保健医療(入浴・清潔の介護)

 

@入浴・清潔介護の意義

・生理的な意義  身体を保護し、身体の各機能を保持

・心理的な意義  爽快性、快適な気分で苦痛や倦怠感緩和

・社会的な意義  社会性を高める

 

A入浴・清潔の介護対応

・個別性に配慮し、関係する職種が連携してケアを行う。

・褥瘡、脱水の早期発見、自傷行為や虐待の発見にもつなげていく

 

B浴・清潔のアセスメントとケア

・入浴・清潔介護の留意点

入浴  ヒートショック、転倒、溺水(できすい)、やけど等の事故に注意

清拭  居室の室温を適温にする。露出を最小限にする。

手浴・足浴  やけどに注意  適温調整

洗髪  頭皮、毛髪の事前チェック  洗髪後の乾燥

整髪  

洗顔  目、鼻、耳の汚れの除去

歯磨き  口腔内の清潔を保つ

爪切り  

ひげそり  肌に傷をつけないよう注意

化粧  利用者の社会性を高める  心理的変化をもたらす意義

更衣  寝巻から普段着に着替えることで生活のリズムをつかむ

 

入浴・清潔の介護に関する過去問題をピックアップ

1 入浴の際に、皮膚の発赤や新しいアザを見つけても、褥瘡のできる部位でなければ、そのままにしてもかまわない。

×褥瘡には好発部位があるが、それ以外の個所にできないというわけではないので、皮膚の発赤等には適切に対応する必要がある

2 身体の清潔の援助は、全身の皮膚を観察し、早期に褥瘡を発見する機会となる。

〇特に好発部位については十分に観察し、褥瘡の発生を見落とさないようにすることが重要である。

3 入浴の際に、新しいあざを見つけても、褥瘡でなければ、そのままにしてもかまわない。

×適切な対応が必要

4 入浴によって、循環動態に負荷を与えることはないため、心身のリラックスに重点をおいた介護を行う。

×循環動態に負荷を与えるのでリスク管理が「必要

追加5 整髪は本人の意欲を高める意義がありm介護保険の給付の対象になっている。

×給付対象外

6 化粧には、利用者の社会性を高め心理的な変化をもたらす意義があるため、できるかぎり支援すべきである。

7 入浴は、全身の保清を図り、 血液循環や新陳代謝を促進する。

8 清拭をするときには, その部屋の温度を確認する。

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