保健医療(睡眠の介護)
@高齢者の睡眠障害
・入眠困難→夜ねつけない
・中途覚醒→夜間に目が覚めて寝れなくなる
・熟眠障害→睡眠が浅くぐっすり眠れない
・その他の睡眠障害
睡眠時無呼吸症候群→睡眠中に無呼吸や低呼吸を繰り返し睡眠不足となり中途覚醒や昼間の眠気、熟睡感がない症状
安眠を妨げる→夕方から深夜にかけ下肢中心としてムズムズするような不快感や痛み
A睡眠のアセスメントと支援
・睡眠障害の原因
日中の活動量減少や生活リズムのくずれ
身体の痛みやかゆみ、呼吸困難、頻尿など
認知症やうつ病
睡眠の介護に関する過去問題をピックアップ
1 睡眠障害は、痛みやかゆみ、咳、呼吸困難、頻尿などが原因となることがある。
〇睡眠障害の身体的要因として、痛みやかゆみ、咳、呼吸困難、頻尿、ほてりなどがある。
2 睡眠時無呼吸が認められる高齢者では、中途覚醒することがないため、昼間は眠気を感じないことが多い。
×睡眠時無呼吸があると中途覚醒することがあり、睡眠が十分にとれないため、昼間に眠気を感じることが多い。
3 認知症では、夜間の不眠とともに午睡が増え、昼夜逆転をきたしやすい。
〇認知症では、夜間の不眠とともに午睡(昼寝)が増え、不規則な睡眠・覚醒リズムに陥り、昼夜逆転をきたしやすい。
4 睡眠障害は、集中力や注意力の低下などにより、歩行時の転倒を引き起こしやすい。
〇睡眠障害による集中力や注意力の低下は、転倒事故の誘因となる。
5 通常、施設入所による環境変化や生活習慣の変化により、睡眠が十分に取れるようになる。
×環境変化や生活習慣の変化は、不眠の原因となることがある。
6 身体疾患の進行や増悪は睡眠の質に影響を与えるため、それが適切にコントロールされているかを確認する。
〇身体変化や精神状況は睡眠の質に影響を与えるため、不眠の援助においては、疾病や精神状況を把握することも重要となる
7 高齢者は、夜間の睡眠時間は長くなる傾向にある。
×短くなる傾向
8 睡眠時無呼吸が認められる高齢者では、中途覚醒することが多く、昼間の眠気などの症状が出る。
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9 睡眠時無呼吸症候群、レストレスレッグス症候群などは、専門的な診断を必要とする。
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10 認知症では、夜間の不眠と共に、午後の睡眠が増え、夜間逆転をきたしやすい。
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