症の人には理解し易いように箇条書きにするなどの配慮が必要になってきます。。

4:×

5:○


問題92 統合失調症(schizophrenia)の回復期の対応として、適切なものを一つ選びなさい。
出題基準「障害の理解」2:障害の医学的側面の基礎的知識2)精神障害→○ 精神障害の種類と原因と特性 ○高次脳機能障害の種類と原因と特性
1
 新しい事を数多く体験することで自信を持たせる。
2
 発症前の生活リズムにすぐに戻すよう支援する。
3
 病の体験と現実との葛藤があることを理解して支援する。
4
 家族と相談しながら薬を減らすよう勧める。
5
 同世代の人と同じように仕事や余暇活動をするという目標を立てる。

解答

1:×むしろ混乱して自信をなくすることがあります。

2:×すぐに戻すのではなく徐々に戻すような支援のありかたが必要です。

3:○

4:×薬の処方に関しては精神科医の領分となります。

5:×同世代の人と同じ目標であせって社会復帰の目標をたてると無意識のうちに力がこもって、新しいストレスを抱えてしまうことになります。徐々にペースをつかんでいくような目標がいいでしょう。.


問題93 高次脳機能障害(higher brain dysfunction)の種類と症状に関する次の記述のうち、適切なものを一つ選びなさい。
出題基準「障害の理解」2:障害の医学的側面の基礎的知識2)精神障害→○ 精神障害の種類と原因と特性 ○高次脳機能障害の種類と原因と特性
1
 遂行機能障害のため、日常生活や仕事の内容を計画して実行できない
2
 半側空間無視のため、歯ブラシの使い方が分からない
3
 社会的行動障害のため、字の読み書きができない
4
 失行のため、同時に二つ以上のことに気配りできない
5
 注意障害のため、突然興奮したり、怒り出す

解答

1:○

2:×使い方は知っているが、目の前の空間の半分(多く左側)に注意が向かない障害です。

3:×すぐに人に頼ったり子供っぽくなったり、欲求のコントロールができなくなったり、感情コントロールができないなどの障害です。

4:×麻痺はないのに意図した動作や指示された動作ができなくなる障害です。

5:×この文章は社会的行動障害の説明なので間違いです。

 

参考

高直脳障害の社会的行動障害→すぐに人に頼ったり子供っぽくなったり、欲求のコントロールができなくなったり、感情コントロールができないなどの障害のことをいう。

高次脳機能障害の注意障害→注意を向けること、維持することの障害である。

高次脳機能障害の記憶障害→新しいことを記憶することが困難になる障害である

高次脳機能障害の行動と感情の障害→行動や感情をコントロールすることの障害である

高次脳機能障害の遂行機能障害→日常生活や仕事の内容を整理・計画・処理・実行することの障害である。

高次脳機能障害の失語症→話す・聞く・書くことの障害である。

高次脳機能障害の半側空間無視→目の前の空間の半分(多く左側)に注意が向かない障害である。

高次脳機能障害の失行症→麻痺はないのに意図した動作や指示された動作ができなくなる障害である。

高次脳機能障害の地誌的障害→地理や場所についてわからなくなる障害である。

高次脳機能障害の失認症→見ているもの・聞いているもの・触っているものがわからなくなる障害である。

高次脳機能障害の半側身体失認→身体の片側(主に麻痺側)に対する認識が低下してしまう障害である。


問題94 知的障害に関する次の記述のうち、適切なものを一つ選びなさい。
出題基準「障害の理解」2:障害の医学的側面の基礎的知識3)知的障害→○ 知的障害の種類と原因と特性
1
 一度、正常に発達した知的機能が、脳の器質的障害により低下した状態をいう。

2 知的機能の障害及び日常生活の支障によって特徴づけられる。
3
 その障害がおおむね10歳までにあらわれたものをいう。
4
 重症心身障害とは、重度の知的障害と重度の内部障害が重複した状態をいう。
5
 知的障害児・者の施設入所者数は在宅者数に比べて多い。

