医学的診断等に関する過去問題をピックアップ

1 医学的診断のプロセスでは、主訴の前に、家族歴や既往歴の聴取を行う。

×最初にすることは主訴の聴取

2 診察や検査は、患者の身体的負担が小さいものから行うことが原則である。

3 予後とは、病気の診断結果そのものを指す。

×予後とは病気の経過の見通しのこと

4 予後とは、疾患が今後たどり得る経過のことをいう。

5 疾患の予後に関する情報は、高齢者本人にのみ説明する必要がある。

×本人にのみならず介護支援専門員に対しても情報交換したほうが効率的です。

6 認知症などの場合には、本人の意思を確認する機会をもつことが必要である。

7 がんの場合、身体機能は長期間にわたって徐々に低下する。

×進行に伴い急速に身体機能が低下する。

8 要介護状態では、転倒、骨折、誤嚥性肺炎、尿路感染症、褥瘡などの合併症がおこりやすい。

9 インフォームド・コンセントは、治療に関わるものなので、検査には必要とされない。

×検査についてもその必要性、方法、その結果、予想される危険性等は説明と同意が必要となります。

10 医学的診断の過程においては、インフォームド・コンセントが重視されている。

11 患者が医師から説明をきちんと受けた上で同意することをインフォームド・コンセンスという。

12 認知機能が低下している場合には、本人への治療方法の説明は省略する。

×認知機能が低下しているから判断 できないと決め付け,本人への説明が省略されることはあってはなりません。

13 指定居宅介護支援事業者は、あらかじめ、利用者又はその家族に対し、入院する場合には、担当の介護支援専門員の氏名及び連絡先を入院先に伝えるよう求めなければならない。

〇義務付けられています。

14 認知症高齢者では、生活や療養の場所が変わることが心身の状況に悪影響を及ぼすおそれがある。

15 入院時情報連携加算は、指定居宅介護支援事業者が、その利用者が入院した医療機関に対し、ファックス等で情報提供した場合でも算定することができる。

16 医師個人の経験だけに頼るのではなく、科学的な根拠に基づいた医療をナラティブ・ベースト・メディスン(Narrative Based Medicine ::NBM)という。

×NBMは患者が語る病の体験を、医師が真摯に聞き、理解を深め、また対話を通して問題解決に向けた新しい物語を創り出すこと。医師個人の経験だけに頼るのではなく、科学的な根拠に基づいた医療はEBM

17 EBMとは患者本人の語りを中心にして患者の自己決定を支援する医療であり、高齢者を支援するうえで重要視されている。

×EBMとは根拠や証拠に基づいた医療のことである。

18 個々の人間の感じ方や考え方に耳を傾けて自己決定を促す医療をエビデンス・ベースト・メディスン(Evidence Based Medicine : EBM)という。

×患者の臨床上の問題について関連文献などを検索し、それらを批判的に吟味し、適応の妥当性を評価し、治療を選択すること。

19 治療は、診療に基づいて行うことが重要である。

20 居宅介護支援事業所から病院への情報提供のため、入院時情報提供書が使われることがある。

21 介護支援専門員は、患者自身が治療法を選択する際に、 第三者的な立場から助言してはならない。

×第三者的な立場から助言することは可能。本人の生活状況、家族背景、考え方などにお基づいた適切なアドバイスは必要

22 介護支援専門員は、退院前カンファレンスに参加することが望ましい。

23 チームアプローチでは、 住民によるボランティア活動を含まない。

×チームアプローチは専門職の医師、看護師とか保健師、ケースワーカー、民生委員等だけではなく住民によるボランティア活動も含まれる

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