コミュニケーション技術(試験に必要と思われるもののみ掲載。たの科目と重複するもについては省略しました。)
介護におけるコミュニケーションの基本(出題基準)
問題
1 メッセージを伝える伝達経路には、言語的チャンネルと非言語的チャンネルがある。
2 コミュニケーションを妨げる要因を雑音というが、雑音の種類には物理的雑音、身体的雑音、心理的雑音などがある。
3 物理的雑音には大きな音や耳障りな音、また、不適切な温度、汚れた空気などなど音以外の雑音がある。
4 身体的雑音とは疾病による聴力の障害、言語の障害、話し言葉の障害など身体障害があるためにコミュニケーションが妨げられている場合を示す。
5 心理的雑音には、心理的防衛機制に加えて、偏見や誤解に基づく先入観などがある。
6 自己開示とは自分自身に関する情報を、本人の意志のもとに特定の他者に対して言語を介して伝達することである。
7 「私はあなたに十分関心をもっていますよ」と相手にごく自然に伝える身体的動作を、英語の頭文字をとって「SOLER」(ソーラー)と名付けている。
8 かかわりをもつ「ソーラー」の五つの基本動作は、@利用者とまっすぐに向かいあう。A開いた姿勢。B相手へ少し身体を傾ける。C適切に視線をあわせる。Dリラックスして話を聞く。である。
解答
1:○言語的チャンネルには、話し言葉、書き言葉があります。非言語的チャンネルにはジェスチャー、表情、、身体的接触、服装、髪型などがあります。
2:○
3:○
4:○補聴器などの補助器具の不具合でコミュニケーションが妨げられているいる場合も身体的雑音に該当します。
5:○
6:○
7:○
8:○
介護場面における利用者・家族とのコミュニケーション(出題基準)
問題
1 イーガン(Eagan.J)は共感の技法を第一次共感及び第二次共感というレベルに分けた。
2 第一次共感は基本的共感ともいわれ、相手の話をよく聴き、その話を理解し、話に含まれている思いを受け止め、内容の理解と思いをこちらの言葉に変えて応答する技法である。
3 第二次共感は深い共感ともいわれ、第一次共感よりもさらに進んで、相手が表出していない心のなかに込められた思いも含めて応答する技法である。
4 納得と同意を得る方法として「明確化」の技法があるが、まとまりのつかない場合に「たしかなことかどうか」を尋ねる技法である。
5 納得と同意を得る方法として「焦点化」の技法があるが、利用者の話す内容を受け止め、介護者が自分のなかで理解し、まとめたうえで、全体として利用者に戻すことである。
6 納得と同意を得る方法として「要約」の技法があるが、会話の内容、それが意図していることの意味、感情や思いの内容などを総合的にまとめ利用者に伝える技法のことである。
7 納得と同意を得る方法として「総合的な直面化」の技法があるが、相手が自分の行動や行動がもたらす影響について、今よりも深くとらえられるようなきっかけを設けることである。
8 質問の種類には「閉じられた質問」「開かれた質問」「重複する質問」「矢継ぎ早の質問」「なぜ?の質問」、「評価的な質問」「遠まわしの批判となる質問」などがある。
9 「閉じられた質問」とは、「はい」または「いいえ」で答えられる質問のことである。
10 「開かれた質問」とは、相手に自由を認め、相手が自分自身の選択や決定による答えを見つけることを促すものである。
11 「重複する質問」には二つの型があり、一つは「…ですか?それとも…ですか?」と尋ねるものである。もう一つの型は、二つの異なった質問を同時に尋ねるものである。
12 「矢継ぎ早の質問」はたくさんの質問を短時間に行う場合に用いられる。
13 「なぜ?」の質問は対人援助の過程ではあまり用いられることがない。
14 ケースワークの原則である「個別化」とは、援助者は偏見や先入観を排し,人間についての知識を広く深く身に付けることを通して,利用者を個人として理解するということである。
15 ケースワークの原則である「秘密保持」とは援助者は利用者に関する秘密を守らなければならないということである。
16 ケースワークの原則である「非審判的態度」とは援助者は利用者を審判したり,批判てはいけないということである。
17 ケースワークの原則である「意図的な感情の表出」とは援助者は利用者がその感情を自由に表現できるように援助しなければいけないということである。
18 ケースワークの原則である「受容」とは、援助者は利用者の道徳的批判や価値観を超えて、あるがままを受け入れるということである。
19 ケースワークの原則である「自己決定」とは援助者は利用者の自分で決める権利を認識しなければならないということである。
20 ケースワークの原則である「統制された情緒関与」とは、利用者が援助者から適切な反応を受けたいというニーズを前もって認識し理解しなければならないということである。
解答
1:○
2:○
3:○
4:○
5:○
6:○
7:○
8:○
9:○閉じられた質問の欠点としては、この質問を多用することで利用者の意向を制限してしまうことです。良い点としては何か特別な事柄や状況を明確にしようとする場合に短時間にはっきりした状況などが浮かび上がる点です。
10:○開かれた質問では利用者が話の展開をリードすることになります。
11:○「…ですか?それとも…ですか?」と尋ねる質問は選択肢が二つに限られている場合に適しています。二つの異なった質問の例としては、「この施設に入る前はどちらにいましたか? 家族とは一緒に暮らしていましたか?」といったように使用されます。
12:○この質問では質問を受ける側は、感情をこめて聴くことが困難になります。
13:○
14:○
15:○
16:○
17:○
18:○
19:○
20:○
利用者の特性に応じたコミュニケーション(出題基準)
省略・・
介護におけるチームのコミュニケーション(出題基準)
問題
1 介護における記録の目的には、利用者の生活の向上、よりよい介護サービスを提供、介護福祉士の教育及びスーパービジョンなどがある。
2 介護記録に書く事実には、主観的事実と客観的事実があり、利用者の主観的事実は支援活動において非常に重要である。
3 介護記録を記述する場合には「叙述体」・「要約体」・「説明体」などが使われる。
4 介護記録での「説明体」とは、起こった出来事に対して介護者が解釈して説明を加えるときに用いる文体である。
解答
1:○
2:○
3:○叙述体とは客観的事実や起こったことをそのまま用いるときに用います。要約体は不必要に記録が長くならないように要点を整理してまとめる文体です。
4:○
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