 

解答

1:×「知的障害者」とは「知的機能の障害が発達期(おおむね18歳まで)にあらわれ、日常生活に支障が生じているため、何らかの特別の援助を必要とする状態にあるもの。」と定義されています。

2:○「知的障害者」とは「知的機能の障害が発達期(おおむね18歳まで)にあらわれ、日常生活に支障が生じているため、何らかの特別の援助を必要とする状態にあるもの。」と定義されています。

3:×「知的障害者」とは「知的機能の障害が発達期(おおむね18歳まで)にあらわれ、日常生活に支障が生じているため、何らかの特別の援助を必要とする状態にあるもの。」と定義されています。

4:×重症心身障害とは 重度の肢体不自由と重度の知的障害とが重複した状態をいいます。

5:×施設入所者(約12万人)よりも在宅者(約42万人)のほうが圧倒的に多いです。

 

問題95 広汎性発達障害の特性として、正しいものを一つ選びなさい。

出題基準「障害の理解」2:障害の医学的側面の基礎的知識 4)発達障害→○ 発達障害の種類と原因と特性

1 親の育て方による障害

2 本人の努力不足による障害

3 その症状が通常成人期以降に発現する障害

4 コミュニケーションの障害

5 廃用症候群による障害

 

解答

1:×

2:×

3:×

4:○

5:×

参考

「広汎性発達障害」は、「自閉症」「アスペルガー症候群」「レッド症候群」「小児期崩壊性障害」「その他の自閉症」という5つ障害の総称です。

 この障害では、人と関わることが苦手、会話が苦手で自分の言いたいことだけを一方的に話してしまう、何か想像して行動するのが苦手で、おままごとやお買い物ごっこなどが上手にできないといった特徴があります。このような「社会性の障害」「コミュニケーションの障害」「想像力とそれに基づく行動の障害」が、3歳までに6ヶ月以上見られた場合、広汎性発達障害の診断を考慮します。

 

問題96 知的障害があるFさん(51歳、女性)は、入所施設で生活介護を受けながら生活していた。ADLActivities of Daily Living;日常生活動作)は自立しているが、家事や金銭管理について援助が必要な状況である。家族から経済的支援、精神的支援を得ることはできない。ある日、Fさんから「仕事はできないけれど、ここから出て暮らしてみたい」との希望があり、検討することになった。入所施設がFさんの地域生活を支援するためのアプローチとして、最も適切なものを一つ選びなさい。

出題基準「障害の理解」3:連携と協働 1)地域におけるサポート体制 →○行政・関係機関との連携 ○地域自立支援協議会との連携

 

1 就労以降支援の利用を勧める

2 行動支援を受けるために、市町村に申請する

3 一人で外出できるように、入所施設内で手引き歩行の訓練を行う

4 発達障害者支援センターに連絡を取り、支援を依頼する

5 地域自立支援協議会に個別支援計画の検討を依頼する

 

解答

1:×問題文中「Fさんから「仕事はできないけれど、ここから出て暮らしてみたい」との希望があり」とあるので就労支援は不適切です。

2:×問題文中「ADLActivities of Daily Living;日常生活動作)は自立している」とあるので行動支援を市町村に申請するのは不適切です。

3:×問題文中「ADLActivities of Daily Living;日常生活動作)は自立している」とあるので手引き歩行の訓練は必要がない。

4:×発達障害者支援センターとは ... アスペルガー症候群、その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害など発達障害のある方とそのご家族、関係する方たちのための支援センターです。ですから知的障害者は支援の対象となりません。

5:○地域自立支援協議会とは障害のある人とない人が、ともに暮らすことのできる地域づくりのため、市民、事業者、行政が協働して取組を進めるものです。ここでは個別の支援計画も検討します。

参考

日常生活動作(ADL)とは、食事・更衣・移動・排泄・整容・入浴など生活を営む上で不可欠な基本的行動を指します。

 

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